LINE×セガゲームス第1弾タイトル『フォルティシア』実機プレイレポート

LINEとセガゲームスは、11月18日LINE本社にて、マーケティングパートナーとして協業することを発表した。本記事では、発表会の様子と、協業第1弾タイトルとなる『フォルティシア SEGA×LINE』を先行プレイしたファーストインプレッションを紹介。実際にプレイした動画も掲載しているので、興味がある人はチェックしてほしい。

LINE×SEGAの新たなパートナーシップ

記者発表会では、まず最初にLINE株式会社取締役CSMO舛田淳氏が登壇した。舛田氏は、LINEの今までの外部パートナーは、パブリッシングパートナー、ジョイントベンチャーパートナー、インベストパートナーとして関わってきたが、いずれもパブリッシャーはLINEであったことを明らかにした。しかし、今回のセガゲームスとは、今までとは異なり「マーケティングパートナー」の関係であると強調。LINEがマーケティングを行い、セガゲームスが開発企画運営を行う新しい形だとし、協業する第1弾タイトルが“運命と出会う共闘RPG『フォルティシア』”であると発表した。

舛田氏は今回の協業について、セガゲームスと手と手を取り合い、共闘してゲーム業界を盛り上げていきたいと話した

続いて登場したのは、株式会社セガゲームス セガネットワークス カンパニーCOOの岩城農氏。岩城氏は、今回の取り組みに参加できることについての喜びと、今後、第2弾、第3弾へとつなげていきたいという意気込みを語った。

今回の協業が成功すれば、さらにセガゲームスのタイトルが増える可能性もじゅうぶんにあると話す岩城氏。セガファンにとっても朗報だろう

次に株式会社セガゲームス セガネットワークス カンパニーの開発プロデューサー菅野顕二氏が、『フォルティシア SEGA×LINE』の概要説明を行った。「フォルティシア」とは、魂が宿る武器「フォルティス」を使って魔物たちを倒す人物の総称であり、本作は、その「フォルティシア」としてさまざまな冒険を体験できる本格アクションRPGだという。なお、ゲームの詳しい内容については、記事後半で解説しているのでそちらを見てほしい。

マルチプレイでの共闘感に、特に力を入れたという菅野氏。今回の、LINE×セガゲームスの協業を記念するのにふさわしいタイトルとなりそうだ

『フォルティシア SEGA×LINE』の紹介の後、舛田氏と岩城氏が再び登壇し、質疑応答が行われた。そのなかで舛田氏は、今回の取り組みは多数の会社と同時にやれるものではないとし、いくつかの提案の中から、セガゲームスの『フォルティシア』に一目惚れしたことを告白。ほぼ一択で決まったというエピソードも飛び出した。

命が宿る武器を手に、仲間たちと戦いに挑め!

ここからは発表会後に行われた体験会での『フォルティシア SEGA×LINE』のファーストインプレッションを紹介する。本作のジャンルはアクションRPGだ。プレイヤーは、かつて世界に光をもたらした救世主「フォルティシア」となり、人の魂が宿る武器「フォルティス」、そして多くの仲間たちとともに、さまざまな冒険や試練に挑んでいく、という世界観になっている。

本作のキービジュアル。イラストにあるように、中世を思わせるファンタジーな世界が、ゲーム内では広がっている

戦闘でのキー操作は、移動が仮想ジョイパッド、攻撃や回復などはアイコンをタップして行う。実際にプレイした感覚では、正面を向く動作に少し慣れがいる感じだが、同時押しなどの難しい操作がないので、アクションに不慣れな人でも遊べそうに思えた。特にLINEはゲームのライトユーザーが多いので、その点には配慮しているように思える。

ダンジョンは、4つのカテゴリに分けられている。シナリオを進めつつ、マルチプレイやイベントで装備品を強化していくのが、基本的なゲームの流れだ

戦闘の基本画面。スキルにはクールタイムがあるが、MPなどの消費はない。戦闘でどんどん使っていけるので、爽快感もバツグン

巨大ボスとの戦闘も! ちなみにプレイヤーではなく、CPUを3人仲間にして戦うこともできる。時間がなくて、マルチプレイができない人でも安心して遊べそうだ

プレイヤーの武器は、両手剣、ハンマー、杖の3種類。武器によって、攻撃力などのステータス以外に、宿るフォルティスや属性、レア度などが変わってくる。どれか1本に絞るのではなく、複数の武器を使い分ける戦い方になるだろう。

両手剣

大振りな剣を持ち、敵を斬り裂くファンタジーの王道たる剣使い。近距離メインだが、攻撃速度も速く、扱いやすい武器だ

ハンマー

巨大な大槌を振り下ろし、敵を押し潰す。重量感のある戦い方が好きな人におすすめ

杖の先から放つ魔法で攻撃する。マルチプレイでは、仲間の後方にいることになるので、両手剣やハンマーのプレイヤーをサポートするように戦うのがよさそうだ

フォルティスと敵は、火、水、風、光、闇、無の6つの属性に分かれている。それぞれ火は風に強く、水に弱いなどの得手不得手があるので、相手にする敵によって装備を変えると、有利に攻略することができる。

火、水、風属性の装備をまとった、男プレイヤーキャラを紹介。ちなみにフォルティスだけでなく、防具にも属性がある

こちらは火、水、風属性の装備をまとった、女プレイヤーキャラ。その日の気分で、防具を変えてみるのもアリかも

HP下のSPが満タンになると、剣に宿るフォルティスを召喚可能に!強力なスキルで援護してくれる

全属性の強力な武器をそろえなくても、マルチプレイならある程度は戦えるのは好印象。お気に入りの武器で戦いたい人や、無課金であまり武器がそろわない人でも、じゅうぶんにゲームを楽しめる。逆に本作を極めたい人は、全種類で全属性の武器をそろえるなど、トコトンまでこだわることも可能。この万人向けのバランス調整は、さすがセガといったところ。

拠点となるブルーム村で戦いの準備を整える

ブルーム村は、プレイヤーの拠点となる場所だ。プレイヤーの家があり、アイテムが購入できる薬屋やフォルティスの強化ができる鍛冶屋など、さまざまな施設がそろっている。ここでは、メインとなる施設を紹介する。

メイン画面にある集落がブルーム村。火山を望み、周囲を山や森に囲まれた、こじんまりとした村だ。ちなみに、画面上にいるキャラクターが、現在装備しているフォルティスに宿っている

プレイヤーの家。装備の変更が行える。なお、装備をセットに登録することも可能

薬屋

回復ポーションや攻撃力強化などのドリンクを生産できる。商品によって、生産にかかる時間が異なり、依頼したら完成まで一定時間待つ必要がある。薬屋を拡張すると、取り扱う商品が増える

魔法屋

魔法書を生産できる。薬屋と同じく、商品によって、生産にかかる時間が異なり、完成まで一定時間待たなければならない。また、こちらも拡張することで、生産できる魔法書の種類が増える

鍛冶屋

フォルティスの強化や進化が行える。強化は、フォルティスと別の装備を掛け合わせて行う。進化には特別なアイテムが必要なようだ

酒場

さまざまな依頼(クエスト)を受けられる。ダンジョンに進む前に、ここで依頼を受けておくと、一石二鳥

メイン画面からは、フォルティスや防具を入手できるガチャやフレンド申請、課金アイテムが購入できるショップ、そしてダンジョンなどへも進める。

レアガチャは、レアストーン25個で1回引ける。20回ほど引いてみたが、SR以上が2~3個程度でたので、確率はそこそこといったところ

フレンド同士、チャットルームでおしゃべりもできる。もしかしたらLINEのように使えるかも!?

フレンドをクエストに誘うことも、もちろん可能。友達同士なら、楽しさも倍増だ

また、以下の動画では、家での装備変更から薬屋、鍛冶屋を巡り、ダンジョン攻略まで、一連のゲームの流れを収録している。これを見れば、ゲームの雰囲気をつかめるはずだ。

個性豊かなフォルティスたちのイラストを公開!

本作には、200種類以上のフォルティスが登場し、プレイヤーとさまざまな交流をする。そんな彼(彼女)らを、皆口裕子さんや桑島法子さん、松風雅也さんなどの人気&ベテラン声優陣が熱演。物語をさらに盛り上げてくれるのだ。ここでは、判明している7名のフォルティスのイラストを名前付きで公開する。

女性キャラクター4名。名前は左から、イラトマ、オルフェ、サティウム、ジェンティー

女性キャラクター1名と男性キャラクターが2名。名前は左から、フローテ、ランジ、ロード

先日の記事でも紹介したが、現在『フォルティシア SEGA×LINE』の公式サイトでは、事前登録を行っている。レアガチャ1回分のレアストーンを入手できるので、興味を持った人は登録してみてはいかがだろうか。

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