コマンドの組み合わせが頭を悩ませる『PULSARS』【TOKYO SANDBOX 2018】

SESAME GAMESの『PULSARS』は、宇宙船をゴールまで誘導するゲーム。コマンドの組み合わせや、その有効範囲の自由度が高さが、ユニークなプレイフィールを生み出している。

コマンドを駆使して恋人の待つ星へ……

インディーズレーベル「SESAME GAMES」が『PULSARS』は、信号を発信する基地(パルサー)に、コマンドを設置して、宇宙船をゴールとなる星まで誘導する、パズル要素を含むゲーム。

宇宙船は自動的に前方に進んでいくのだが、パルサーが発信する信号を受け取ると、それに従って動き方が変化する。

宇宙船は前方へ向かって進行。ステージ上にに点在するパルサーに、画面左下にある矢印が宇宙船へ伝える誘導コマンドで、これをパルサーに設置する。コマンドをセットし終えたら、画面右下の再生ボタンで宇宙船の行く末を見守るというゲーム性だ

パルサーに設置したコマンドは、届く範囲を任意に調整することが可能で、コマンドの種類と範囲の2つの要素が組み合わさり、宇宙船の進行ルートは自由度が高くなっている。

そのおかげで、ゴールまでどのように誘導するかを悩ませるゲーム性が生まれているのだ。

信号の届く範囲は、スワイプで自由に調整できる。円の内部に宇宙船が入ると、パルサーにセットしたコマンドのとおりに動く

コマンドの種類は、直線とカーブの2つに大別される。

直線コマンドは、その方向にまっすぐ進み、カーブコマンドは進みながら進行方向が曲がっていくので、この違いを把握してコマンドを組み合わせていくのが実に面白い。

難易度が上がると、信号の届く範囲を重複させ、2つのコマンドを同時に作用させることが要求される場面も。また、あえて範囲を小さくして届かせないという戦略も考えられる

ゴールにたどり着く前に、上下左右の画面端にぶつかってしまうとゲームオーバー。再度、コマンドをセットして正解ルートを見つけていくという流れだ。

今回、試遊したバージョンでは、ゲームオーバー時のコマンドが保存されず、再プレイ時には0からコマンドの種類と範囲をセットしなければならなかったが、開発者の後藤誠氏によると、失敗時のコマンドを記憶して、再プレイ時に微調整しやすくするよう改修をする予定だという。

進行ルートのひらめきと、試行錯誤の繰り返しがゴールへのアプローチとなり、宇宙船がゴールできるか見守っているときのハラハラ感も結構クセになる。

また、登場する宇宙船は、星の爆発に巻き込まれるところを回避し、恋人の待つ星へ帰還することを目指しているというバックボーンも、宇宙船を何とか星へ誘導したいという意欲を駆り立てる。

モバイルとMac向けに開発されているので、リリースされたらぜひプレイしてみてほしい。

『PULSARS』ティザームービー

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