iPad新モデルはA9チップ搭載で37,800円(税別)から
突如として発表された9.7インチのiPad(2017)。
同時にiPad Air2がラインアップから外れたため、その後継モデルの位置づけと思われるモデルだ。
まずは、iPad(2017)の基本的な仕様を確認していこう。
モデル | iPad(2017) |
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SoC | A9チップ+M9コプロセッサ |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 240×169.5×7.5mm |
重量(Wi-Fi版/Wi-Fi+Cellular版) | 469g/478g |
ディスプレイ | 9.7インチRetinaディスプレイ |
画面解像度 | 2,048×1,536ピクセル(264ppi) |
背面カメラ | 8MP+1080p HDビデオ撮影 |
インカメラ | 1.2MP+720p HDビデオ撮影 |
オーディオ | 2スピーカーオーディオ |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac、デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz) |
センサー | Touch ID/3軸ジャイロ/加速度センサー/環境光センサー/気圧計 |
バッテリー | Wi-Fi時:最大10時間 モバイルネットワーク時:最大9時間 |
カラーバリエーションは、従来と同様に、シルバー・ゴールド・スペースグレイの3種類。
価格(税抜)は、
- Wi-Fiモデル(32GB):37,800円
- Wi-Fiモデル(128GB):48,800円
- Wi-Fi+Cellularモデル(32GB):52,800円
- Wi-Fi+Cellularモデル(128GB):63,800円
となっており、国内では3月25日(土)0:01より注文を受け付ける。
スペックはiPad Air2に劣るかもしれない?
iPad Air2の後継モデルとしてみると、まず目に入る変更点は、搭載するSoCがA8XからA9になったことだろう。
A9チップは、iPhone 6s/6s Plusに搭載されたチップで、A8と比較して1.8倍のCPU性能、1.8倍のグラフィック性能を誇るSoCだ。
しかし、iPad Air2に搭載されているA8Xよりパフォーマンスが高いというわけではなく、事実、A9を搭載するiPhone 6sとA8Xを搭載するiPad Air2のGeekbenchのスコアを比較すると、シングルコアのスコアはほぼ変わらないが、マルチコアではiPad Air2(A8X)が差をつけて上回っている。
従来のiOS端末同様に、現時点ではRAM容量が明らかになっていないが、2GBを搭載すると思われる。
同じ名称のSoCでも、動作クロック数に違いがあるなど、単純な比較はできないが、3万円台でiPhone 6sと同等の端末が手に入ると考えると、お買い得と言えるだろう。
サイズ・重量など、細かな仕様に差が
SoC以外では、本体の厚さと重量が若干増しているが、初代iPad Airと同じ数値となっている。Air2の後継モデルかつ、初代Airの改良モデルという見方もできる仕様だ。
また、ディスプレイの解像度は変わらないものの、Air2で採用されているフルラミネーション加工が施されていない模様。
フルラミネーションディスプレイは、液晶・タッチパネル・カバーガラスの3つの部品を一体化させたもので、本体の薄さや画面に指で触れる感覚に寄与する。
これが施されていないことにより、Air2から本体の厚みが増してしまったと思われる。
Apple公式の仕様に反射防止コーティングの記載もないため、光の映り込みも気になるところだ。
その他、カメラのHDR撮影がオートでなくなったり、LTEバンド12(北アメリカで使われている700MHz帯)に対応といった変更点が存在する。
iPad Pro 9.7インチモデルとの差は?
Appleは、今回の新型iPadと同じく9.7インチのiPad Proを販売している。
同サイズのディスプレイを搭載する2モデルが同時に展開されるということで、これらの違いを確認していこう。
iPad ProはA9Xを搭載
9.7インチiPad Proに搭載されるA9Xは、A8に比べて
- CPU:1.85倍高速
- グラフィックス:2.7倍高速
とされている。
新型iPadのA9は、
- CPU:1.6倍高速
- グラフィックス:1.8倍高速
となっており、特にグラフィック性能については、iPad Proが高い性能を誇っている。
Smart ConnectorはProのみ搭載
iPad Proの側面には、純正のキーボードカバー「Smart Keyboard」と接続するための「Smart Connector」が設けられている。
これはProの特権ということなのか、新型iPadには搭載されていない。
当然、Smart Keyboardを使用することはできないので、キーボードで文字入力をしたい場合、サードパーティー製のものやMagic KeyboardのようなBluetooth接続のキーボードを利用することになる。
また、Apple PencilもProにのみ対応する。
写真や映像の表現はProが上手
新型iPadは前述のとおり、フルラミネーションディスプレイや反射防止コーティングがされていないうえに、9.7インチiPad Proは、シネマ向けの色域規格「DCI-P3」をサポートしている。
ディスプレイの写真・映像表現は、Proの方が鮮やかな色で表現できるのだ。
また、撮影に関しても、Proの方が1枚上手で、12MPの写真や4Kビデオ撮影、オートHDRに対応している点で優れている。
低価格が魅力の初代Airのアップデートモデル
上記の他にも、ProはLTEバンド27、30に対応(いずれも国内では使用されていないバンド)や、Apple SIMを内蔵(Cellularモデルのみ)といった特徴があり、iPadファミリーでは9.7インチが最上位に位置するモデルとなっている。
新型iPadの魅力は、なんといっても3万円台から購入できる低価格。サイズや重量などは初代iPad Airと一致しており、SoCをA9に変えたアップデート版といった印象だ。
最上位のWi-Fi+Cellularモデル(128GB)でも63,800円(税抜)となっているため、iOSのタブレットがほしいと思っている人にとっては有力な選択肢となるだろう。
ちなみに、今回同時に発売が明らかになったiPhone 7/7 Plusの (PRODUCT)RED Special Editionとともに、ドコモ・ソフトバンク・KDDIが取り扱うことを発表済み。
各キャリアの新型iPadの発売日は決定していないため、割賦購入サポートなどを利用したい場合は、そちらの動向もチェックすることをおすすめする。
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