JeSU発足から初のTGSはe-Sportsに注力
TGS2018は、2018年9月20日から23日の4日間にわたって開催。
今回のテーマは「新たなステージ、開幕。」。
発表会では、CESA会長の岡島秀樹氏、共催者の日経BP代表取締役社長の新実傑氏、日経BPの東京ゲームショウ事務局から担当者らが登壇し、昨年のTGS2017結果報告やTGS2018の開催概要が明かされた。
TGS2017では、前年から大幅にリニューアルされたe-Sports専門ステージ「e-Sports X(クロス)」が開催さて注目を集めたが、TGS2018では会場の拡大、予選大会エリアの新設が予定されている。
大会の開催にあたっては、日本eスポーツ連合(JeSU)と協力して行うとし、開催形態のプランに関わらず事務局への届出が必用となる。
さらに、e-Sportsを中心に動画配信プラットフォームの拡大を計画。
昨年はグローバルで約600万の視聴数を記録しており、OPENREC.tvやFRESH!などでも配信を検討している。
e-Sportsについては日本eスポーツ連合(JeSU)の会長も兼任する岡村氏は、JeSUと緊密な連携でe-Sports Xを強化していくと語った。
なお、会場にはJeSU副理事の浜村弘一氏の姿も見えたが、発表会での登壇はなく、コメントを聞くことはできなかった。
その他、TGS2018の開催概要は本日配信されたプレスリリースで確認できる。
TGS2017は海外来場者数が過去最多を記録
昨年開催されたTGS2017の振り返りでは、来場者数のデータやアンケートの結果が公開された。
来場者数は254,311人を記録し、最多来場者数の271,224人を記録した2016年から15万人以上も減少。
2016年はPlayStation VRが初めてプレイアブル出展したことで注目を集めていたが、2017年はそれに匹敵するインパクトがなかったことが影響しているだろう。
アンケート結果で注目したいのは、ビジネスデイに行われた「ビジネスで今後注力したいプラットフォーム」について。
国内来場者からは「iOS」がもっとも高く、次いでPS4、Androidという結果に。国内においては、スマートフォンは今やゲーム産業で最も主要なプラットフォームに成長しているといっても過言ではないだろう。
TGS2018は、JeSUとの連携によるe-Sportsの特設エリアが今のことろホットなトピック。
「新たなステージ、開幕。」というテーマも、プロライセンス発行やJeSU公認大会で賞金を出すようになったことなど、e-Sportsにフォーカスしているようにも思える。
e-Sports Xの概要は4月に発表されるとのこと。まだ会期まで半年以上の期間があるため、その他の情報も含め、続報が待ち遠しいところだ。
東京ゲームショウ2018
- 名称:東京ゲームショウ2018(TOKYO GAME SHOW 2018)
- 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 共催:日経BP社
- 特別協力:ドワンゴ
- 後援:経済産業省(予定)
- 会期【ビジネスデイ】:2018年9月20日(木)~9月21日(金)(※ビジネスデイは、ビジネス関係者およびプレス関係者のみのご入場となります。)
- 会期【一般公開日】:2018年9月22日(土)~9月23日(日)(※一般公開日は、状況により、9:30に開場する場合があります。)
- 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)展示ホール1~11/イベントホール/国際会議場
- 来場予定者数:25万人
- 募集小間数:2,000小間
- 入場料(一般公開日):当日券1,200円(税込)/前売券:1,000円(税込)/小学生以下は無料
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