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Farm Away!

Farm Away!【ゲームレビュー】

農園経営シミュレーション『Farm Away!』は、フィンランドを拠点に活動するFutureplayのスマホゲーム第1弾となるタイトル。牛や豚などの家畜や農作物を育て、自分の農場を拡張していくのが目的だ。収穫の作業は自動化することができるが、そのサイクルは加速度的にアップし、天文学的な収穫量へと進化を遂げていく!

天文学的な数字が飛び交う全自動農園シミュレーター!

『Farm Away!』は、リアルタイムに成長する作物と家畜を収穫して出荷する農園経営シミュレーション。といっても、プレイヤー自らがいちいち作物や家畜を世話する必要はなく、放置しておくだけで自動的に収穫できるようになるシンプルなシステムが用意されている。『Hay Day』のような本格経営シミュレーションよりも、プレイ感覚は『Cookie Clicker』に近いライトさだ。

育てられる作物と家畜が勢ぞろいのタイトル画面。農地を拡張することで、その種類が増えていく。

最初に開放する農地は、ニンジン畑となる。本作におけるニンジンは成長が早く、農地上のメーターがいっぱいになると即座にゴールドに換金できる。1,000ゴールドは1K、1,000Kは1M、1,000Mは1B、1,000Bは1Tと、3桁ごとに単位が繰り上がり、T以降はaa、bb、cc、dd……とアルファベット順に架空の単位が続く。1aaで10の15乗=1,000兆ゴールドに当たるので、すでに一農家の売上としてはあり得ない数値を取引していることに!このナンセンスさを楽しむのが、本作の真髄と言えそうだ。

それぞれの農地に設定されたゴールドを支払うことで、そのエリアがアンロックされていく。農地に割り振られている作物および家畜は、アンロックしたときに判明する仕組みだ

また、収穫物を換金できる農地にはゴールドのアイコンが表示される。操作は、その農地をタップするだけ。農地が増えてきたらスワイプでまとめて換金することもできる。

農地ごとの作付け数、あるいは飼育頭数を追加すると、1メーターごとに得られるゴールドがさらに増える。そして、一定数を追加することでメーターの充てん速度がアップ。便利グッズの使用でも、収入アップやメーターの充填速度の増加を図ることが可能だ。

Facebookのアカウントと連動させると、農地にフレンドを割り当てることが可能になる。割り当てたフレンドは、一定間隔で農地のメーターを上昇させてくれる

天候を操って収穫量を増やし、マーケットに出荷しよう

本作では、農地を順番に開放していってマーケットに収穫物を出荷するまでが1シーズンとなっている。最初の1シーズンが丸ごとチュートリアルになっていて、画面上に表示される目標をクリアしていくことでシーズン進行の流れが把握できる仕組みだ。1シーズンは30分ほどのプレイ時間で終わるので、サクサク進めてみよう。

太陽と雨雲は、どちらも農地への恵み。広告動画を視聴するのと引き換えに、一定期間の収入にボーナスが追加される

6つの農地を開放すると、マーケット開催のカウントダウンが始まる。広告動画の視聴ですぐに出荷することも可能だ

手軽に収穫&じゃんじゃんボーナスで、景気がいい!

農地別の全自動グッズさえ買っておけば、換金したゴールドがどんどんたまっていくので、後は放置するだけでOK。この手軽さが非常にうれしい。そして、収入の単位がどんどん上がっていくのも異次元の面白さ! ただし、ボーナスを得るときだけでなく、シーズンラストのマーケット開催を早める際にも広告動画の視聴を求められることには、少々閉口した。

シーズンが終わると、再び農地が初期状態に戻って次のシーズンがスタートする。このときに「光る種」がもらえるので、プレイ中の実績解除でももらえる「宝石」と合わせて、購入メニューにていつもより強力なグッズと交換できる。より効率のいい農地開発を目指して、いろいろな組み合わせを試行してみよう。アクシデントやネガティブなイベントが発生することはないので、いくらでも実験的な開発ができるはずだ。

シーズンの始まり。前のシーズンの成績に応じてボーナスが追加される

「光る種」を使って、シーズン中ずっと有効なボーナスアイテムを購入できる。「強くてニューゲーム」の感覚で、新しい収穫期に挑もう

  • 使用した端末機種:iPhone 6 Plus
  • OSのバージョン:iOS 9.1
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.2.0
  • 課金総額:0円

(C) Futureplay Ltd.