ゲテモノ? いいえ、これがシビエ料理の基本です
本作の目的は、レストランのオーナ兼猟犬である「てんちょう」と共に、ウサギやカラス、イノシシなどの野性味あふれる食材で珍しい料理を作りながら、個性豊かなお客さんたちが望むものを提供してあげること。
扱う食材は、ほとんどが現地調達だ。料理によっては大量に必要となるものもあるため、暇さえあれば狩りを行ったほうがいいのである。なお、放置系アプリなので、プレイしていない間も食材がたまっていく。その辺りも気軽に遊べるポイントだ。
すばやく仕留めるも、じっくり狙うもプレイヤー次第
狩りの方法には、素早く狙って「確実に食材を手に入れる方法」と、リスクは高いが大量の食材が手に入るという「じっくり狙う方法」」の2種類がある。1つ目の素早く狙う方法は、手に入る食材の数は少ないものの、時間を浪費することもないので、むだなく終えることが可能だ。
もう一方のじっくり狙う方法では、画面下部に表示された左右の矢印マークを交互に押しながら、制限時間内に獲物を捕まえるミニゲームが待っている。成功すれば大量の食材が手に入るのだが、失敗してしまうと何も得ることができないというリスクもある。ほしい食材に応じて、狩りの方法をその都度使い分けるようにしていこう。
客からの依頼をこなしてランクアップを目指そう
レストランにはさまざまな客から依頼が届くようになっており、それらの依頼を達成することで経験値やお金がもらえる。依頼にはそれぞれ「メインオーダー」と「サブオーダー」の2つのカテゴリーが存在し、どちらもランクアップのためには欠かせない要素の1つとなっている。
例えば、ゲームに慣れてきたころに、ふと足りないレシピがあったとする。しかし、ショップや狩りができる場所を確認しても入手条件がわからない……なんてことにはなりなくないだろう。
プレイヤーはそれぞれの依頼のメインオーダーとサブオーダーを達成していくことで、新しいレシピが覚えることができる。さらにプレイヤーレベルのランクアップにもつながるため、ショップで購入できる食材の種類も増えていく。上記lの例のような事故が起こる原因は、メインオーダーのみを進めてサブオーダーをあまり受けなかった場合なので、どちらもバランスよく引き受けていくことが大切だ。
動物以外にも個性豊かなキャラクターが登場
狩りを行っていると、まれに動物以外のものに遭遇するときがある。例えば、ウサギを捕まえようとしたら、こちらの狩りの様子を常に見ていたかのように話し掛けてくるおじいさんや、山奥で何をしていたのか……シャベルを片手に歩いているヤクザ(カタギさん)など、個性的すぎるキャラクターが登場。こういったキャラクターからは、会話イベントだけで食材が手に入る。いわゆるラッキーイベントだと思って楽しもう。
ゆるく遊びたい人におすすめしたい作品
プレイしていて感じたのが、ゆるい雰囲気と音楽のおかげで難しいことを考えずに遊べる作品であるということ。というのも、昨今では農場ゲームの種類も山ほどある中で、新しいゲームが登場するたびに斬新な要素を詰め込みすぎて、複雑なシステムになっている傾向にある。
しかし本作だと、そういった複雑な要素に対する操作はいっさいいらず、「これが終わったら次はあれをしよう」といったように、あまりゲームをやったことない方でも気楽にプレイできるのだ。
おまけに、狩りをするゲームにもかかわらずグラフィックや言葉の表現もかわいらしいので、低年齢の子どもたちにトラウマを植えつけることもないはず。会話イベントもまるで絵本を読んでいるかのようにスラスラと頭に入ってくるため、ゆるく楽しむゲームをお探しの方はぜひ、ダウンロードして遊んでみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 9.0.2
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
(C)SELECT BUTTON inc.