やり込み要素無限大のアクションMORPG
『ドリームタワー~無双の剣姫』は、自由なノンターゲティングバトルが楽しめるアクションMORPGだ。ただし、基本となる序盤のストーリーはシングルプレイで進めていくことになる。
ゲームの舞台となるのは神「トト」が想像したユラシアという異次元空間。トトによって、全人類がこの異世界へ召喚された
ユラシアには次々と異変が起き、世界は一触即発の危機を迎えていた。この危機を救うために戦っていくのが目的だ
ボタンタップで無限コンボ!
本作のウリとなるのが、シンプルな操作で楽しめるノンターゲティングバトルだ。
左パッドで移動。右ボタンをタップするだけで、回避や通常攻撃などのアクションを繰り出せる
通常攻撃とスキルは、連続タップするだけでさまざまなモーションの攻撃を繰り出すことができる。アクションゲームが苦手な筆者も、すぐにコンボをつなげることができた。
攻撃の種類によっては、敵を打ち上げて空中連撃を加えることも可能だ
各スキルは使用後にクールタイムが発生するが、その時間は数秒程度。積極的にスキルを使いながら、次々とコンボをつなげられるバトルシステムとなっている。
スキル使用時にはMPを消費する。しかし、その消費量は微量、かつ時間によって回復していくため、MPが足りなくて困るといった問題に直面することはなかった
ユニークな4人のキャラクター
本作には、スキルや攻撃方法がそれぞれ個性的な4人のキャラクターが用意されており、プレイヤーはその中から気に入った1人を操作キャラクターとして選択できる。
それぞれの特徴を、実際にプレイした動画とともに紹介していこう。
ナイト
騎士の名門の家に生まれた美女剣士。物理攻撃による接近戦を得意とし、攻守に優れる。
通常攻撃、スキルともにその場に立ち止まるタイプのものが多く、一見すると使いづらい。
しかし、剣の斬撃を飛ばすこともできるため、遠距離での戦闘が苦手ということもなく、バランスのとれたキャラクターだ。
見た目がクールビューティーな女性キャラクターというのもポイント
ウィッチ
魔法使いの一族出身の魔法少女。魔法攻撃による遠距離戦を得意とする。
魔法使いながら突進するようなスキルも覚え、攻撃範囲も広いので、非常に使いやすいキャラクター。セクシーさもナンバーワンで、移動や攻撃のたびに揺れる胸元が気になる。
蝶のような翼がかわいらしい。魔法使いだからか、耳がエルフっぽく尖っているのもチャームポイント
ガンナー
科学の発展した世界から召喚された青年。物理攻撃による遠距離戦を得意とする。
2丁拳銃らしく、手数の多いスキルが多い。そのため、爽快感が味わいやすいキャラクターだ。唯一のイケメン枠で、素早い動きで次々と敵を倒していく姿がカッコいい。
あふれ出る未来感がすごい。せっかくの甘いマスクが隠れてしまっているのが少し残念だ
ウォーリア
極寒の地に生まれた獣人。物理攻撃による接近戦を得意とする。武器はナックルだ。
近距離攻撃に特化していて、攻撃力が高いのが魅力のキャラクター。戦っているという感覚がいちばん味わえて、遠距離攻撃が苦手なのも、操作している分には気にならない。
ロボットっぽい装備が男心をくすぐる。ゴツいキャラ好きにはたまらない、大きくてマッチョな体も魅力的!?
最大4人まで作成できるので、キャラクター選びに迷った場合でも直感で選んでしまってOKだ。
ただし、レベルや持ち物などを共有することはできない。いったん作成したキャラクターは削除できないので、その点にも注意しよう
ランダムでつく名前に注目
キャラクター作成時に「ランダム」を選んだり、キャラクター選びに迷ったりした場合には、オートでランダムな名前をつけることができる。
そのネーミングセンスが非常に強烈! 自分で名前をつける方も、一度はオートでつけてみることをおすすめしたい。
日本の地名や名前を使ったものから、絵文字やネットスラングを使ったものまでさまざま。そのレパートリーは検証しきれないほど多そうだ
また、ゲーム内で注意されているとおり、改名にはダイヤ(課金通貨)が必要となる。決定する際には気をつけよう。
レベルアップによって開放される無数のコンテンツ
ゲームを始めたばかりのころは、スキルですら1つしか使えないほど自由度に欠けている。
しかし、レベルが上がるにつれ、スキルはもちろん、さまざまな遊び方で楽しめる新機能が次々と開放されていく。
装備や「成長」でキャラクター強化
どんなモード(ゲーム内では機能と表記)で遊ぶにも、大切となるのがキャラクターの強化。
キャラクターの能力値は30項目以上に分かれており、ひと目で強さを確認することは難しい。そのためか、「戦闘力」という大まかな数値が用意されている。
能力値を確認すると、まず目に入るのが戦闘力だ。数万と表示されるとなんだか強そうだが、まだまだ強化の余地はある
詳細を開くと、ズラリと能力値が表示される。中には「最終ダメージ軽減」など、始めたばかりではよく分からない能力値も存在する
挑戦するクエストの推奨値も、レベルなどではなく「戦力」として戦闘力で目安が示されている
戦闘力は、装備を変更したり「成長」したりすることで上がっていく。成長で選択できる項目はレベルアップによって徐々に開放されていき、最終的には8項目にも及ぶ。
項目ごとにもできることは複数あり、把握できないほどたくさんの方法でキャラクターを成長させられる
装備の成長方法だけでも、5種類も存在する。開放のタイミングもそれぞれ異なっている
スキルのレベルを上げるなど、些細なことでも戦闘力はアップしていき、難しいクエストも少しずつクリアできるようになっていく。
単純ではあるが、この数値が上がっていくことで明確にキャラクターが強くなっていることが実感でき、どんどんゲームを進めたくなるモチベーションにつながっている。
対人戦や協力マルチプレイも追加
1対1の対人戦を楽しめる「競技場」や、最大4人で協力して多数の敵に挑む「英霊無双」、3体の巨大な敵に1人で挑む「神々に挑戦」など、数えきれないほどのイベントクエストも徐々に開放されていく。
いつもは1人で挑むクエストも、4人で挑戦すると爽快感がさらに増した
2時間ほどのプレイでレベルは21まで到達したが、残念ながらいまだに開放できていない機能は多い。
チュートリアルで挑める巨大なボスとの戦闘。これも、ゲームを進めていけばいずれ楽しめるようになるはずだ
条件を満たせば、結婚も可能らしい。結婚式の挙げ方まで決められており、本作の奥深さには驚かされることばかりだ
ゲーム内で実際に確認はできていないのだが、本作には最大20対20の多人数協力プレイまで用意されており、「遊びきれない!」とうれしい悲鳴をあげたくなるほど、豊富なコンテンツにあふれている。
表示される日本語に少々違和感を感じることはあるが、意味が分からないほどではなく、プレイする分には気にならない程度。
ただ、同じようなクエストを繰り返すだけのスマホゲームに飽き飽きしている方に、ぜひおすすめしたい作品だ。
ゲームのリリースから2日目の時点で、すでにホームとなる拠点で多くのプレイヤーが各々のプレイスタイルでゲームを進めている様子を確認できた。
マップに表示された青い丸はすべてプレイヤー。ギルドなどの多数のプレイヤーが集まるコンテンツも、思いっきり盛り上がれることだろう。名前を確認するかぎり、全員が日本人のプレイヤーのようだった
ボリューム満点という表現では物足りないと思うほど、厚みのある本作をぜひ楽しみ尽くしてみてはいかかだろうか。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 8.4.1
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:10.0.3
- 課金総額:0円
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