おもしろフードファイト的に、観光に来てくださる方々が楽しんで食してくれることはうれしい。しかし実のところ、どういう起源で生まれたのか、何味なのか、どういうルールなのかすら、県民はあまり理解していないと思う。
我が両親もわんこそばの何たるかを理解しないまま歳を重ねてしまっている。筆者もほとんど何も知らない。若い世代はなおさらのはずだ。
盛岡周辺ならば、盛岡冷麺やじゃじゃ麺の方がおすすめだ。知名度は低いが、美味なそば店もあちこちにある。北国の麺をのんびり食べていただきたい。
他の楽しみ、例えば観光スポットなどは各自でお調べいただけると幸いだ(見るとこなんてあったかなぁ……)。
さんざん麺の話をしておいて悪いが、今回の変ゲーはソーセージがテーマだ。
ソーセージレジェンド – 物理演算の無料バカゲー
なかなか良質の変ゲー。一見変に思えて、しっかりしているように見せかけておきながら、やっぱり変なところがたまらない。ぞくぞくする。
フォークに刺さった多種多様なソーセージが、ぶるんぶるんと物理演算で肉みっちりの肢体を震わせ、しなる。互いの肉体(?)を激しくぶつけ合い戦う、対戦格闘ゲームだ。
壮大な音楽と共に揺れ動くソーセージ。熱々にしておいしくいただかれる運命のソーセージたちが、荒ぶる戦士となって力をぶつけ合うのだ
CPU相手の1人プレイ、対戦に燃える2人プレイが楽しめる。コインを集めてガチャに相当する「ソーセージ降臨」を回し、戦士となるソーセージの種類を充実させよう。
レアなソーセージはライフやスピ―ド、パワーの各パラメータが高く、必殺技も備えている。いかにも強そうだ。
ガチャに相当する「ソーセージ降臨」。天が雷光に輝けば、レア以上が確定だ。かぶりもあるが、今まで引いたノーマルやレアの数に応じてレジェンド級のソーセージがアンロックされる親切設計
しかし、ぶるんぶるんとソーセージ戦士を振るって戦っているうちに気づいてしまった。
「いちばん大事なのはリーチかもしれない!」
物理演算を活用したゲームである。相手のぶるん、の戻りにカウンターを合わせるのが、体力を削るのには効果的だ。
「エビフライじゃねーか!」とツッコんでいる場合ではない。ボス戦ではこのように、雷や炎の属性をまとったソーセージが立ちふさがるのだ。物理演算など超越した、よくわからない攻撃で体力をめちゃめちゃに削られる
だが、それを実行するためにはある程度の長さが必要なのである。レアでも長さがなければどうしようもない時がある。
フォークごと粉々に砕かれ、「YOU LOSE」の無慈悲なメッセージを見ながら思うのだ。もっと長いレアがほしい、と。
Sausage!! Sausage!! Sausage!!
非常にシンプルな反射神経ゲーム。振ってくるソーセージをパンでキャッチする。小さいころ、落ちてくるタオルや棒でこの遊びをしたことがあるだろう。あれを手軽に、スマホでやって楽しもう。
レトロなドット絵作品。音もレトロ。凝ったエフェクトなどはなく、非常にシンプル。ソーセージをパンでつかむ、ただそれだけに特化した作品だ
親指1本を画面に添えて、タイミングよくタップするだけ。どんぴしゃで挟めればパーフェクトとなり、連続パーフェクトを決めるとスコアが倍、倍となっていく。
端っこをかろうじて……なら、OK扱い。スコア倍化コンボは途切れ、一からやり直しだ。
スマホアクションの常として、ワンミスでゲームは終わる。そして珍しいことに、稼いだスコアは何の役にも立たない。
スコアを消費してアバターやパンの種類を換えられるとか、スペシャルアイテムが手に入るとかいうことは、いっさいない。純粋に、スコアはスコアの意味だけを持つ。
パーフェクト連発を狙って、スコアのダブルアップを狙う。たくさん稼げると気持ちいい。しかし、特に恩恵はない。上手にソーセージを掴んだことをよろこび、ハイスコアによろこぶ、原始的な楽しみができなければこの変ゲーと付き合うのは難しい
プレイヤーは自分の能力だけを頼りに、ソーセージを挟んでいかなければならないのだ。今どきのスマホゲームのくせして、ゲームそのものの機能しかないのはかなり珍しい。珍しすぎて「変」なのだ(でも、ツイッターでスコアをつぶやく機能だけはある)。
加えて、BGMもない。原始的なピロピロサウンドが鳴るのみ。古くて変なゲームだが、小さな子供にやらせたら大よろこびしていた。
誰でもわかる操作説明。ソーセージはけっこう長いので、楽に挟めそうに思えるのだが、そうでもない。このゲームはタブレットよりスマホの方が遊びやすい
シンプルでわかりやすいのがいいのだろう。ジェネレーションギャップを埋めるツールとしては優秀かもしれない。結婚式や法事でぐずる甥っ子姪っ子にやらせようかな……と考えている。
(c)Poppy