ポケモンGO【攻略】:10kmタマゴを歩かずに楽勝孵化!? 路面電車でGO

各地に設置されたポケストップからはまれにタマゴが入手でき、孵化までに必要な歩行距離が長いものほどレアなポケモンが出やすいという情報は、すでに多くのトレーナーがご存じのはず。今回は、比較的走行速度がゆっくりな路面電車を利用し、楽して歩数を稼いでタマゴが孵化できるかを検証してみた。

目標は歩かずに10kmタマゴを効率よく孵化させること!

2016年7月27日(水)、天気がややあやしい中、検証が始まった。

最初に検証内容を説明しておこう。

都内を走る都電荒川線の早稲田駅からスタートし、終点の三ノ輪橋駅までを往復する。これでおよそいくつのタマゴを孵化できるか? を検証する。

停留所数が30ヵ所もあるため、パッと見ると長い距離のように感じるだろうが、各駅ごとの距離が短いため、実際の往復にかかる時間はおよそ1時間ほどしかない

荒川線は全長12.2kmとなっており、大きな特徴として早稲田から王子駅前までは車道を通っているということ。

そのため他の路線より平均時速が20km程度しか出ておらず、道路渋滞に巻き込まれるとさらに遅くなるため、タマゴを孵化させるにはもってこいの場所といえるのではないか? という仮説にもとづいている。

実際の都電荒川線の車両。車掌が1人だけのワンマン運転が基本で、発車前に2連打ベル制御器が自動的に鳴るのについては、過去の「ちんちん電車」から継承されているようだ

ゆったりと走る荒川線に揺られながらの検証スタート

さっそく早稲田駅から検証をスタートしようと思ったのだが、1つ気になることが……。

早稲田といえば早稲田大学がある場所なので、訪れるまでは大学生がスマホを片手に歩き回っていると思っていた。

しかし、現実的に考えてみると7月末といえば、大学生たちは夏休み期間を堪能しているはずなので、駅付近も部活に行く途中の学生たちや通行人が数え切れる程度しかいなかった。

ポケモンGOが配信されてからというもの、どこを歩いても必ずスマホを片手に遊んでいるプレイヤーを見かけるようになったが、スタート地点である早稲田駅にトレーナーの姿は見当たらなかった

あらためて、検証の条件は以下のとおり。

  • 日時:2016年7月27日13:00~16:00
  • 場所:都電荒川線始発駅から終点駅
  • 目的:早稲田駅から三ノ輪橋駅間を往復して、いくつのタマゴが孵化させられるかを検証
  • 金額:400円で購入できる都電1日乗車券を利用
  • 使用アイテム:ふかそうち、おこう(検証には関係なし)

1つだけ断っておくと、この時点で筆者は10kmタマゴを持っていなかったので、5kmのタマゴから検証を開始した。

タマゴは最大9つまで所持することができるのだが、消費していかないと新しいタマゴを獲得することができないため、検証のために大量のふかそうちを用意して挑戦することに

大量のポケストップで道具がウハウハ状態に

まず驚いたのが、進むポケストップの多さである。

荒川線は都心から少し離れた場所にあるためか、外の景色を見ていると商店街のような場所が多い。

さまざまな店が近い場所に集まっているので、結果的にポケスポットの数もこのようになっているのだろう。

ポケストップが多い場所だと、画像のような光景が画面上に広がるのだが、歩いて回ろうとすると思った以上に時間がかかってしまう。今回は電車に乗っているため、道具回収はかなり快適だった

また、途中にある王子駅前では、ルアーモジュールが至ることろに設置されており、電車から降りてみると多数の学生トレーナーたちが出現するポケモンを捕まえている光景が。

筆者も新しいポケモンを捕まえるチャンス! と思わず舞い上がってしまい、しばらく学生たちに混ざっていたことはここだけの秘密だ。

こちらは王子駅の様子。位置的にはちょうど荒川線の中間地点にある場所で、この辺りからポケモントレーナーらしき人物をチラホラと見かけられた

ゼニガメやフシギダネなどもいたことから、この辺りでは珍しいポケモンが捕まえやすいのかもしれない

終点の三ノ輪橋までは約2.5km歩いたことに!

ポケモンを捕まえたり、さまざまなポケストップを堪能していると、終点の三ノ輪橋に到着。

この時点での歩行距離はおよそ2.5km歩いたことになっていた。

このペースで早稲田まで戻ると、総歩行距離は5kmとなり、スタート時にふかそうちを使っているタマゴが孵化するという結果になるはずだ。

早稲田駅-三ノ輪橋駅間にかかった時間はおよそ1時間。これから再び戻ると、合計2時間といった長旅になるので、夏は水分補給用に飲み物を必ず持っておきたい

タマゴが孵化するまでの間はとくにやることもなかったので、所持していた「ふしぎなタマゴ」を使って各ポケモンを進化させたり、ポケストップで各種類のボールを集めるなど、ひたすらトレーナーレベルを稼いで過ごした

思いもよらぬタイミングで10kmタマゴを獲得!

ポケストップが多いということは、各種モンスターボールのほかにも、「キズぐすり」や「げんきのかけら」など、たくさんの道具が手にはいる。

もちろん、そのなかにはタマゴも含まれており、運がいいと10kmタマゴが獲得できることも。

筆者も検証の途中で、ポケストップから突然10kmタマゴが入手できてしまい、思わずふかそうちを大量購入してしまいそうになった

検証結果:4時間あれば9個のタマゴを一気に孵化させることが可能!

ゆったりと進む荒川線に揺られること約2時間20分。往復するまでの間に孵化したポケモンの種類と数は以下のようになった。

孵化したポケモン使用したタマゴ
ドードー5km
クラブ5km
マンキー5km
ナゾノクサ5km
ヤドン5km
ポッポ2km
スリープ5km
ゼニガメ2km
ビードル2km

結果として、5km以下のタマゴであれば2時間ほどで9つすべて孵化させることに成功。このペースでいくと、早稲田から三ノ輪橋を往復2周することによって、10kmタマゴも夢じゃないという検証結果が得られた。

10kmタマゴからはラプラスやカビゴンのような珍しいポケモンが出るみたいだが、5kmタマゴからもマンキーやスリープといった見かけることがあまりないキャラクターが生まれるので、戦力が整ってない場合は育てておくのも手である

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