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スマホで誰でもVTuberに!ドワンゴ新サービス「カスタムキャスト」など発表

7月27日、ニコファーレにてドワンゴのVR事業展開の発表会が開催された。バーチャルキャストの展開など、VRに注力しているドワンゴだが、本日もさまざまな新VRサービスが発表され、今後も大いに力を入れていくようだ。発表会の様子を、ダイジェストでお届けしていこう。

ついにスマホで誰でもVTuberになれる時代へ!

多数のVTuberが誕生し、日夜さまざまな動画や生放送が配信されている昨今だが、実際に番組配信を楽しむとなると、PCやVR機材などが必要で、非常にコストがかかる。

本日の発表会では、スマホだけで誰でもVTuberデビューができてしまうという、画期的な新サービスが発表された。

左から、ドワンゴの岩城進之介氏、ドワンゴ取締役の栗田穣崇氏、バーチャルキャストを開発したインフィニットループ代表取締役の松井健太郎氏

3人はバーチャルキャストのVR空間から新サービスを発表!

なお、本イベントの様子はニコニコ生放送でも配信されたので、発表会の模様が気になる方はタイムシフト視聴で確認してほしい。

スマホでVTuberになれる新サービス「カスタムキャスト」!

S-courtとドワンゴの共同開発で、新サービス「カスタムキャスト」が提供されることも発表された。

本サービスは、スマホだけでVR用のアバターの作成、および配信ができるというアプリ。

スマホさえあれば、誰でもVTuberになれてしまうという画期的なサービスだ。

S-courtの川崎大和氏(左)、ねい氏(右)

アバターは、目や髪のパーツ、衣装などを細かく設定可能。ほぼ無限に近いパターンのキャラクター構築が可能だ

スマホでの顔出し配信のような感覚で、アバターを使ったVR空間での生配信ができる

今回のデモにはiPhone Xが使われ、トラッキング機能により表情の変化などが反映されていた。

AndroidやiPhone 8にもアプリは対応しているそうだが、機能としては落ちてしまうとのこと。

「カスタムキャスト」概要

  • 配信日
    Android:2018年8月下旬予定
    iOS:準備中
  • 価格:基本無料(内部課金あり)

機能としてはキャラを作成して配信するというシンプルなものだが、自分ではなくアバターを出すことができるので、配信が気軽にできそうである。

スマホでハイクオリティのアバターを作り、配信ができる。AR機能で、周囲の風景を写しながらの配信も可能

アバターには、タッチやスワイプでアクションをさせることができる。さすがに複雑なアクションはできないが、気軽にVTuberになれてしまうのは驚きだ

8月1日(水)よりバーチャルキャストで「Vギフト」がスタート!

4月よりサービスが開始されたバーチャルキャストに、ギフト機能が追加!

視聴者が番組配信中にVギフトを購入し、VR空間にプレゼントすることができるというもの。

こちらがVギフトのラインナップ。ぬいぐるみや花束はわかるとして、鮭や洗濯機などは非常にカオスである

発表会のVR空間にも、さまざまなVギフトが投下された。洗濯機がデカイ!

Vギフトは、8月1日よりニコ生の「実験放送」にて提供開始予定。

発表会後に行われた体験会では、バーチャルキャスト内で投げ込まれたVギフトに触ることができた。

上から降ってくるギフトを掴んだり、放り投げたりできるだけなのだが、これが意外と面白く、配信者側も視聴者側も大いに楽しめそうな印象だ。

視聴者は、花束やぬいぐるみ、鮭などを購入して投げ込むことができる。今回はお試しということで、大量投下!

投げ込まれたギフトを掴んでいるところ。コントローラーのトリガーを握ることで、掴むアクションが取れる

目指すは1億総アバター!Vチューバー支援サービス「Vカツ」

「VRカノジョ」などのVRソフトを手がけるIVRからは、Vチューバー支援サービスの「Vカツ」が発表された。

こちらは3Dのキャラクターメイキングやアニメーション、表情付けなどが無料で行えるというサービスで、8月末にはバーチャルキャストにも対応予定。

IVRの大鶴尚之氏(左)、徳永清詩氏(右)

こちらもカスタムキャストと同様、多彩なキャラクターメイキングができる

1からアバターを作るのが大変という人向けに、プリセットも用意されている。ここからアレンジしていくことも可能だ

VRアーティストのせきぐちあいみ氏が登壇し、作ったアバターでデモンストレーションを披露!

VカツはSteamにて8月1日(水)より先行版が公開されるほか、スマホアプリ版も配信予定。

アバター作成などは無料で行えるので、VR対応のHMDを持っている方は触ってみてはいかがだろうか。

Vカツ概要

  • 対応VR機器:
    HTC Vive
    HTC VivePRO
    Oculus Rift
    Windows MR
  • 必要スペック
    OS:Windows7/8.1/10(64bit)
    プロセッサー:Intel Core i5 4590
    メモリー:4GB RAM
    グラフィック:NVIDIA GTX 970 or GTX 1060以上、AMD R9 290以上
    DirectX:Version 11
    ストレージ:1GB 利用可能
  • 配信・販売:STEAMにてSteam Early access 準備中
    (2018年8月1日公開予定、米国太平洋標準時)
  • 出力:バーチャルキャスト、ニコニ立体、オンライン上でのVRM出力
    ※VRM出力には別途料金(予価5,000円)が発生します。

会場では、スマホ版の展示、オリジナルソフトによる作成アバターの操作を体験できた。今後も大きく展開されていきそうなサービスだ。

アバター作成は、パターンが膨大すぎて驚かされた。体験会の短時間では、ちょっとパーツをいじるくらいがやっとである

作成したアバターをVRM(※)出力して、別のオリジナルソフトで歩かせて遊ぶこともできた。ここまで来ると、もはや別のゲームができてしまいそうである

※VRM:VRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマット

開発中のスマホ版も展示されていた。確認した限りでは、ほぼPC版と同様のキャラクターメイキングができるようである

(C) DWANGO Co., Ltd. / infiniteloop, Co., Ltd. All rights reserved.
(C) DWANGO Co., Ltd. / S-court, Co., Ltd. All rights reserved.