電波人間があなたの日常にやってくる!
『電波人間のRPG』シリーズは、プレイヤーの周囲を漂う電波を「電波人間」としてキャッチし、パーティーを組んで、ダンジョンを探索していくコマンドバトルRPG。
もともとはニンテンドー3DSのダウンロード向けコンテンツとして人気を博したタイトルで、現在までに4作品が配信されている。
本作『New 電波人間のRPG』では、バラエティーに富んだ電波人間や、ダンジョン探索の面白さといった従来の魅力はそのままに、スマホならではの手軽さ、遊びやすさが加わった内容となっている。
スタミナ(時間経過で回復)を消費してステージを1つずつクリアしていくのが基本的な流れ。内容としては前作『電波人間のRPG FREE!』のものに近いようだ
各ステージでは広大なダンジョンを最大5人(4人+フレンドの助っ人1人)のパーティーで探索していく。移動などの操作は指1本でできるので非常に手軽。奥に待ち構えるボスを倒すとステージクリアだ
敵との戦闘はオーソドックスなターン制のコマンドバトル。各ユニットの行動を指定して攻撃していく。電波人間の特技や属性が重要となる
カメラの向こうには電波人間がいっぱい!
ダンジョンの探索には、電波人間が不可欠。まずは、彼らを「キャッチ」することから始まる。
キャッチにはAR技術が用いられているのが特徴で、スマホのカメラ越しに周囲をのぞくと、電波人間が見えるようになる。
筆者のデスクの上を無数にただよう電波人間たち。画面中央のマークと重なる瞬間にタップすることで、網のようなものでチャッチすることができる
人間というだけあり、電波人間たちの色や姿、形は十人十色。
場所によって出現する種類が変わるようなので、さまざまな場所でキャッチしていく楽しみもありそうだ。
ステータスや転生(進化のようなもの)の上限がそれぞれ異なる他、頭にアンテナがついた電波人間はバトルで効果的な「特技」を持っている。見かけたら優先し捕まえたい存在だ
ガチャからは強力な電波人間が入手可能!
電波人間はキャッチ以外に、課金ガチャからも入手することができる。
ステータスが強力なことはもちろん、レアな体色やアンテナをもつ電波人間が排出したりもする。ステージ攻略の強い味方となってくれそうだ。
運よく星5の電波人間をゲット!転生済みの上、レベルも高い!非常に強力だ
ガチャには装備や島をデコるアイテムが排出するものも存在。パーティーの強化を優先するか、趣味に生きるか、その選択はプレイヤー次第だ
属性を考えた編成がバトルのポイント
コミカルな見た目の本作だが、バトルは意外に骨太。
敵の属性との相性を考えたパーティーを編成しないと、思わぬ苦戦を強いられてしまうことも。
攻撃や防御には、装備とキャラクター自体の属性が影響を及ぼすので、これらを考慮したパーティーを編成することが勝利のカギとなるだろう。
電波人間の色と属性の相性
体の色 | 耐性 | 弱点 |
---|---|---|
赤 | 火 | 水 |
青 | 水 | 雷 |
緑 | 風 | 氷 |
オレンジ | 土 | 風 |
水色 | 氷 | 火 |
黄 | 雷 | 土 |
白 | 光 | 闇 |
紫 | 闇 | 光 |
黒 | なし | なし |
電波人間の色が属性を示す。ダンジョンで出現する敵と相性のいいキャラクターを新たにキャッチするのもいいかもしれない
相手が火属性なら、火属性のキャラクターに水属性の武器を持たせると効果的。これで敵の攻撃を軽減しつつ大ダメージを与えることができる
手軽にサクサクできる機能も搭載!
バトルには、行動を一括指定する機能の他、フルオートでプレイできる機能も搭載されている。
便利だが、細かな立ち回りはできないので、属性をはじめとした、パーティーの編成がより重要となってくる。
画面下の大きなアイコンで、パーティー全体の行動を一括で決められる。序盤ならこれだけでもじゅうぶん乗り切れる
1度クリアしたダンジョンならオート機能が利用可能。1バトルが5秒かからずに終わるほど手軽なので、通勤通学のちょっとした時間でもプレイできそうだ
探索する面白さが詰まったダンジョン
ダンジョン探索が魅力の1つである本シリーズ。本作はスマホ版だが、その点はきちんと踏襲されている。
マップには必ずといっていいほど、隠し通路や宝箱、仕掛けなどが用意されているので、これぞダンジョン探索といったものを毎ステージ味わうことができる。
各ステージには、必ず隠し通路や部屋といった「シークレットゾーン」が存在する。一見すると壁に見えるところをくまなく探し回るのが楽しい
中には迷路のようなダンジョンも存在。オートマッピングながら、地図を徐々に広げていく感覚は、古き良きRPGを彷彿とさせる
自分だけの島を作り上げよう
ホーム画面でもある電波人間たちの島は、建物や植物などで自由に飾ることができる。
島自体もそうだが、設置した家の内装もカスタマイズできるなど、その自由度の高さが魅力だ。
設置した建物はインテリアでデコれる他、電波人間を住まわせることも可能
電波人間を着せ替えしたり、なでてふれあったりすることも可能。お気に入りの子を存分に愛でよう
スマホの特性を存分に活かせる作品
片手で簡単にプレイできるところや、カメラ機能を利用するARなど、非常にスマホとの親和性の高い本作。
RPGとしてはシンプルかつオーソドックスながらも、電波人間の多様性や、バトルのバランスのよさで非常に楽しめる内容だ。
ゲームとしてはある意味完成系といってもいい仕上がりの作品。これにスマホならではのソーシャル性が加わることでどういう進化を見せるか、本配信後の展開にも期待していきたい。
CBTながら、すでにイベントステージや素材用のステージも開催されている。配信まで秒読みといった印象だ
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