リバーシクエストがオウガバトルライクな装いで帰ってきた!
Yokogosystemsが出展していた『リバーシクエスト2』は、リバーシで戦いながら進んでいくRPG。
Xbox Oneに移植されるなど、好評を博した前作のシステムをもとに、UIやキャラクターデザインを一新。
※:前作はiOS版、Android版とも配信を終了し、Xbox One版のみ配信中
スーパーファミコンの伝説的シミュレーションRPG『オウガバトル』シリーズを意識したグラフィックは、会場でも注目を浴びていた。
前作から大きく変わったグラフィックが目を引く
試遊機の冒頭のメッセージ。かくいう筆者もかつて少年時代に『オウガバトル』に夢中になった身なので、注目をしていた
バトルは、リバーシのルールを応用した仕組み。
アタッカーの駒同士で相手をはさめば、ひっくり返したぶんだけダメージを与えることができ、ヒーラーの駒同士ではさめば、回復する。
はさむ駒のロールが一致していないとダメージを与えられないので、リバーシとしての好手を打てば良いというわけではないのが、面白さの肝だ。
こちらがバトル画面。駒をひっくり返してダメージを与え、相手のHPを0にすれば勝ち
なお、ルールはリバーシなので、こちらの色に変えてしまえば見た目はモンスターの駒でも味方。同じようにオセロがベースとなった『逆転オセロニア』と比べるとダメージの応酬が小さいため、テンポに重厚感がある
フィールドは、前作と同じくすごろく状になっているが、グラフィックのクオリティが高くなったことで探索しているという気持ちがより強まる。
探索を進めていくと通れるようになる道や宝箱などが用意されている
そして、何より注目なのは本作のストーリーパート。
作者も、『オウガバトル』シリーズファンとしての愛を詰め込んだというように、スーパーファミコンを思い起こさせるドット絵のキャラクターたちが繰り広げる掛け合いには期待大。
今回の試遊では最初のステージのみしか遊ぶことはできなかったが、今後、どのような物語が展開するのか楽しみでならない!
主人公は、森の中にあるおじさんの作業場に向かう途中、モンスターに襲われていた少女を助けるが……
Yokogosystemsにインタビュー!
Yokogosystemsの横越氏(左)と田崎氏(右)。プラニンニングとグラフィックは田崎氏、横越氏がプログラムを担当している
――前作から大きくグラフィックのテイストが変わりましたが、現在のグラフィックにかわったきっかけはあるのでしょうか?
田崎氏:『リバーシクエスト』のときは、海外を意識したグラフィックで制作をしていましたが、実際にリリースしてみたら、ダウンロードの8割が日本という結果でした。
それなら、日本で受けるために、私たちのような世代が引っかかってくれるようにと、『オウガバトル』のようなグラフィックにしました。
――スーパーファミコンさながらの再現度の高さが目を引きますが、こだわったポイントはありますか?
田崎氏:ドット絵を使ったゲームは数多くありますが、キャラクターや文字など、部分によって粗さに差があるものに引っ掛かりをおぼえていました。
そこで、『リバーシクエスト2』は、すべての部分のドットの大きさを統一しています。その結果、スーパーファミコンのような風合いが生まれています。
ただし、フォントもドットで作っているので、海外展開が難しくなってしまいました(笑)。
あと、プレイされた方から、『オウガバトル』のグラフィックをトレースしていると勘違いされるのですが、これもすべて1から描いています。
――現在の開発状況はいかがでしょう?
田崎氏:現在、クローズドベータテストを進めている最中です。進行度次第ですが、5月から8月くらいにオープンベータをできればと思っています。
Indie Games Festival 2018の応募要件は、ベータ版の場合、2018年内にリリースすることが条件ですので、ピッチをあげて年内にリリースさせます!
(C)Yokogosystems