勝敗のカギを握るのは6マスの布陣
DeNAから本日3月30日(木)に配信された『デュエル エクス マキナ』(以下、DXM)は、カードの布陣や地形の変化が勝負を大いに左右する新機軸のTCG。
リソース管理やカードスキルによるコンボといった、従来の戦術に加えて、カードの配置が重要な要素となる。
https://youtu.be/_kCv1U0bn8U
まずは、基本的なゲームルールの確認から始めよう。
『DXM』では、自分と相手がお互いに縦2マス、横3マスの計6マスのフィールドを所有している。このフィールドにカードを配置して、バトルを進めていくことになる。
さらに、6マスの陣地の奥には、プレイヤーの代わりに戦場に立つ「ガーディアン」がいる。
カードによる直接攻撃や、スキルの効果でガーディアンにダメージを与えていき、先に相手ガーディアンのライフを0にした方が勝利!
ここで重要となるのが、カードの配置の仕方だ。
配置したカードの攻撃は基本的に、自分がいる縦列の中で一番手前にいる相手カードに当たる。つまり、カードをそのまま壁のように扱えるのだ。
ガーディアンに攻撃が通らないよう、相手カードの前をふさぐのか? あえて相手カードがない列に配置し、こちらの攻撃を通すことを意識するのか? 状況に合わせた配置が重要になる。
もちろん、縦2列であることを利用すれば、ガーディアンだけでなくフィールド上のカードも守ることが可能だ。
後列に主力となるカードを配置し、その前に壁役のカードを配置することで、主力カードを守りながらバトルを進められる。
自陣に壁を作りつつ、相手の壁を削っていく――。お互いに次々とユニットを出していくため、フィールドの状況はかなり忙しく変化していくことになる。
カードをプレイするのに必要なリソースは、ターン経過で最大値が増えていく「マナ」のみ。
マナは自分のターン開始時に全回復するので、毎ターンしっかりとすべてのマナを使いきれるような展開が望ましいだろう。
ただ殴り合うだけでなく、ユニットカードの特殊効果やスペルカードも意識しなくてはいけない。
壁を作るために、低コストのユニットを並べることも多くなるため、攻撃力やライフが1違うだけでも大きな効果になる場面が多くなってくる。
個性的なガーディアンも重要となるデッキの構成
プレイヤーの分身ともいえるガーディアンの存在も、本作においては勝敗を左右する大きな要因となる。
本作で登場するガーディアンは全部で15人。それぞれが5つの勢力のいずれかに所属している。
また各カードにも勢力が設定されており、デッキに編成できるのはガーディアンと同じ勢力のカードと、所属に縛られない「ニュートラル」のカードのみとなっている。
勢力によって速攻が得意なものもあれば、持久戦が得意なものもある。また、ユニットの数で勝負する勢力があれば、強力なスペルで試合をコントロールするような勢力もある。
ゲームを始めたら、まずは自分に合った戦い方ができる勢力を探してみるところから始めてみよう。
ゲーム開始時は、各勢力から1人のガーディアンしか選択できないのだが、各勢力のストーリー(1章)を進めていくことで、ほかのガーディアンも使えるようになっていく。
ストーリーでは、ガーディアンをはじめとするワールドワイドな神話の神々が登場する。基本的には、ガーディアンとのバトルに勝利すれば解禁される流れだ。
またガーディアンは、それぞれ固有の「ガーディアンパワー」が使用可能となっている。これはバトルの際、自分のターン中に2マナを消費することで発動する。
相手にダメージを与えたり、ライフを回復するといったシンプルなものだけでなく、配置されている相手カードを横にずらしたりするようなトリッキーなガーディアンパワーも存在する。
デッキのコンセプトに合わせたガーディアン選びも欠かせなくなりそうだ。
そんなガーディアンパワーの中でも気になるのが、地形を変更するという効果。
カードの中には、特定の地形の上に配置することで発揮される特殊な効果がある。まずは地形を変更し、その上に新たにユニットを配置するという手間が掛かる分、魅力的な効果が多い。
充実したゲームモードと初心者も安心のシステム
本作のゲームモードは、ストーリー以外もかなり充実している。
ランダムでほかのプレイヤーとマッチング&対戦を行う「ランクマッチ」はもちろん、ランクが上下しない「フリーマッチ」や、パスワード入力式の「プライベートマッチ」も実装されている。
オンラインカードゲームとして必要とされるモードはこれでひととおりそろっているといえるが、それに加えてイベントバトルも開催される。
イベントバトルでは、デッキの構成に制限を加えた特別ルールの中でオンライン対戦を繰り広げていくこととなる。
普段のランクマッチとは、異なった趣の対戦が楽しめるだけでなく、イベント参加者には報酬も用意されるとのこと。
さらにデッキ編成では独自のシステムを導入しており、自分でいちからデッキを編成するだけでなく、いくつかの「デッキレシピ」がゲーム内に用意されている。
これを利用すれば、レシピを選択するだけでそのとおりのデッキが一瞬で編成される。
足りないカードがある場合は、まずはすでに所持しているカードを自動で編成してくれる仕組みだが、足りない分は自分で選んでも組み込めるようになっている。
独自のバトルルールを取り入れながらも、複雑ではないのでバトルにはすぐなじめるし、デッキ編成の手間がデッキレシピによって軽減されているので、TCG新規参入のハードルはかなり低め。
これまでのデジタルTCGが難しすぎてなじめなかったという人にも、ぜひとも触ってみてほしいタイトルだ。
正式リリースにちなんで、本作のプロデューサーからコメントをいただいているので、以下に紹介しておこう。ぜひ、本作の熱いバトルを体感してみてほしい!
プロデューサーのコメント
ようやくリリースまでこぎつけました。2016年の8月と12月にオープンβテストを実施し、その中でいただいたプレイヤー皆様からのご意見も反映できて、渾身のリリース版をお届けできることをうれしく思っています。
本作は、自分のペースで楽しくTCGを遊ぶことを大事にしているタイトルとなっていますので、長くお付き合いいただければと思います。
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