列と2way2つのパーティー
パーティーを編成する際に、サブを選ぶ指標の1つとして、攻撃系の覚醒スキルがある。
ドロップを横1列につなげて消すと攻撃力が上がる属性強化(列強)パーティーと、ドロップを4個同時に消すと攻撃力が上がる2体攻撃(2way)パーティー。
ほとんどのパーティーは、このどちらかの覚醒スキルで寄せた編成で組むことになる。
そして、どちらの覚醒をメインで使っていくかによって、ダンジョンでの戦い方や、状況に応じて出せる火力などが変わってくる。
これから、2つのパーティーにどのような違いがあるのか、それぞれの特徴について解説していく。
パーティーの比較
まずはパーティーの比較。
リーダーの覚醒によってメインの覚醒スキルが決まる場合もあるが、どちらの覚醒がどのようなタイプのリーダースキルで使いやすいのか紹介する。
列強パーティー
列強パーティーで使う属性強化は、横1列に対応した色のドロップを消すと、パーティー全体の覚醒スキル1個につき攻撃力が10%上がる。さらに1列消しを複数作ると、その分威力が倍増される。
覚醒を発動させるために大量のドロップを消費しながら戦うが、最大火力が高いのが特徴だ。
ドロップを多くつなげることが条件のリーダースキルや、攻撃力は低いが耐久力の高い耐久系のリーダースキルだと扱いやすい。
2wayパーティー
2wayパーティーで使う2体攻撃は、1個につき4個消しした時の攻撃力が1.5倍。2個持っていれば2.25倍、3個では3.375倍になる。
火力面では列強パーティーのような爆発力はないが、少ないドロップを効率よく使えるため、小回りのきいた攻撃が得意。
また、パーティー全体の覚醒総数が重要な列強パーティーよりも、モンスター単体の攻撃性能が重要視される。
比較的コンボ数を稼ぎやすいため、コンボ系のリーダースキルや、多色系のリーダースキルと相性がいい。
使いやすいスキル
それぞれのパーティーで使いやすいスキルを紹介する。
覚醒を利用するにあたり、有利に働くスキルもあれば、逆に不利になる場合もある。
パーティーによって編成していくスキルも変えていきたい。
列強パーティーのスキル
列強パーティーではとにかくドロップの消費が激しいので、大量にドロップを供給できるスキルが欲しい。
全体的にスキルが重い構成になりやすく、時には複数のスキルを組み合わせて使う時もある。
また、基本的に変換スキルが中心となるため、防御やバインド回復などのサポートはスキル継承で補うことが多い。
2色変換/2色陣
大量のドロップを一度に供給するには、2色変換や2色陣が有効だ。
2列消しの大ダメージを敵に与えられるが、回復ドロップを消してしまうため、残りHPには気を付けて使いたい。
2色陣は最短でも12ターン以上の重さなので、スキル継承で編成してもいいだろう。
変換を組み合わせる
列強パーティー編成の醍醐味といってもいいのが、スキルの組み合わせ。
道中は軽いスキルで小回りを効かせ、いざという時に2つのスキルを組み合わせてドロップを大量に供給することができる。
たとえば、画像の組み合わせだとサリアの後に光半蔵を使えば、全ドロップが光2:回復1の割合になった盤面になる。
花火
全ドロップを変換する花火スキル。
1列消しの扱いになるため、基本的に2列消しの威力には劣ってしまうが、パズルなしで大ダメージを与えられることが最大のメリット。
主に高難易度ダンジョンを高速周回する時に用いられる。
2wayパーティーのスキル
ドロップを生成しすぎるとコンボや4個消しがしづらくなるため、2wayパーティーでは少量のドロップを補充できるスキルが望ましい。
確実に攻撃できることが2wayパーティーの強みでもあるため、常に攻撃ドロップを手元に置けるような環境を作っていきたい。
単色変換/3色陣
ターンが軽めの単色変換や3色陣では、供給するドロップが多すぎず少なくもなく、4個消し2~3セットの攻撃がしやすい。
盤面にあるドロップの種類も一時的に減るため、コンボ数も稼ぎやすくなる。
固定変換
生成するドロップの個数は少ないが、縦や横1列など、ドロップがつながった形に変換してくれる。
スキルターンも軽いものが多く、手軽に4個消しの形を作れる。
多色系パーティーでは使いにくいが、自動で1コンボを作れるため、コンボ系パーティーではリーダースキル発動に一役買ってくれる。
目覚め
特定のドロップの出現率を上げる目覚めスキルは、持続的にドロップを供給していく。
盤面の回転率が高いほど効率がよく、常に主属性ドロップが盤面に置かれた状態になりやすい。
ドロップ強化覚醒があると、降ってくるドロップが強化された状態になるのでより強力になる。
火力の比較
2つのパーティーではどれだけ火力に差があるのか。
属性強化と2体攻撃の両方を扱えるハイブリッドパーティーで検証してみた。
検証用パーティー
- リーダー・フレンド:星刻の時龍契士・ミル(攻撃2,205)
- サブ1:残光の破壊龍・アポカリプス(攻撃2,145)
- サブ2:渾天の光明神・アポロン(攻撃2,318)
- サブ3:神命姫神・ミニばるきりーろーず(攻撃2,058)
- サブ4:覚醒トール(攻撃2,645)
検証に使うのはミルパーティー。回復の十字消しで攻撃力が7倍になるリーダースキルを持っている。
どちらの覚醒にも縛られないリーダースキルに、ミル自身は属性強化と2体攻撃を1個ずつ持っているので、ハイブリッド向けのパーティーとなる。
サブでは2体攻撃2個持ちがアポカリプス、アポロン。ミニばるきりーが3個持っており、トールは0個。
属性強化は合計10個。2体攻撃と属性強化は両方とも合計10個ずつとなっている。
※全員攻撃+99(ばるきりーのみ潜在攻撃×5)。検証はすべて強化ドロップ(強化ドロップ覚醒×6個)を使用。落ちコンなしの条件で行う
4個×1/1列消し
- 2wayパーティー:合計259万ダメージ
- 列強パーティー:合計391万ダメージ
まずはそれぞれの覚醒スキルを発動できる最低ラインの攻撃から。コンボ数は両方とも1コンボ。
2体攻撃と属性強化、覚醒の発動に必要なドロップ数が異なるので、これだけでは火力は列強パーティーの方が高い結果となった。
なお、仮に両方ドロップ6個とした場合、2wayパーティーの火力は388万となる。
ドロップが5個以下の場合では圧倒的に2wayパーティーが上回り、6個になってもほとんど同じ火力を出せるということになる。
4個×2個/1列+2個消し
- 2wayパーティー:合計647万ダメージ
- 列強パーティー:合計547万ダメージ
次は同じドロップ数での比較。
ドロップを小分けにする2wayパーティーの方がコンボを組みやすく、コンボボーナス(1.25倍)により上記と結果が反転した。
また、2体攻撃3個のミニばるきりーや高攻撃力のアポロンが火力を牽引しており、逆にトールはあまりダメージを出せていない。
2wayパーティーにおける、高攻撃力モンスターの重要度をうかがえる結果ともなった。
4個×3個/2列消し
- 2wayパーティー:合計1,166万ダメージ
- 列強パーティー:合計1,440万ダメージ
2列消しが可能になる最低ドロップ数での火力。
列強パーティーでは属性強化10個による威力が2回乗り、合計で3倍にもなる。
今まで2wayパーティーの方が上回っていたアポロンとアポカリプスも、列強パーティーの方が高いダメージを出している。
ここからは完全に列強パーティーの方が火力は上回っていくが、12個ものドロップを安定して供給するには、2色変換や2色陣などの強力なスキルが必要だ。
最大火力配置(主属性20個)
- 2wayパーティー:合計2,106万ダメージ
- 列強パーティー:合計3,115万ダメージ
3色陣と単色変換を組み合わせた2色盤面での検証。
サブのアポロンを光半蔵(2体攻撃1個、属性強化1個)に変更しておこなった。
主属性ドロップが20個、副属性(回復)ドロップが10個の盤面での攻撃。コンボ数は両方とも6コンボで、2wayパーティーは4個×4個消し、列強パーティーは2列消し。
ドロップの供給は大変だが、主属性ドロップが多くなるほど火力差は大きくなり、最終的に列強パーティーは1.5倍近くのダメージをたたき出す結果となった。
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