1人のハンターとして「念」に目覚めろ!
原作コミックが絶大な人気を誇っている『HUNTER×HUNTER』。
本作は、そのHUNTER×HUNTERの世界を模した電脳ワールドで、ゴンやキルアなどの原作で登場するキャラクターとともに、1人のハンターとして冒険するハンターライフシミュレーションだ。
最初にプレイヤーの分身となるアバターを作成するのだが、原作ストーリーでもゴンたちに課せられた「ドキドキ2択クイズ」に回答し、アバターの念系統を決定する。
念系統とは、HUNTER×HUNTERのキャラクターが操る「念」という能力の系統で、
- 強化系
- 変化系
- 放出系
- 具現化系
- 操作系
- 特質系(アバターは特質系にはならない)
の6種類が存在。本作では、アバターの成長させやすい能力に影響してくる要素だ。
原作では、どちらが正解ともいい切れない、人によって正解が変わるような問題が1問だけ出題される。どちらも答えない「沈黙」が正解だ
本作のクイズでも、沈黙で答えることが可能。全7問のクイズに2択(+沈黙)クイズに解答し、アバターの念系統が決定される
決定された念系統は変更することができないが、アバターは最大3体まで保有でき、作り直しも可能なので、好きな系統が出るまでやり直せる。本作ではアバターごとの念系統のレベル(Lv.)を上げれるので、ゴンのような放出寄りの強化系も実現できそうだ
このように作成するアバターのほかにも、作中で登場するキャラクターたちはガシャやミッションクリアなどでユニットとして入手できる。
アバターとユニットでパーティーを組み、ミッションやイベントに挑戦していくゲーム性となっている。
アバターは、念系統の決定後、髪型やボイスなどを設定して完成。武器は後から変更できる
原作ストーリーを追体験できるミッション
メインのモードの1つであるミッションは、原作ストーリーを追体験できるようになっており、プレイヤーのアバターがゴンたちと出会い、ハンター試験に臨むところからスタート。
挑戦するミッションを選択し、バトルに勝利すると、次のミッションが出現。特定のミッションではバトルの前後でキャラクターの会話パートが発生し、ストーリーが進行するという流れだ
バトルはコマンド選択式のシステムで、キャラクターごとに通常攻撃かスキルのどちらかを選択する。
選択後すぐに行動するわけではなく、キャラクターやスキルごとに設定されているターン経過後に、選択した行動を行う。
しかし、じっくり考えている暇はなく、1ターンは5~6秒間で経過してしまう。その間にコマンドを選択しないと、攻撃のタイミングがどんどん遅れてしまうので要注意だ。
コマンド選択後、画面下部の中央にアイコンが表示され、その順番に行動していく。味方ユニットが3連続でコマンドを発動すると、スキル使用時に消費するオーラを回復できる
スキルの使用に必要なオーラがたまると、スキルコマンドが選択可能に。「CHANGE」を選択すれば、コマンドを指示するユニットを変更できる
リアルタイムに刻一刻とバトルが進行していくため、コマンド選択式でありながら、素早い判断力が求められるバトルシステムといえるだろう。
ヒソカとの戦いも、もちろん発生! ほかにも、ハンター試験2次試験の料理に使う食材探す場面など、原作のストーリーが再現されている
バトルに勝利すると、プレイヤーランクやアバター、ユニットのレベルがアップしていく。被ダメージの量などによってスコアが算出され、初回Sランククリア時には多くの報酬が獲得可能だ
自由度の高いアバター育成で思いどおりのハンターへ
アバターに関しては、戦闘によるレベルアップの他にも、いくつかの育成要素を搭載。非常に自由度が高いシステムとなっており、好きなように成長させていくことができる。
アバターのレベルアップ時には「振り分けPt」が獲得でき、これを各ステータスに割り振っていくことで、強化していくのだ。
ステータスは、
- パワー
- タフネス
- スピード
- テクニック
- センス
- メンタル
の6項目で、攻撃に特化させたければパワーを重点的に上げるといった具合にPtを割り振る。
各ステータスの強化に消費するPtは、アバターの念系統によって増減する。強化系なら少ないPtでパワーを強化できる、などの法則があるようだ
ステータスとは別に、念系統別のレベルも存在し、ステータス用とは別に獲得できるPtを使って強化することが可能。
このレベルは、アバターに装備する「スキルブロック」というアイテムに影響する。
こちらも、アバターの念系統によって各項目で必要なPtが増減する仕組みだ
スキルブロックとは、アバターにスキルを付与するもので、「オーラメモリー」というマス目状のスロットにはめ込んで装着する。
スキルブロックは、種類ごとにさまざまな形状をしており、装着できるブロックの数には限りがある。
ブロックには、バトルで使用するコマンドを付与するアクティブブロックと、バトル中常に効果が発揮されるパッシブブロックが存在。なお、オーラメモリーのマスは、アバターのレベルが上げていくと、既定のタイミングで広くなるようだ
ブロックに装着して追加効果を与えるインチップという要素も。さらに、インチップ自体の強化もあり、育成にこだわりだしたらキリがなさそうだ
アバターに対し、ユニットの育成要素は、基本的にレベルを上げていくだけ。同じユニットを複数入手すると、覚醒して最大レベルが上昇する
強敵が待つイベントも開催中
原作ストーリーに沿って進むミッションのほかにも、強敵が待ち構えるイベントが開催されている。
記事執筆時には、キメラ=アント編で登場するラモットがボスとして登場する「【来襲】ラモット戦」が開催中だった。しかし、挑戦してみたところ、あっさり敗北してしまった。
ガシャでラモットを引いて使っていたため、ラモット同士で戦うというゲームならではの光景に。が、こちらの育成がじゅうぶんでないからか、1ダメージしか与えられず、歯が立たず……
上記の奥深い育成を繰り返せば、いずれはイベント戦でもまともに戦えるようになるだろう。
また、ギルドを組んでランキングを競うギルドバトルやほかのプレイヤーと対戦するアリーナなどのモードも搭載している。
まずは、2択クイズで自分の念能力を決め、各モードで戦えるようにハンターとしての冒険を始めよう。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 6.0.1
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.7
- 課金総額:0円
(C)POT(冨樫義博)1998年-2011年
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