KingをActivision Blizzardが巨額買収!
日本でもCMを展開し、幅広い層に支持されているスマホパズルゲームの世界的ヒット作『キャンディークラッシュ』の開発会社King Entertainmentが、Activision Blizzardに59億ドルで買収されることが発表された。Activision Blizzardといえば、コールオブデューティーシリーズやGuitar Heroなど、人気シリーズを多数持つ大手。最近では日本語にローカライズしたカードゲーム『Hearthstone』のリリースでも話題になっている。
今回の発表では、買収が合意に至ったことについてであり、取引は2016年春を目処に完了するようだ。
今回の買収がスマホゲーム業界にどのような影響をもたらすかは未知数な部分が多いが、良質のゲームがたくさん増えることは業界にとっても、プレイヤーにとっても歓迎だろう。
Activision Blizzardの変遷
Activisionといえば、MechWarriorやQuakeシリーズをISDNのテレホーダイを利用してプレイした世代には、おなじみのブランドだろう。この当時は、インターネットで対戦プレイをするにはPCしかプラットフォームがなく、英語版のゲームを手探りで遊んでいたものだ。
その後、Activisionは、2007年にフランス企業のVivendi Gamesと合併することになる。そのとき、Vivendi Gamesの傘下にあったBlizzard Entertainmentのブランドを採用し、Activision Blizzardが誕生した。
Blizzard Entertainmentも、『Warcraft』や『Diablo』などでも古参PCゲーマーにはおなじみだ。ちなみに、スマホカードゲームの『Hearthstone』でも使用されているBattle.netはこのころから存在し、当時では数少ないネットワークゲームシステム1つだった。