道があればどこでも遊べる位置情報RPG
『八百万(やおよろず)クエスト』は、スマートフォンというデバイスならではの位置情報を使ったゲーム。
従来の位置情報ゲームといえば、特定の場所に出向く必要があったり、地域によって有利・不利があったりするものだったが、本作はクエスト(冒険)開始時に、周囲に目的地や各種イベントを生成する仕組みとなっており、道があるところであればどこでも遊べることが特徴だ。
冒険を始めると、メインストーリーが少しずつ進行。現在地の周辺に、プレイするクエストの目的地が出現し、そこを目指していく
青いマーキングがされている場所が目的地(こちらの画像ではマップ右上)。冒険の目的地以外にも、アイテムをゲットできるポイントや、味方のヤオヨロズを回復させる宿屋などがあり、寄り道も楽しい
マップ上に出現する敵をタップすると、バトルへ突入。
バトルのシステムは、シンプルなコマンド選択式のターン制バトルとなっており、多くのRPG経験者にとって馴染み深いだろう。
なお、目的地に到着した際もバトルが発生することが多いようだ。
冒険には、最大4体のヤオヨロズで編成するパーティーを連れていくことに。バトルでは、通常攻撃と奥義を使い分けて敵の撃破を目指す
バトルで受けたダメージは自動的には回復せず、回復用アイテムを使うか、宿屋に宿泊して回復する。
回復したいときに宿屋が近くにあるとは限らないので、見かけたら積極的に利用しよう。
1回の冒険で何回もバトルをすることになるので、宿屋を見かけたらこまめに利用しよう
冒険の道中は、虫取りや釣りなどのスポットも。アイテムがほしいので、ついつい遠回りしてしまう。このあたりは、従来のRPGと似た感覚だ
仲間になるヤオヨロズを冒険に連れていくと、そのヤオヨロズのご利益がたまっていく。
いろいろなヤオヨロズのご利益を集めるのが、やり込み要素となっている。メインストーリーと並ぶ、プレイヤーの目的に1つというわけだ。
特定のご利益の組み合わせにより、ご利益合わせが成立することも。ステータスアップなどの永続的なボーナスが得られるようになっている
ヤオヨロズはがちゃやイベントで入手。武将やおとぎ話の登場人物などが多数登場する
トイロジックのオフィス周辺を冒険!
筆者が先行プレイのためトイロジックを訪れたのは、東京で13cmの積雪を記録した翌日。
まだ、雪が解けずに残っているところで、冒険を体験してきた。
JR山手線・大塚駅から徒歩5分ほどのトイロジックのオフィスから、冒険がスタート!
筆者にとって慣れない土地であったが、表示されるマップが地図アプリに負けず劣らずの正確さ。
目的地までの道のりも、迷わず進むことができた。
目的地となるポイントは複数出現。スマホの画面を見るときは、周囲の状況に気を付けて、立ち止まってからにしよう
目的地に着くと、会話シーンやバトルを挟んで、新たな目的地が出現。これを繰り返し、クエストクリアを目指す
クエストをクリアすると、ヤオヨロズの経験値やアイテムが入手可能。移動距離や消費カロリーも算出されるので、ダイエットツールとしても使えるかも?
今回は、1人でクエストをプレイするモードを体験したが、本作はマルチプレイも搭載。
最大4人までのマルチプレイが可能で、マップ上に他のプレイヤーの位置が表示され、一緒に遊びながらクエストクリアを目指すという遊び方ができるという。
ちなみに、今回プレイしたクエストは、50分ほどでクリアできた。
通勤、通学などの隙間時間にプレイしたい場合は、クエストとは別にクリア目標がなく気軽に散策できるモードも搭載されているので、場面に合わせた遊び方ができるような工夫もされている。
また、ゲーム内イベントも随時開催されていくとのことで、ゲームのリリースと同時に初のイベント「妖怪大決戦」が開催される。
イベントをプレイしてポイントを集めると、河童姫 サラが入手できるとのこと。イベントなどで入手できるキャラクターは、毎月追加していくようだ
自分がいる場所ですぐにプレイできるということで、気軽に遊べるゲーム性ながら、RPGのような体験をリアルに感じられるのが、本作の魅力と言えるだろう。
筆者は実際にプレイしてみて、毎日のウォーキングをサポートしてくれるものになりそうな可能性を感じた。
ただ単に1日何km歩くというより、クエストを1日1つクリアする、と目標をたてた方が絶対に楽しいし、運動不足の解消につながりそう。
事故を起こすことにはくれぐれも注意してほしいが、どこでも遊べるのが魅力なので、外出先で気軽に遊んでみたいと感じるタイトルだ。
リリースは、明日2月1日を予定している。
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