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■とある生放送にて
それはある朝、ドラブラをやっていた際の話。
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その日は朝早く起き、いつもの日課をやるのにも一人だとつまらないので放送しながらやっていた。
朝8時くらいからだろうか。
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仕事をしながらだと中々ドラブラができず、本来であれば戦闘力を盛るのに必要な知識に疎い我。
他のMMOとは様々な面でオリジナリティが強く、今までのMMOの知識がGvG以外ほぼ役に立たないのは昔書いた通りだ。
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紫防具を装備していた我に「オレンジの装備、商店の店舗で売ってるよ」とか、「倉庫にあるそのチケット、◯◯と交換できるよ」とか。
正直今更聞けないことが多く、こういうところで指摘されると本当に助かるというのが本音。
むしろアイテム欄なんぞは常にごちゃごちゃしていて捨てていいアイテムすら分からないという本末転倒な状況なのは秘密。
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その日は木曜日であった。
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木曜のメインイベントといえば、言わずもがな、サークル戦だ。
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毎回サークル戦は強者ばかりと立て続けに当たっているので、最近はもうどこが来ても動じない心構えになっている。
全サーバーにおける強者たちと、
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戦闘力12万で渡り歩いてきた鋼の心は伊達じゃない。
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そして相手を見るため、イベント詳細を見てみると。
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鋼の心が砕ける音がした。
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■MMO海賊
xGate。
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ドラブラをやっていたら絶対に耳にしたことのあるサークル名だろう。
最強のランカーが勢揃いしたような、最強サークルの一つである。
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そのランカーの一人に以下の者がいる。
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卍ぺい様卍。
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この名前は他サーバーであってもTwitterをやっていればほぼ100%の人が知っているだろう。
圧倒的な戦闘力、たまに突如始まるチュンカ配布。
話題には常に事欠かない人物である。
数々のMMOを渡り歩いては旋風を巻き起こして台風のように去っていくという、まさにMMO海賊と言えよう。
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ぺい様とは前にやっていたゲーム、リネージュ2レボリューションのオフ会で会ってから何度もオフ会で会ったことがある。
彼のyoutubeを見てもらえれば分かるが、豪快な発言と迅速な行動力が人を惹きつける。
まさにワンピースのルフィのような、前線で仲間を引っ張ることのできるカリスマを持っている人物。
ちなみに少し前に新宿へ夜中にぺい様から呼び出され、急いでバイクを飛ばして行ったら酔い潰れていなくなっていたということもあったり、破天荒さも持ち合わせている。
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ちなみに彼との飲み会で発生した数々の 事件 出来事の話をし始めると コンプライアンス的にNG 話が長くなるので割愛とす。
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■巻き込み事故
話を生放送の時の話に戻す。
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早朝だというのにいつも来てくれるメンバーと話しながら、本日のxGate戦に対する感想などを言っていた時の話だ。
xGateの話になると自然と話はペイ様の話になるわけで。
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話は前回のxGate戦の話へ。
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過去に一度、サークル戦でxGateと戦ったことがあった。
結果としてはランカーの圧倒的な火力に対し、物量でカットをし続けたことにより戦線を維持してVVIPが勝利を収めた。
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ただその戦いではVVIPでマークしていたペイ様の目撃情報はそこまで多くなかった。
これはあとで聞いた話なのだが、Wifiの回線が不調だったらしく、切断ばかりで戦闘にならなかったということだった。
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ペイ様がいたら戦況もどうなっていたのか分からぬくらい、黒船的な存在だったのだが、これは致し方ないことだ。
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Twitterでも最近NURO光を導入したという情報も掴んでいる。
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何気なく、そんな話になっていた。
会話の流れ的には、
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視聴者「前回は回線が悪かったみたい」
ケンラウヘル「前は回線が弱かったから、最近NURO光を導入したらしい」
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こんな何気ない話だった。
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その直後であった。
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突拍子もなくペイ様本人が降臨。
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久々の訪問に困惑を隠しきれない我。
そして次の言葉に目を疑った。
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突如視聴者コメントから殺気が溢れる。
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こちらの弁論をする暇を与えない。
というか、そもそも弁論ではなくただの誤解のはずなのだが。
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そして有無を言わさず、
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情報操作戦に持っていかれる。
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理不尽以外の言葉が出てこない。
とにかくこの場を沈めなければいけない。
何か事が起きてからでは困る。
その思いで話しかけるものの、
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事後であった。
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しかしペイ様のことだ、冗談に決まっている。
念のためだがTwitterを開くと、
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開戦の狼煙が上がっていた。
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当然このツイートはxGateの者たちも見ているに違いない。
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しかし、こんなことで焦る我ではない。
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こういう冗談も一興というものだ。
茶目っけに過ぎぬ。
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繰り返す。
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こんなことで焦る我ではない。
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こんなことで焦る我ではない。
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かくして、VVIP対xGateとのサークル戦は、我への濡れ衣から火蓋を切ったのであった。
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次回へ続く。