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7月24日放送「題名のない音楽会」に「初音ミク」が特別出演! 冨田勲氏の追悼特集

  • 2016年07月20日

クリプトン・フューチャー・メディアは、7月24日放送の「題名のない音楽会」冨田勲氏の追悼特集に、バーチャル・シンガー「初音ミク」が特別出演することを発表した。番組ではARマーカーを用いた新システムを使用し、オーケストラ作品「イーハトーヴ交響曲」の特別バージョンをお送りする。

「題名のない音楽会」に初音ミクが特別出演!

[以下、リリースより]

クリプトン・フューチャー・メディアは、2016年7月24日(日)にテレビ朝日「題名のない音楽会」で放送される冨田勲氏の追悼特集に、弊社が展開するバーチャル・シンガー「初音ミク」が特別出演することをお知らせいたします。

今回の特集は、去る5月5日(木)に他界した作曲家・世界的シンセサイザーアーティストの冨田勲氏の追悼特集となっております。

長年、冨田氏と親交のあった指揮者の藤岡幸夫氏を迎え、冨田氏の遺した数多くの名曲の中から、NHK「きょうの料理」や大河ドラマ「勝海舟」、「新日本紀行」のテーマ曲、さらに手塚治虫氏のアニメ「リボンの騎士」のテーマ曲など、選りすぐりの代表曲をオーケストラの演奏でお届けする内容となっております。

番組後半では、晩年の冨田氏が最も力を入れていた、コラボレーション曲が演奏されます。2012年に初演となった、「初音ミク」をソリストに迎えたオーケストラ作品「イーハトーヴ交響曲」の特別バージョンです。

さらに今回はテレビ放送初の試みとして、「初音ミク」とオーケストラとの共演にARマーカーを用いた画期的システムを弊社で企画し、導入いたしました。

ARマーカーから位置、角度、レンズ情報を取得し、リアルタイムでCGカメラに反映させるAR技術を、厳しい条件下でテレビ品質に応えさせるのはこれまで困難でした。

しかし今回、「イーハトーヴ交響曲」の初演以降、進化を続けている「リアルタイム3DCGコントロールシステム[R3]」を、さらに応用、展開させ、常用外のテクニックを組み合せることにより、特別な装置を必要とせず、テレビカメラ実写映像のみから、CG合成を実現させる史上初の映像合成技術「放送収録ARシステム」の開発に成功いたしました。

このシステムの導入により、複数のカメラおよびアングルで収録した映像からCGを制作することが容易となり、特別な装置を必要とせず、映像の収録から短期間で「指揮に合わせて歌い踊る様子」をCG化することが可能となりました。

使用したARマーカー(展開図)

収録当日、会場ではステージ内の各所にARマーカーが配される形となっておりました。放送上では、「初音ミク」が通常のソリストと同様にステージ袖からやってきて、指揮者のかたわらで歌い踊ります。

さらには指揮者とコミュニケーションをとる様子もお楽しみいただけます。

また今回の特集では、冨田氏が上演を夢見て、他界直前まで創作を続けていた舞台作品「ドクター・コッペリウス」の一部も初演奏・初公開されます。

今秋11月11日(金)・12日(土)に東京・オーチャードホールで世界初演が予定されているこの作品も、「イーハトーヴ交響曲」同様、「初音ミク」とのコラボレーション作品となっております。

初演の前に冨田氏の壮大な構想の一端が明らかになる貴重な放送となりますので、ぜひご期待下さい。

(C)Crypton Future Media, INC.