【音ゲーデビュー応援企画】第3回: ひと味違う特色のある音ゲー

  • YU
  • 2016年01月07日

全3回で音楽ゲーム(音ゲー)の魅力をお届けする企画の第3弾。最終回となる今回は、少し変わり種のスマホ音ゲーを紹介する。一般の音ゲーとは異なるが、ニッチな面白さを秘めているので、「普通」に飽きてきたらプレイしてみるのをおすすめする。また記事後半では、2016年配信予定の筆者が注目している新作音ゲーを紹介。どれも、音ゲーファンならぜひプレイしてほしいタイトルだ。

ひと味違う音ゲーおすすめ4選

『beat gather U』

「好きな曲の音ゲーがないなら自作すればいいじゃない」という、玄人好みの音ゲー。YoutTubeにアップされている動画を楽曲として使用でき、さらに「ユビフ」という編集モードで、譜面も自作できる。

国内外にいるさまざまなアーティストの曲を使用できるが、無料のものとコインが必要なものがあるので注意。PVなどではない、音楽とはまったく関係ない動画も編集できる。もちろん、自分で曲を弾いた動画をアップし、それの譜面を自作することで、すべて手作りの音ゲーを作ることも可能。

タップ音がないため、タイミングをとりづらいという操作性の悪さもあるが、音楽のみならず、面白動画までリズムゲームにできてしまうので、暇つぶしのお供に最適のゲームだ。

『Give It Up! 2』

リズムに乗って進んでいくバブルを、曲に合わせてタップしながらゴールに導く音ゲー。前作の『Give It Up!』は、全世界で累計1億DLを突破した人気アプリだ。

ゲームを開始すると、バブルが1マスずつ跳ねながら自動的に前進する。進んでいく先には段差やトゲがあり、それに当たると1発でゲームオーバーになるので、タイミングよくタップしてジャンプさせ、ゴールまですべての障害物を回避しなければならない。こう聞くとアクションゲームのようだが、ジャンプのタイミングとBGMが完全にマッチしており、操作感としてはリズムゲームにかなり近い感覚をもつ。

ゲーム自体はシンプルなのだが、初見ではほぼクリアできないステージが多く、何度もトライ&エラーを重ねながら進んでいくのが基本。そういった意味で難易度は高いので、プレイする際には何よりも「くじけぬ心」が必要だ。

『ビギンのうた三線』

  • メーカー:transcosmos inc.

音楽は音楽だが、日本の三味線を題材にした音ゲー。タイトルにあるとおり、アーティストの「BEGIN」公式ゲームで、有名な「島人の宝」も三味線で弾くことができる。

リズムゲームができる「チャレンジ・モード」では、曲に合わせて光る工工四(譜面)上の勘所をタイミングよくタップ。うまく弾けるようになれば、BEGINとのセッションモードに挑戦することも可能だ。

本作は、リズムゲームというよりは、三味線練習用のスマホゲームといったところ。これがうまくなることで、三味線もうまくなるかは不明だが、BEGINファンの人は一度プレイしてみてはいかがだろうか。

パチスロ戦国無双2「スロリズム」

  • メーカー:Ichikaku Co,. Ltd.

スロットとリズムゲームが融合した『スロリズム』が、『戦国無双 2』とコラボをしたタイトル。スロットで目押しをするように音ゲーを楽しむことができ、フィーバーなどの演出も再現している。

戦国無双2のミュージックに合わせてリールが回り、中央に絵柄がそろったと同時に、スロットのボタンを押すようにタップするシステム。判定は3ヵ所と少ないが、同時押しや逆回転するリールなど、さまざまなギミックが難易度を上げている。

タップしたときの鼓の「ポン」という音や、「いよ~~~っ」という戦国無双らしいSEにハマる本作。スロット好きな人は、開店するまでの間はこれで暇をつぶしてみるのも一興だ。

2016年注目の音ゲー

ここからは、2016 年配信予定の新作音ゲーの中から筆者がおすすめの3タイトルを紹介したい。

VOEZ

「Deemo」を手掛けたRayarkの2016年最新音ゲー。今までのサイケなイメージから一新し、ジャパンアニメーションを思わせるポップなキャラクターと世界観へと変ぼうした。デモ動画でも、ライトで明るめのBGMが流れている。なおPVに登場するキャラクターたちが、ゲーム内でどう関わってくるのかはまだ不明。それらを含め、これからも目が離せない作品だ。

バンドやろうぜ!

  • メーカー:アニプレックス/ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)
  • 公式サイト
  • 配信日:未定

「アニプレックス」と「ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)」が共同で開発している、青春とバンドをテーマにした音ゲー。曽我部修司氏、さらちよみ氏、いとうのいぢ氏、ゆーげん氏といった有名イラストレーターがキャラクター原案を手がけ、キャラクターボイスにも生田鷹司さん、小林正典さん、蒼井翔太さん、黒沢ともよさんなどの豪華声優が勢ぞろい。どのようなシステムになるかは、まだ不明だが、登場するバンドのムービーが複数配信されているので、まずはそちらで曲の内容をチェックしてみよう。ちなみに本記事の動画にある女性(に見える)バンドのメンバーは、全員「男の娘」なので、そちらに興味がある人にもおすすめ。

ARIA~AQUA RITMO~

心を包み込むような優しい音楽のなか、ほのぼのとした日常を描いたヒーリング系アニメの『ARIA』。その音ゲーが、ついに登場する。気になる内容は、プレイヤーが仲間と共にネオ・ヴェネツィアで、水先案内人の最高峰である「プリマ」を目指して奮闘するというストーリー。リズムゲーム部分のシステムはまだ不明だが、毎日の仕事や勉強に疲れている人は、本作の癒しに期待してはいかがだろうか。

全3回にわたってお届けしてきた音ゲー特集。その中で筆者が特にオススメするのは、スピード感が心地よい『グルーヴコースター 2 オリジナルスタイル』と、アクションと音楽、そしてサイケなデザインが高次元で融合した『Give It Up! 2』の2作品。音ゲーに慣れてきたらぜひともプレイしていただきたい。また、『グルーヴコースター』や『jubeat』などはアーケード版もあるので、スマホゲームで物足りなくなったら、ゲームセンターにある大きな筐体で遊んでみるのもいいだろう。

  • 【音ゲーデビュー応援企画】第1回: 音ゲーのコツとおすすめゲームはこちら
  • 【音ゲーデビュー応援企画】第2回: キャラクター育成要素付き音ゲーはこちら

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