【ニコ超】怖い! VR体験をまとめてレポート(超VRアトラクションズ)

「ニコニコ超会議2016」の「超VRアトラクションズ」は、VRに関連したアトラクションを1ヵ所にまとめたブース。ここでは、怖いVR体験ができるブースを中心にレポートする。

PARANORMAL ACTIVITY

恐怖映画の中でも、「最恐」の呼び声高い「PARANORMAL ACTIVITY」。そのVR 版が日本にも初上陸。

HTC VIVEのヘッドマウントディスプレイと、AMDのグラフィックカードという最強タッグが組まれたゲームとなっている。

ゲームを体験する前に、6畳ほどの体験スペースに、イス1つとゴーグルのみが置かれているブースに驚かされた。VRに余計なものはいらないようだ

ゴーグルとヘッドホンを装着すると、手で握るタイプのコントローラを持たされる。おおまかな前進、後退はこれによって行われる

ゲームが始まると、古びた洋風の家の中を進んでいく。右側が体験者の様子、左側が体験者が見ている映像だ。ニコ超の会場とは思えない静けさが特徴的で、突然窓が割れたり、不気味な声が聞こえたりするので本当に驚かされる

途中で子供用のテントがあり、実際にしゃがんで進むことも。自分の身体が動くと視点などがそのままゲーム内に反映される。部屋のすみにあるセンサーで体験者の動きを感知しているとのことだ

座って何かするブースが多い中、実際に自分で動いてなにかする点が印象的であった。まさに、「体験できるゲーム」となっている。

ホラー実体験室 脱出病棟Ω

「ホラー実体験室 脱出病棟Ω」はVR技術を利用したお化け屋敷。2人~4人が同時にプレイしていく。女性の悲鳴が一際聞こえたのがこのブースだ。

VRアトラクションズでいちばん人が多かったのもこのブース。10:00の開始時点ですでにこの人だかりだ

複数の友だち同士でのプレイという制約があったため、残念ながら筆者は実際には体験できなかったが、窓のようなモニター越しのVR映像なしでもこの迫力

ブース自体は非常に小さいのだが、おそろしさにスペースは関係ないようだ。省スペースという点でもVR技術は先を行くものかもしれない。

乖離性ミリオンアーサーVR

「乖離性ミリオンアーサー VR」はスクエア・エニックスの同名スマホゲームをVR仕様にされたもの。

かわいいキャラクターが魅力だった作品が、そのままにVRで表現されている。

ヘッドホンとゴーグル、コントローラーを装着してプレイを行う。攻撃やメニューの選択はコントローラーを空中に振ることで行う

体験者の視点でないとわかりにくいが、キャラクターが非常に近いというのが筆者の印象。勝利時などはハイタッチしてくれるので照れくさくもうれしい

もともとグラフィックの美しいゲームではあったが、より身近に、精細にそれを感じられるようになっている。

VR時代のスタンダートを感じさせる作品。将来はこういったゲームがたくさん作られそうである。

ニコニコ超会議2016 開催概要

  • 開催日:2016年4月29日(金・祝) 10:00 ~ 18:00
  • 会場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1) 国際展示場1~11ホール、イベントホール
  • 主催:ニコニコ超会議 実行委員会
  • 超特別協賛:NTT
  • 特別協賛:SUZUKI 大和証券
  • 協賛:日本航空株式会社
  • イカス号協賛:任天堂株式会社
  • 後援:総務省 農林水産省 防衛省 文化庁 千葉県 千葉市 WORLD COSPLAY SUMMIT
  • 入場券:【前売券】1,500円 【当日券】2,000円 【2日間通し券】2,500円(前売販売のみ)