シリーズ20周年を迎え新たに進化したバイオハザード
東京ゲームショウのカプコンブースにて、プレイアブル展示されていたのは、2016年1月26日発売予定の『バイオハザード7 レジデント イービル』。
今回のプレイアブルは、2016年8月にドイツで開催された「gamescom 2016」で公開されたものと同じということだが、プレイステーションVRでプレイできるようになったほか、音声も日本語になっている。
朽ち果てた洋館で謎の老婆からひたすら逃げる
バイオハザードシリーズというと、ゾンビのイメージが強いが、今回の体験ではゾンビは登場しない。
舞台は鬱蒼とした森の中にある朽ちた洋館。プレイヤーは謎の老婆から追われる女性となって、この洋館の中へと逃げ込むことになる。
老婆につかまってしまうとゲームオーバーになってしまうため、プレイヤーは館の中を老婆から隠れながら進むことになる。
筆者は、ホラー映画やホラーゲームは嫌いではない。むしろ、ホラー小説は好きなほうだ。
ゲームや映画、小説は、あくまで自分が安全な場所にいると感じるから、恐怖にフィルターをかけて体験できる。しかし、VRとなると話が違ってくる。
背後から聞こえてくる老婆の罵声や、ボロボロの洋館の雰囲気など、本当に自分が追われていて、捕まったら殺されてしまうと錯覚してしまう。
今回の体験では、追われる恐怖や館を進むための謎解きを体験することができた。あまりの恐怖に悲鳴をあげっぱなしの筆者だったが、その恐怖はプレイヤーが逃げ惑う無力な立場だという点が大きかった。
また、普段のゲームなら、コントローラーのスティックやボタンを動かせば簡単に視界を見渡せるが、VRではコントローラーの操作だけでなく、実際に頭を動かさないとならない。
そのもどかしい感覚がより恐怖を増幅させてくれている。
これで、従来のバイオハザード通りにプレイヤーが銃を手にして戦えるようになったとき、この恐怖がどうなってしまうのだろうか。2017年1月26日の発売を楽しみに待ちたい。
東京ゲームショウ2016 一般公開日概要
- 日程:一般公開:9月17日(土)、18日(日) 10:00~17:00
- 会場:幕張メッセ
- 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 共催:日経BP社
- 特別協力:ドワンゴ
- 入場料:一般公開:前売1,000円/当日1,200円(税込)
※小学生以下は入場料無料
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