容疑者は30人以上!? 己の頭脳と足で真実を追求せよ
1986年にPC向けにリリースされた、推理アドベンチャーの草分けともいえる『J.B.ハロルド』シリーズ。
本作『マンハッタン・レクイエム チャレンジ』は、そのシリーズ2作目をリメイクしたもの。基本となるシステムはオリジナル版そのままに、グラフィックがスマホ向けに一新されたものとなっている。
膨大な情報量の中から真実を見つけ出していく
プレイヤーは登場人物から話を聞き、情報や手がかりを集めながら、犯人を捜していくことになる。
とにかく行ける場所が多く、捜査可能な場所は20カ所を超える。ここに1人以上の関係者がいることになるので、とんでもない人数が捜査線上に浮かび上がることになる。
新たな手がかりを求める必要はあるが、いくつもある情報に惑わされてもいけない。情報を精査しながら真相へと迫る、本格的な捜査を楽しむことができるはずだ。
移動にはJ.B.コインを消費
本作は、コンシューマタイトルのリメイクではあるが、基本無料で遊ぶことができる。
ただし捜査で移動する際に、J.B.コイン(時間経過で回復)というアイテムが必要となる。これを一気に補充するときのみ、課金が必要だ。
J.B.コインは広告を視聴することで、回復させることも可能(1日5回まで)。決して課金ありきの設計にはなっていないのはうれしいところだ。
同じ場所を再度訪れよう
ある程度のところまでは、新たな場所を訪れると、次につながる情報が入手できるのだが、これが途切れてしまうこともしばしばある。
そんなときは、すでに聞き取りした人物を再び訪れ、新たに入手した情報を突きつけてみるのがおすすめだ。
相手の動揺を見逃すな
いくつか話を聞いてみると、動揺を見せる関係者も登場する。何かを隠している証拠なので、徹底的に追及してみよう。
ちゃんと捜査できる面白さ
プレイして印象的だったのは「実際の刑事でも、こんなにたくさん聞き取りしないのでは?」と思えるくらいの登場人物の多さ。
本作は3人のサラ・シールズが死亡する事件が絡み合っているのだが、各人物がどのサラさんの事件に関連しているのかが途中でごちゃごちゃしてくる。
誰と誰が付き合っていて、誰が借金を抱えていて……といった刑事ドラマのような洗い出しを地道に行い、整理していく。メモ帳に書き留めたいくらいの本格的な捜査ができるのが魅力だ。
昨今の推理ADVとはまた違った難しさが楽しめる作品。往年のファンならずとも楽しめるはずだ。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android7.0
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.4.1
- 課金総額:0円
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