毒の特徴を把握してより多くのダメージを与えよう
現状の毒スキルは、大きく分けて3種類存在する。
3の駒は、ターン数が限られている代わりに毒のダメージ量が強力なことが多い。
しかし、ここで生まれる疑問は、1(進行毒)と2(固定毒)のどちらの駒を序盤から外周に置いておいたほうがより効果的なのかということだ。
「あのとき、先にあの毒スキルを置いておけば勝てたのに……」という状況にならないようこの記事で確認してほしい。
進行毒ダメージを検証
まずは進行毒を持っている駒のスキルの詳細を見ていく。
名称 | 初期値 | 増幅値 | レアリティ | |
---|---|---|---|---|
ネラ | 125 | 100 | A | |
アンタレス | 250 | 50 | A | |
イーゲル | 275 | 50 | A | |
ヘイラン | 400 | 100 | S |
現状、進行毒を持っているのは、この4体。
ヘイランはS駒ということもあり、初期値、増幅値ともにずば抜けているが、ネラとイーゲルのどちらが有効かは表の数値だけではわかりづらい。
そこで、各駒を出してから10ターン経過するまで蓄積する毒ダメージをグラフにまとめてみた。
これはターンごとに、相手に与えた毒ダメージの蓄積量を示したグラフだ。
たとえば、ヘイランは盤面に出てから8ターン経過した段階で合計6,000の毒ダメージを与えている。
6ターン目までは、初期値の高いイーゲルの方が相手に毒ダメージを与えているが、8ターン目でネラがイーゲルを上回っている。
そのため、長期戦が予想される場合、序盤にネラを出しておいたほうが、結果的により多くの毒ダメージを与えられる。
ヘイランは、グラフを見てもわかるとおり、A駒とは比べ物にならないくらいのダメージが出せるので、持っているならネラやイーゲルより先に出すようにしよう。
ちなみに、ネラのスキルレベルが1の場合、イーゲルを上回るのは9ターン目になってしまう。
「進行毒」と「固定毒」を比較
進行毒のダメージが明確になったところで、本題の進行毒と固定毒を比較していく。
固定毒には、使用頻度の高いルエド(S駒)、ファウスト(A駒)を比較対象とする。また、参考としてターンが限られているアズリエルも比較する。
ヘイランの強さは相変わらずだが、このグラフのいちばんの発見は、10ターン目にはS駒のルエドとA駒のネラの総毒ダメージがほぼ同じになるということだ。
このまま11ターン目に突入すればネラがルエドを上回るが、このころにはほどんどの対戦が終わっているだろう。
そのため、ネラとルエドを比較するなら、安定した毒ダメージを毎ターン与えられるルエドがおすすめだ。
ここで忘れてはいけないのは、3ターンで総毒ダメージが4,200にもなる「アズリエル」の存在だ。
進行毒の中でもっとも強いヘイランでも、この数値に追いつくまでには7ターンかかる。
序盤はヘイラン、中盤から終盤はアズリエルと使い分けて、効率よく毒ダメージを与えていこう。
結局どの毒が強い?
結論としては、進行毒を持つヘイランを序盤から出しておくのが、最もダメージが多くなる。
ただし、ヘイラン以外の進行毒は、長期戦にならないと活きてこない。
ヘイランを持っていない場合は、コンボスキルで逆転も狙えるファウストやルエドを序盤から出したほうがいいだろう。
検証結果をもとにした毒デッキの戦術
筆者はヘイランを持っていないので、次におすすめとなるルエドをリーダーにして序盤から出せるようにしておく。
もちろん、アバドンやドュルジなどの毒デッキに入れておきたいS駒を持っている場合は、カーリーやクイル・クエンと入れ替えておくこと。
今回のデッキにはネラも入れているが、終盤に手駒に来てしまうと固定毒のダメージ量には追いつけない。
先手後手、相手の出方にもよるが2~4手目には外周に置けることが多い。
上の画像のような局面で置いた駒はひっくり返されにくいので、ここにはリーダーにしたルエドを置いて毒ダメージを蓄積させていくのがおすすめだ。
ルエドを出してからは外周に毒スキルを配置していき、こちらのHPが減ってきたらルエドのコンボスキルを使って特殊ダメージを与えていこう。
アズリエルは序盤に出してコンボスキルの発動を狙いにいってもいいが、3ターン経過後には効果が切れてしまう。
アバドンを使ってフィニッシュするデッキであれば、終盤にアズリエル、アバドンの順番に打って、敵に追い打ちをかけていこう。
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