フリップ操作で異なるゲームモードを自由に変更できるパズル&アクション!
ちょっぴりブラックな内容から、日本でも人気の高いカートゥーンアニメ『パワーパフ ガールズ』。
スーパーパワーを持ったブロッサム、バブルス、バターカップの3人の女の子たちがドタバタ劇を繰り広げるといったストーリーがエピソードごとに展開するが、その雰囲気をそのままにゲーム化したのが本作である。
3人の生みの親であるユートニウム博士からペットの「シーバディ」の世話を任された彼女たちだったが、エサを与えすぎないようにという、いいつけを破ってしまう。
その影響で大量に出現してしまったシーバディたちから街を守るというのが、本作の大まかなストーリーだ。
独特なスタイルでデフォルメされたビジュアルも魅力の『パワーパフ ガールズ』。アニメの新シリーズも2016年4月9日よりカートゥーン・ネットワークで放送を開始したばかりだ
普通の作品なら、アクションならアクション、パズルならパズルといった感じで1つのジャンルとして紹介することができる。
しかし本作では、じっくりと考えてプレイできるパズル的要素を持った「シュガーモード」と、アクション性の高い「スパイスモード」という、2つの異なるモードを遊ぶことができるというのが独特な点となっている。
しかも、これらは同一のステージ中であっても、スマホの向きを縦か横にするだけで自由に切り替えることができる。
ゲーム序盤にどちらのモードを遊ぶかを選択できるのだが、基本的にはいつでも変更可能だ
例えば、「シュガーモード」でステージに挑んでいたが若干不利な状況になってきたため、「スパイスモード」に切り替えて一気に攻めるといったことも可能。
このフレキシブルなプレイスタイルが、本作の最大の特徴といえるだろう。
アニメを題材にしているということもあって、キャラクターたちのやりとりが楽しめるというところも本作ならでは。
残念ながら日本語吹き替えではないが、各キャラクターのボイスもしっかりと収録されているので、そちらにも注目してほしい。
トラブルの予感! 『パワーパフ ガールズ』ではおなじみの波乱のストーリーが本作でも待ち受けている
頭脳派におすすめの「シュガーモード」
各ステージをプレイする際、スマートフォンを縦に持つと「シュガーモード」でプレイしていくことになる。
一見するとスリングショット系のアクションパズルのようだが、実際は若干異なっている。プレイヤーはブロッサム、バブルス、バターカップのいずれかを選択した後、上下左右斜め方向にスワイプしてキャラクターを移動させる。
この移動でモンスターに接触したら、それを2回目のスワイプでほかの方向へ弾き飛ばすことができる。そして、同じ種類のモンスターを3匹以上くっつければ、そいつらをまとめて消滅させることができるのだ。
移動可能な方向は、画面上にて点線で表示される。モンスターは3つ以上が固まっているなら、一直線に並んでいなくても消滅させられる(縦または横に並んでいればOK)。
また、消滅のときの衝撃で、さらに別方向に敵が弾き飛ばされてコンボになることもある。配置をよく見て、スワイプでガールズをダッシュさせよう。
なお、頭上に「!」マークが付いているモンスターは、その次のターンに移動や攻撃を仕掛けてくるという目印となっている。もしも攻撃を受けると、ガールズの体力が減ってしまう。
体力がなくなったガールズは、ダウンして動けなくなってしまうので注意が必要だ。目印が見えたら、まずはそいつを優先して倒してしまおう。
1つのステージには、複数の種類のモンスターが出現する。3体を組み合わせると、1コンボポイント。組み合わせが大きいほど、高いコンボポイントを獲得できる。並び方をうまく組み合わせて倒していこう
タップで敵を倒していくアクション性の高い「スパイスモード」
スマートフォンを横向きに持つと、「スパイスモード」に切り替わる。
こちらは「シュガーモード」とはまったく異なり、ガールズを選んでモンスターをタップすることで直接攻撃を加える、アクション要素のあるモードとなっている。
同じ敵に複数のガールズをあてがえば、協力してやっつけてくれる。急いで倒す必要がある場合などに利用しよう
モンスターの近くにいるガールズは自動で攻撃を行うので、敵の数が多いときは3人のガールズにそれぞれ相手の足止めをさせるようにするという手も有効だ。
モンスターは頻繁に出現するので、何も考えずに画面をタップしているだけでもある程度はクリアしていくことができる。頭を使うよりも、手を動かしたいというタイプの人におすすめである。
敵が赤く光ったら、タップまたはスワイプでスラム攻撃や弾き飛ばし攻撃が発動できる。また、ステージによっては、用意されているギミックのせいで自由に移動ができない場合もある
エリアのクリア後もやり込み要素が!
ちなみに、ガールズたちが救う街はいくつかのエリアに分かれている。各エリアには1~10までのステージが用意されており、1つのステージをクリアすると次のステージに挑戦できるようになっている。
それぞれのエリアでは、10番目のステージに強力なボスキャラクターが待ち受けており、これをクリアすると新たなエリアに挑戦できるようになるというわけである。
また、各エリアには10番目以降のおまけステージも用意されているが、こちらはプレイのリザルトで「A+」を取得した数に応じてアンロックされていく。
「モジョ」とのボス戦では、強制的に「シュガーモード」と「スパイスモード」を切り替えて戦っていくことになる。フリップするとひっくり返ってしまう敵なども!?
さまざまな種類の「ステッカー」を駆使してガールズたちを強化
ガールズたちを強化していく要素の1つとして、「ステッカー」という要素が用意されている。これは、ステージクリア後に3つの風船の中から1つを選ぶことで、ランダムで入手できる報酬となっている。
「ステッカー」にはヘルスをアップしたり、ビーム攻撃が可能になったりするものなど、さまざまな効果がある。これを、ガールズの1人ひとりに選んで装着していくことができるのである。
3つの風船のいずれかを選ぶと、さまざまなステッカーがランダムで獲得できる。各ステージで集めたピクルスゲージの量に応じて、いくつかのステッカーをまとめてゲット!
ちなみに「ステッカー」には、「シュガーモード」または「スパイスモード」など、使える場面が決められているものがある。
さらに、「ステッカー」ごとにサイズがあり、空き容量の分までしか付けることができない。より効果的な組み合わせを考えながらステッカーを付け替えて、ステージを攻略していくといいだろう。
「ステッカー」の特殊能力はタップするだけで使用可能。自由に付け替えができるので、たくさん集めていろいろと試してみよう
一見すると、子ども向けのゲームのようにも思えてしまうかもしれないが、ステージを進めていくとかなりシビアになっていき、ただクリアすることすら難しく感じてくる。
また、ガールズのダッシュをつなげて連鎖を引き起こすという要素も、プレイヤーの頭を悩ませる。
それだけ挑戦のしがいがある作品ともいえるので、ぜひ自分だけの戦い方を見つけて全ステージ制覇を目指してほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 9.3.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
TM & (C) Cartoon Network.