4Dチェアが生み出す重力加速度によってVRの迫力がさらにアップ!
台湾で開催されているIT展示会「COMPUTEX TAIPEI 2016」の目玉の1つは「InnoVEX」コーナー。
これは「革新的なスタートアップ」という意味で、IT関連で新たに起業した各社をバックアップすることを中心に、革新的なテクノロジーや製品の展示が行われている。
その一角に設けられたSamsungのブースは、日本でも先日発売されたばかりの最新スマホ「Galaxy S7 edge」の魅力をVRで体感してもらおうというコーナーになっている。
そのキーとなるのが、Galaxy専用のVRゴーグル「Gear VR」と、コンテンツの内容に合わせて自由自在に動きまくる4Dチェアの組み合わせ。
3Dコンテンツを体験した人が大きな叫び声をあげるといったこともあって、注目ブースの1つとなっていた。
今回のデモンストレーションで用意されていたのは、近未来の都市でビルの合間を縫うように進むジェットコースターのようなコンテンツ、恐竜たちが跋扈する原野を冒険するコンテンツ、そして小惑星の漂う宇宙空間を飛び回るコンテンツの3種類。
4Dチェアはあらゆる方向に体験者を振り回し、ときには上下逆さまになることもある。そのため、まずは体を5点式のシートベルトでがっちりホールド。さらに両足首にもベルトが巻かれ、空中で足が振り回されることがないようになっていた。
各コンテンツの所要時間はおよそ3分弱。しかし実際に体験してみると、あっという間のわずかな時間に感じた。
筆者はジェットコースターを体験してみたが、下降から上昇に移る瞬間や、らせんを描くように進むときのぐるんぐるんと回るときの感覚は、まさにVRと身体の感覚の融合といった感想だ。
VRゴーグルだけでは味わえない貴重な機会であったと実感できた。
COMPUTEX TAIPEI 2016
- 日程:2016年5月31日(火) ~ 6月4日(土)
5月31日 ~ 6月3日 9:30 ~ 18:00
6月4日 9:30 ~ 16:00※InnoVEX展示エリア:5月31日(火) ~ 6月2日(木)
5月31日 ~ 6月1日 9:30 ~ 19:00
6月2日 9:30 ~ 18:00 - 会場
(1)台北南港国際展示場(1, Jingmao 2nd Road, Taipei)
(2)TWTC台北貿易センター展示ホール1(5, Sec. 5, Xinyi Road, Taipei)
(3)TWTC台北貿易センター展示ホール3(6, Songshou Road, Taipei)
(4)台北国際会議センター(1, Sec. 5, Xinyi Road, Taipei) - 主催
TAITRA台湾貿易センター台北本部(中華民国対外貿易発展協会)
TCA台北市電脳商業同業公会 - 出展社:1,602社
- 出展コマ数:5,009コマ
- 来場者数:13万人以上(うち海外来場者は162カ国、39,130人:2015年実績)
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- メインテーマ
IoT Applications
Innovation & Startups
Business Solutions
Gaming - 展示内容
ICT、IoTソリューション関連製品および周辺製品全般
スマート携帯端末/ウェアラブル・テクノロジー/クラウドコンピューティング
モーションセンシングテクノロジー/カーテレマティクス/オートマルチメディア
スマートホームエンターテインメントInternet of Things(モノのインターネット)
マルチタッチパネル/ソリッドステートストレージ/ICTセキュリティ/車載電子/ロボット技術
組み込み技術/グリーン ICT/第4世代ワイヤレス/3D プリンタ
民生用電子製品各種及びアイディア溢れるPC、携帯端末周辺商品・アクセサリーなど