マッスルショットは「キン肉マンらしさ」を大事に!
今回のイベントは、アカツキとカヤックが古くからのユーザーを大事にしているという共通部分があるということで、実施が決定。
エンドユーザーに向けて、各タイトルでどのような施策が行われているかが発表されていった。
マッスルショットでは、カヤックの髙久敏宏プロデューサーが登壇。
「キン肉マンらしさ」を最も大事にして、開発に取り組んでいるという。
キン肉マンといえば、大ピンチの状況から脅威のパワーを発揮して逆転を収める「火事場のクソ力」が有名。
マッスルショットでは、HPが0になったときにランダムで発動し、成功すれば復活という形で再現されている。
また、超人たちが使うド派手な必殺技も原作での大きな魅力。
マッスルショットにおいては、強力な必殺技はもちろんのこと、特定の超人の組み合わせて発動できるタッグ技も再現!
超人2人分の必殺技を使うだけに、すさまじい破壊力を秘めている。
さらに、カヤックでは「モバゲー」時代から原作者のゆでたまご先生とは信頼関係を築いており、今ではオリジナルの必殺技や、タッグ技を作る許可までもらっているとのこと。
まだオリジナル技の種類は少ないが、これからどんどん増えていくことが予想される。
ユーザーのニーズに合わせて細かい改修も続けられており、2016年12月に実施されたver 3.4アップデートでは、チュートリアルとストーリーモードを改修。
これにより、ユーザーの継続率に改善が見られたという。
公式配信やリアルイベントにも力を入れており、毎月SHOWROOMで配信されている公式放送では、最大で45,000人もの視聴者が。
これは、AKB48、DeNAベイスターズの配信と並んで、SHOWROOMで最大規模の視聴者数を誇るそうである。
また、マッスルショットではユーザーアンケートも定期的に行われており、要望を受けてさまざまな機能が実装されている。
限定されたユーザーに対して行ったユーザーインタビューからは、イベント終了後24時間以内ならいつでもプレイできる「リターンマッチ」機能が追加!
30代、40代のユーザー層が中心で、昼にプレイできない人が多い本作においては、非常にありがたい機能である。
髙久Pいわく、今後もキン肉マンの世界を体験できる機能を追加予定ということで、これからの展開にも大いに期待ができるマッスルショット。
次の猛襲ボスは誰なのか、絆覚醒追加はどの超人か、次のアップデートが待ち遠しい!
『ぼくポケ』では「友情体験」を大事に!
同じくカヤックのタイトルである『ぼくらの甲子園!ポケット』(以下、ぼくポケ)からは、前プロデューサーの綿引啓太氏、現プロデューサーである徳田裕介氏が登壇。
『ぼくポケ』では「エピソードになるような友情体験」を大事にしているということで、熱い内容が語られた。
ぼくポケでは、リーグ優勝を果たすと、ユーザーの高校に合わせたオリジナルの「優勝新聞」を作ってもらえる。
これは、優勝チームのユーザーの要望を忠実に再現して作られている……のだが、作成の際は開発チームが不眠不休でがんばっているとのこと。
ものすごく大変なのだが、ユーザーには好評ということで、今後も続けていくそうだ。
『千メモ』ではニコ生をフル活用!
アカツキからは、3周年を迎えた人気タイトル『サウザンドメモリーズ』(以下、千メモ)の藤田真也プロデューサーが登壇。
長期運営する上で継続的に盛り上がりを生むために、千メモではニコ生を活用しているということ。ここでは、そのエッセンスについて語られた。
藤田氏がポイントとして挙げたのは、有名声優やお笑い芸人に頼らず、ゲームに対して愛のある人に出演してもらうこと。
千メモチームは、「感謝」「愛情」「本気」をモットーに、どんなコンテンツがユーザーに愛されるかを全力で考えているそうだ。
オリジナルIPに挑戦する『ハチナイ』
リリースされたばかりの『八月のシンデレラナイン』(以下、ハチナイ)の山口プロデューサーは、『ハチナイ』のIP化※を目指すために、どのような工夫がされているかを紹介した。
※IP=知的財産。ゲーム業界においては、漫画やアニメなどの版権タイトルを指すことが多い
山口氏が語ったのは、ゲームを原作にして、メディアミックスをする際に注意したいポイントについて。
ゲームは、他のメディアと比較すると唯一インタラクティブ性のあるメディアである。
そのため、ゲームだけのことを考えてコンセプトを作ってしまうと、気づかないうちにゲーム以外に展開しにくいものになってしまいがち、とのこと。
ハチナイで心がけているのは、「IPコンセプト」と「ゲームコンセプト」という、コンセプトの2重構造化。
「ゲームコンセプト」の上に、全メディア共通で届けたい体験を「IPコンセプト」として最初から設定し、どのメディアに展開する時もこれを守っていくことでファンは「ハチナイらしい」体験を等しく得られるようになる。
IP化を目指すにあたっては、
- 世界観・物語体験だけでも魅力的な内容かどうか
- ゲームになった時にそれがより魅力的に感じられるか
という、2つのコンセプトを一気にまとめ上げることができる「テーマ」を探すのが重要だと考えているそう。
ハチナイの場合は、「美少女×青春×甲子園」がテーマ。
果たして今後、ハチナイがどのような展開を見せていくのか注目である。
アカツキがコミックマーケット92(夏コミ)に出展!
今回取り上げられた『千メモ』『ハチナイ』が、夏コミに出展決定!
両タイトルとも、出演声優によるグッズのお渡し会が予定されているので、ファンの方はぜひチェックを。
スケジュールなどの詳細は特設サイトで確認しよう!
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