『ハトルロワイアル』プロデューサー突撃インタビュー

『ハトルロワイアル』は2024年8月リリース予定のバトロワアクションゲーム。今回は開発を担当し、イメージキャラクターも務めている"ハト紳士"氏にインタビューを実施。本作のゲーム性や魅力、ハトに対する想いなどについて、ハトご本人に語っていただいた。

※ゲームは開発中のものです。記事中の内容は、実際のゲームと異なる可能性があります

なぜハトなのか?インパクト抜群の注目作に迫る

――本日はお忙しいところお時間いただき、ありがとうございます。まずは、ハト紳士さんについて簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

ハト紳士氏:どうも、ハト紳士です。株式会社ファクトリーでイメージキャラクターをやったり、ハトのゲームを作ったりハトの声の声優も担当しています。趣味はチェスです。

――ファクトリーさんはハトを題材にしたゲームが多いですが、そもそもなぜハトに注目したのかうかがってもよいでしょうか?

ハト紳士氏:私たちは数年前、『ハトジャンプ』というゲームからハトのゲームを作り始めました。

その時は技術もゲームの知識もほとんどなく、パッと見て記憶に残る、「何かがおかしいぞ」とインパクトを与えられるものを作りたいと考えていました。

そこで絵面的に何をモチーフにするのがいいかなと考えたときに、ハトになりました。

私は元々インコが好きで、最初はインコで探してみたのですが、なかなかいい感じの素材がないというか、インコだとインパクトが弱くて……。

いろいろな鳥の素材を探していく中でハトに行き着きました。

また、ゲームで世界を狙うことを考えたとき、ハトならみんな知ってるんじゃないかと思ったことも一因ですね。

――ちなみにあなたにとってハトとは?

ハト紳士氏:首の動きで我々を無料で楽しませてくれる生物と認識しております。

株式会社ファクトリーのイメージキャラクター兼『ハトルロワイアル』の開発も手掛けるハト紳士氏

――ありがとうございます。公式サイトにも「ハトは武器を装着するかの図解」が載せられているなど、真剣に遊んでいるところが印象的です。株式会社ファクトリーの社風なのでしょうか?

ハト紳士氏:実は私、幼い頃からボケるのが好きで……社風というか、ボケていてもついてきてくれてる仲間たちのおかげで、ボケ続けることが許されている感じです。

ただ、今回のゲームはちゃんと面白いゲームなので、「タイトルでも十分ボケてるから、必要以上にふざけるのはやめろ」とは最近言われました(笑)

リスポーンも可能! 20羽のハトが生き残りをかけて戦うバトロワゲーム

――それでは、『ハトルロワイアル』についてお聞かせください。どういったゲームになりますか?

ハト紳士氏:『ハトルロワイアル』は20羽のハトで対戦するバトルロワイアルゲームです。

飛行機から飛び立って好きなところへ着陸し、ハト同士で撃ち合って最後まで生き延びた1羽が勝利というゲームになります。

『フォートナイト』や『PUBG』、『荒野行動』をやっている方であれば、かなり理解しやすいゲームだと思います。

――1バトルのプレイ時間は決まっているのでしょうか?

ハト紳士氏:およそ5分程度でしょうか。時間経過で毒霧が外周から出てきて、徐々にバトルエリアが狭まる形式になります。

――バトル中は1度倒されると離脱、という形ですかね?

ハト紳士氏:実は倒された場合でも、1度だけリスポーンするチャンスがあります。ちょっと珍しい機能なのですが、30秒の動画広告を見ると1回復活できるようにしています。

また、ゲームをプレイしていくとコインが貯まるのですが、これを消化することでも1試合につき1回だけリスポーン可能です。

動画広告かコインどちらかを利用して、1バトルにつき1回だけリスポーンできるようになる、という仕組みです。

――なるほど。一度負けると終了、というバトロワが多い中では新しいですね!

ハト紳士氏:そうですね。邪魔になる可能性もあるかなとは思いつつ、マネタイズとしてちょうどいいなと思いまして。

――ありがとうございます。バトルはランダムマッチになるのでしょうか?例えば「友達とチームを組んで一緒に入る」といったことはできますか?

ハト紳士氏:バトルのマッチング後、40秒ほど待機場で待つ時間がありますので、そのタイミングで友達も入ってきたらいっしょにプレイできます。

ですので、タイミングを合わせていっしょに入っていただければマッチングしやすいと思います。

ゆくゆくはアップデートで集会所のような IDが必要な部屋を設けて、仲間内でいっしょに戦えるようなものにしようと考えています。

――バトルロワイヤル(最後の1人になるまで戦うルール)以外のルールはありますか?

ハト紳士氏:今のところはシンプルに生き残ったら勝ち、というもののみですね。今後の話としては、レーティングごとのランキングなどは実装したいと考えています。

――公式Xで展開されているマンガハトルロワイアルも印象的です。今後はどうなるのでしょうか?

ハト紳士氏:ストーリー自体はほぼ固まっているのですが、ちょうど腱鞘炎になってしまいまして、なかなか進みが悪く(笑)

――ありがとうございます。クライマックスに向けて楽しみにしています(笑)

マンガハトルロワイアルは公式Xで公開中!

ハトが映える作品を目指して試行錯誤

――開発にあたって、重視しているところ、苦労しているところなどがあればぜひお聞かせください。

ハト紳士氏:やはりゲームの特性上、複数名のプレイヤーがリアルタイムに動くというところは難易度が高いです。

多少のバグは許容しつつも、本来のゲーム性の部分の邪魔になるようなバグは徹底的につぶすというところをまずは意識しています。

楽しさに関しては、世の中にある素晴らしいバトロワゲームをお手本にしつつ、”ハトが映える”ものを、着実かつ長期的に追加していこうと考えています。

――ありがとうございます。PVを見て、ハトの動きがものすごくリアルでした。あのあたりはこだわっているのでしょうか?

ハト紳士氏:そうですね、首の動きなどはこだわっています。いくつかハトのゲームを作っていく中で、「首は何としても動かしたい」と思いまして。

仲間も同様にハトのゲームに携わってるので、ハトの文献や動画を見つけると興味を持って見てくれるようになりました。会社として徐々に”ハト力”が上がってきてますね(笑)

公式YouTubeよりティザームービー。この動画だけでもハトのリアルさは伝わるはず

ハトはモビルスーツだった!? 多彩な攻撃手段がゲームの奥行きを広げる

―― ハトにはさまざまな攻撃手段があるように見受けられました。どういったものがあるのでしょうか?

ハト紳士氏:マンガハトルロワイアルでも公開されたばかりの情報なのですが、まず前提として、ゲームに登場するハトは全員「ハトモビルスーツ」を着ています。

ハトの形をしたモビルスーツをハトが着てるので、見た目上はちょっと1センチぐらい大きくなるだけなのですが、すごく頑丈で精密な機械が搭載されているという設定です。

――なるほど。公式サイトにあった図解はこれを示していたんですね。

ハト紳士氏:攻撃手段としては、最初からくちばしでの近距離攻撃が使えます。

そのほか、ハンドガンカートリッジというものがインストールされていて、ハンドガンのような撃ち方のマメが口から発射できるというシステムが最初から入っています。

それ以外は、エリアにランダムで落ちてるカートリッジを拾う形になります。コインなどでは購入できません。

装着すると連射性が高い撃ち方ができるマシンガン、射程は短い分、広範囲・高威力の撃ち方ができるショットガンなどがありますね。

――公式サイトにはミサイルなどもありますよね。今後、「こういう武器も入れたい」といったものはありますか?

ハト紳士氏:そうですね。より速いマシンガンも入れたら気持ちよさそうだなと。あとはやはりスナイパーライフルは入れたいなと思っています。

ミサイルや超遠距離射撃のスナイパーライフルも考えてはいるのですが、リリース後の追加になるかもしれません。

他の武器については、ユーザーのニーズによって徐々に追加していこうと思っています。

――武器は射程距離や連射性などが異なるかと思われますが、武器間の相性のようなものはありますか?

ハト紳士氏:実はクチバシがとんでもなく攻撃力が高くて意外と強いです。

一般的なバトロワゲームは、ナイフなどはあんまり強くないかと思いますが、『ハトルロワイアル』では近接がかなり強いです。

暗殺者的なプレイヤーが現れるかもしれないですね。

特殊すぎるこだわりのハトスキンにも注目

――「工事現場ハト」など、スキンも印象的です。何種類くらいあるのでしょうか?

ハト紳士氏:最初は10種類ですね。可能なら、もっと増やそうとも思っています。

――スキンによって性能は変わるのでしょうか。

ハト紳士氏:基本的には見た目だけですが、例えば「工事現場ハト」などは少し先をライトで照らせるところが特殊機能です。

ほかには「ゴールデンハト」などは、「周りの背景が反射して多少映り込む」という能力がありますね(笑)

工事現場ハトの紹介動画。「漆黒の闇を照らし出す。 それはハトが見た光。」

――技術力がいりそうですね(笑)スキンはコインで獲得する形式でしょうか?例えばガチャのようなものがあったりは……

ハト紳士氏:ガチャはないのですが、課金用のスキンがあります。「ゴールデンハト」や「白いハト」などは課金でのみ購入できます。

ハトは重くて飛べないがジャンプは重要!

――開発者目線での本作の攻略のコツ、勝利の鍵などがあればぜひお聞かください

ハト紳士氏:逃げ回ろうとすれば逃げ切れるので、初心者の方は逃げまくるのがいいかと思います。かなり最後の方まで生き残れるはずです。

また、BOTがけっこう強いです。上手いからといって戦いを挑みすぎるとすぐやられることもあるので、そこは要注意ですね。

あとは、ジャンプしながら撃つと狙いづらいので、ジャンプ撃ちをマスターするとより他のプレイヤーに差がつけられるかもしれません。

――ちなみにハトは一度地面に降り立つと、それ以降は飛ぶことはできないのでしょうか?

ハト紳士氏:そうですね、飛べないです。マンガハトルロワイアルにも出てくる話なのですが、モビルスーツが重くて、性能上飛べないのです。

ですので、その分ジャンプでかわすことが重要ということですね。

iOS版が8月20日配信予定!

――差し支えない範囲で、今後の展開についてお聞かせください。

ハト紳士氏:今のところは、8月20日にiOS版をリリースすることを目指して開発中です。

公式Xで日々途中経過を報告させていただいているので、リリース直後はまずは知ってる方にプレイしていただいて、問題ないと判断できたらAndroid版も公開していく予定です。

――最後に、ゲームを楽しみにしているユーザーさんの方へひと言お願いいたします。

ハト紳士氏:ハトルロワイアルでお会いしましょう!

――本日はお忙しいところ、ありがとうございました!

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