Furdemption【ゲームレビュー】

「Furdemption」は、ウサギが主人公のアクションパズルゲームだ。概要だけ聞くと子供向けのキュートな世界を思い浮かべそうだが、実際にはブラックユーモア満載の大人向けゲーム。タイトル画面からして物騒な雰囲気を醸し出しているが、ウサギがここで何をするというのだろうか。

可愛いウサギがトラップまみれの灼熱地獄を駆け抜ける

主人公のウサギはなぜか王冠をかぶっていて、ちょっと男前。ステージはマス目で構成されており、スワイプした方向に動くので、羽根のある地点を目指そう。ぴょこぴょこ動く姿は小動物らしい愛嬌がある。

コインは取らなくてもクリアできる。慣れてきたらコンプリートを目指そう

歩数やプレイ時間に制限は無いので、とりあえず自由に歩き回ってみよう。もちろん、マグマに落ちたり罠に当たったりすると一発アウトである。本アプリは英語で作られており、チュートリアルもないが、操作やルールはすぐに理解できる。

回転ノコギリ、爆弾、死神……あらゆる手段でメッタメタに

本アプリの醍醐味は、ブラックユーモアあふれるトラップの数々。回転ノコギリに切り刻まれたり、爆弾で木っ端微塵に吹き飛ばされたりとグロテスクな演出が満載だ。「キューッ!」と甲高い悲鳴を上げながら散ってゆくウサギさんはちょっと可哀そうだが、即座に復活するのでサクサク楽しめる。トライアンドエラーでガンガン挑戦してみよう。

初見でいきなりクリアできるステージはほとんどないが、何度かやっているうちに少しずつ進行が見えてくる。パズルゲームでありがちな「まったく解けないステージにぶち当たったきりになり、そのままやめてしまう」ということもないだろう。

ご丁寧に血しぶきまで描かれている

死んできた証がステージに刻み込まれている

豊富なアイテムを駆使してゴールを目指す

トラップも豊富だが、ウサギを助けるアイテムも多種多様。鉄の箱はマグマに浮かべて足場にできるし、爆弾はうまく動かせば邪魔な壁を破壊できる。無駄な足場やアイテムは基本的にないので、ステージにあるものをすべて活用してゴールを目指そう。

多くのステージは、クリアするための行動手順が一本道になっており、一歩間違えるとにっちもさっちもいかなくなることが多い(そして、やむをえずマグマに飛び込むことになる)。逆に言うと、正解ルートを見つけたときの「これだ!」というひらめきがとても気持ちよく、爽快だ。

コインを全部集めてクリアできたときのスッキリ感が気持ちいい
また、ウサギが乗って2~3秒すると崩れる足場や、特定の地点を往復移動する回転ノコギリなどがあり、一瞬の隙間をついて縫うように行動しなければならない。考えた正解ルートを猛ダッシュで走ることになるのだが、勢い余ってマグマに突っ込むなどのミスが自ら笑いを誘う。

死神に追い回されながら正しいルートを進むのは大変だが、時にはトラップを逆手に取って死神を倒すこともできる

隙間時間の暇潰しや、気分転換でリフレッシュするのに最適

1つのステージは短ければ1分程度、迷っても5分程度やればゴールにたどり着けることがほとんどだ。画面を上下左右にスワイプするだけの操作だから、片手親指1本の操作で電車内でもどこでも遊べる。

100近くの豊富なステージが用意されているが、最初は簡単でだんだん難しくなっていくというタイプではない。難易度は均一で、ステージ構成の変化や新アイテム・新トラップの出現で楽しませてくれる。1周目はとりあえずクリアすることだけを考えて、2周目はコインのフルコンプを目指すという楽しみ方をするのもいいだろう。

黄色くなっているステージはコインをフルコンプできた印

操作性・世界観ともに、あまり類を見ない独特な仕上がり

スクリーンショットを見てわかるとおり、決して18禁レベルのグロさではないものの、血を見る展開はあまり受け付けない方もいるだろう。ゲームの内容や操作性は非の打ち所がないので、世界観が好みに合うならばぜひ暇潰しのお供に遊んでみてほしい。ちょっぴりハラハラさせる展開の連続で飽きないし、ゲームの難易度も気軽に遊べるレベルなので長くやり込める。いろんなギャップが詰め込まれた、オリジナリティあふれるゲームだ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6
  • OSのバージョン:iOS 8.3
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1

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