スマホを使わなくてもポケモンGOがプレイ可能に!
12月23日のアップデートで、ポケモンGOがApple Watchでも遊べるようになった。
Apple Watchに対応したことによって、スマホでポケモンGOを起動せずに、Apple Watchのみで以下のことができるようになった。
- 近くに出現したポケモンの通知(捕まえることはできない)
- ポケストップの通知と道具の獲得
- タマゴのふ化(タマゴの種類や数、距離なども確認可能)
- 相棒ポケモンのアメを獲得
- 獲得したメダルの通知
Apple Watchでできることは多いものの、「ポケモンの捕獲」はスマホ画面で行う必要があるのが残念なところ。
まだまだポケモンGOプラスに比べると使いにくい印象を受けるが、実際の使い心地はどうなのだろうか。
最新のiOS&WatchOSにアップデートをしておこう
『ポケモンGO』をApple Watchでプレイするには、Apple WatchのOSを最新バージョン(3.1)にアップデートする必要がある。
iOSのバージョンが古いと、WatchOSの最新バージョンをダウンロードできない場合があるので注意しよう。
Apple Watch版ポケモンGOの遊び方
Apple Watchで遊べる『ポケモンGO』のゲームの流れを解説していく。
メイン画面に表示されている項目は、以下の5つ。
- 出現中のポケモン
- ふかそうちにセットしたタマゴの残り距離(相棒にセットしたポケモンからアメをもらえるまでの距離)
- 歩いた距離
- ゲーム開始から経過した時間
- 歩数と消費カロリー
イメージは、出現したポケモンがわかる万歩計といったところだろうか。
Apple WatchでポケモンGOを起動中は、ふかそうちや相棒のポケモンからアメをもらえる距離が自動的にカウントされるので、思ったよりも便利な印象だ。
ただし、ポケモンの捕獲だけでなく、ふかそうちへのタマゴのセットもスマホで行なわなければならない点には注意しておきたい。
ポケストップを回してから道具を入手するまでには、体感で5秒ほどの時間がかかるため、スマホ版に比べると若干長めになっている。
ポケストップで入手したタマゴは表示されない
Apple Watchの画面でポケストップを回したときに表示されるのは、獲得した道具とXP(経験値)のみ。
タマゴは道具に含まれないため、Apple Watchの画面ではタマゴの数が増えているかの確認をすることができなかった。
Apple WatchとGOプラスの違い
Apple Watch版の『ポケモンGO』と、ポケモンGOプラスの細かな違いを紹介していく。
まだどちらも持っていないという人は、購入の参考にしてほしい。
出現したポケモンの捕獲方法
最も気になる「ポケモンの捕獲」に関する違いは、以下のとおり。
- Apple Watch:出現したポケモンの種類まで確認可能だが、スマホを使わないと捕獲はできない。
- Pokémon GO Plus:出現したポケモンの種類はわからないが、スマホを使わずに捕獲ができる。
効率でいえば圧倒的にGOプラスだが、レアなポケモンだけ捕まえたいときなど、たまにスマホを起動させればいいという状況には向いている。
出現したポケモンは9匹まで表示可能
Apple Watchでは、出現したポケモンが複数いる場合、画面内に9匹まで表示できる。
それ以上の数のポケモンが同時に出現することはほとんどないと思われるので、捕まえたいポケモンを見逃すという状況はあまりないだろう。
ポケストップのアイテム回収
「ポケストップのアイテム回収」に関する違いは、以下のとおり。
- Apple Watch:ポケストップの名前と、獲得した道具や経験値が表示される。
- Pokémon GO Plus:どの道具を入手したかは、スマホ画面を見ないと確認できない。
どちらも、スマホを操作せずにポケストップの道具を獲得できるという点では変わらない。
Apple Watchでは、画面のポケストップを回転させなければならないため、ボタンを押すだけのGPプラスと比べると、効率面で勝つのはなかなか難しい。
しかし、楽しさの面でいえば、どんなポケストップがあるかを確認しながら遊べるApple Watchの方が上だろう。
タマゴのふ化
「タマゴのふ化」に関する違いは、以下のとおり。
- Apple Watch:タマゴの種類や残り距離が表示され、タマゴがふ化すると通知がある。
- Pokémon GO Plus:通知がないので、タマゴがふ化したかはスマホ画面を見ないとわからない。
タマゴがふ化すると、Apple Watchの画面でタマゴが割れる演出があるようなのだが、今回の検証では残念ながら確認することができなかった。
タマゴのふ化はGOプラスとは比べ物にならないくらい便利
ふかそうちへのセットはスマホ画面でしかできないものの、それ以外はApple Watchのみでほぼ完ぺきにこなすことができる。
2017年1月3日まで、『ポケモンGO』の年末年始キャンペーンでタマゴからベイビィポケモンの出現率がアップしているので、たくさんタマゴを割りたい人には、Apple Watchは非常におすすめだ。
どちらか選ぶならGOプラスがおすすめ
Apple WatchとポケモンGOプラスは、どちらにもメリットとデメリットがあるものの、使いやすさでいえば圧倒的にポケモンGOプラスが上なのは間違いない。
また、2時間ほどのプレイで、Apple Watchの『ポケモンGO』のアプリが2回も落ちてしまったということが気になった。
ゲームには影響ないのだが、終了したときの結果画面が見れなくなるため、どのくらいの距離を歩いたかなどが確認できなくなってしまう。
デバイスの価格とバッテリーの駆動時間
Apple WatchとポケモンGOプラスの値段とバッテリーの駆動時間(※)は以下のとおり。
Apple Watch | Pokémon GO Plus | |
---|---|---|
価格(税別) | 27,800円~ | 3,500円 |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 | 約100日 |
※Apple Watchの駆動時間は、アプリの使用状況などで変化する。ポケモンGOをプレイする場合、これよりもさらに減少するので注意
Apple WatchとGOプラスの同時使用も可能
Apple WatchとGOプラスは、同時に起動して使うことも可能になっている。
ただし、使い心地はそれほど良くなく、結局GOプラスばかり操作して、Apple Watchを見ている余裕はないといった印象だ。
今後のアップデートでポケモンの捕獲ができるようになるかがポイント
やはり、デバイス単体でポケモンを捕まえられるかどうかの差は、非常に大きい。
現時点ではApple Watchはポケモンの捕獲に対応していないが、今後のアップデートで捕まえられるようになるなら、使いやすさは一気に倍増するだろう。
『ポケモンGO』の人気を考えれば、さらにApple Watch版が遊びやすくなる可能性は高いと思われるので、期待しておこう!
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