『このファン』を先行プレイ!『このすば』ワールド全開のRPGで新たな冒険へ飛び出そう!!【ゲームプレビュー】

サムザップより、『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』が今冬リリース予定! 今回は特別に先行プレイの機会をいただけたので、『このすば』らしさ溢れる本作の魅力を紹介していこう。

新たな物語でもさまざまな波乱がカズマたちを襲う!?

『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ(以下、このファン)』は、人気ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!(以下、このすば)』を題材とした、初のスマホゲームRPG。

本作は、Live2Dでキャラクターが滑らかに動く上に、なんとフルボイスで物語やバトルが進行する。

キャラクターの細かな表情の変化や動きも感じ取れるだけでなく、声優さんたちによる”はっちゃけた演技”も健在。

主人公の「カズマ」たち以外のキャラクターも多数登場するため、『このすば』ファンにはたまらない一作と言えるだろう。

いきなりの「引きニート」呼ばわり、ヒドい。無理やり「アクア」を異世界に連れて行くあたり、プレイヤーはカズマ視点となっている模様……

と思ったらそうではなく、どうやら出会った頃を思い出していただけだったようだ。ちなみに連れてこられたアクアは、いつも通り(?)カエルに食べられている

4種類のストーリーで『このすば』の世界を一気に体験!

『このファン』には主に4種類のストーリーが存在する。各ストーリーの簡単な内容は、以下の通り。

  • メインストーリー:『このファン』オリジナルの物語
  • このすば:原作のお話に沿って進行する物語
  • キャラクター:キャラクターごとに用意された物語
  • イベント:期間限定の物語

メインストーリーは、本作の目玉コンテンツの1つ。原作では綴られなかった新しい物語を読むことができ、カズマたちの新しい冒険が楽しめる。

ストーリーが始まって早々に多額の借金を抱えるカズマたち。もはや見慣れた光景な気もするが、どう乗り越えるのか!?

キャラクターエピソードは、その名の通りキャラクターごとに用意された物語であり、そのキャラクターのことを深く知ることができるだろう。

キャラクターエピソードは、各キャラクターと交流することで上昇する、「絆ランク」の進行度によって解放されていく仕組みだ。

進めていけばキャラクターの隠された一面を知ることができるかも?

このすばストーリーは、原作のお話に沿って進行する物語。こちらは全キャラクターの絆ランクの合計が、一定値以上になるたびに解放されていく模様。

このストーリーを読めば、本作から『このすば』の世界に触れるという人でも、『このすば』の面白さを余すことなく体験できるはずだ。

紅魔族の「めぐみん」と出会う有名なシーン。めぐみんの決め台詞からカズマの冷めっぷりまで完全再現だ

テンポの良さはバトルにも健在!

『このファン』のバトルは、行動可能ゲージがたまったキャラから行動を選択していくリアルタイムバトル。

コマンドを選択している間でも、先に選択したほかのキャラが行動したり、敵が攻撃してきたりするので、落ち着いて行動を考えている余裕はあまりない。

ボス戦ともなれば、一瞬の判断の遅れが敗北につながることもあり、目まぐるしくバトルの状況は変わっていくだろう。

HPバーの右にあるのが待ち時間。これが「OK」になったキャラから行動を選択できる。複数のキャラが同時にOKになった場合は、右下の矢印マークで順番を入れ替えることが可能だ

しかし、この息をつく間もないスピードで展開されるバトルは、『このすば』のアニメをほうふつさせるテンポの良さ。

バトルにも『このすば』らしさを感じられ、より本作への没入感が高められるバトルシステムとなっている。

必殺技ではアニメーションのカットインが入るだけでなく、ド派手なエフェクトまで!

また、自動で行動を決めてくれる「AUTO」や、戦闘スピードをさらに上げる「2倍速・3倍速」も用意されている。

ハイテンポなバトルが苦手という人は、AUTOに頼って戦闘を進めていき、逆に得意だという人は倍速を利用して、スムーズにバトルを進めていくこともできるだろう。

画面右上にあるのが「AUTO」と「2倍速・3倍速」のボタン。「AUTO」中はコマンドが表示されないが、攻撃対象の選択だけいつでも変更可能だ

RPGとしての面白さも盛りだくさん!

『このすば』らしい要素は申し分ないほど盛り込まれている本作だが、「RPG」としての面白さも多く兼ね備えている。

自由自在なパーティー編成

バトルで使う編成は、前衛3人・後衛2人の最大5人のキャラクターを編成でき、自分だけのパーティーを作り出せる。

原作では実現できなかった、夢のような編成が組める!

また、同じキャラクターは同時編成できないが、各キャラクターにはサブメンバーを編成でき、サブメンバーがメインキャラクターと同じ場合、能力値が向上するようになっている。

例えば、アクアのサブにはアクアをたくさん編成すれば、それだけメインのアクアが強くなっていくという仕組みだ。

メインキャラクターには、サブメンバーのステータスの30%が反映される。同じキャラならさらに10%追加!

キャラクターを鍛えられる豊富な育成要素

キャラクターは、基本的にはポーションを使ってレベルを上げることで、強くしていける。

レベルがMAXになったら、「魔道具」を使用して限界突破させることで、最大レベルを引き上げることも可能だ。

ポーションには小・中・大の3種類があり、大きいほど経験値が多い。また、強化にはエリス(お金)も必要になるので、強化するキャラクターは慎重に選ぶ必要がありそうだ

また、キャラクターが持つスキルは、同じキャラクターか専用のポーションでレベルアップ可能。

さらに、キャラクターエピソード解放に必要だった「絆ランク」だが、こちらを上げてもステータスは上昇する。

ほかにも装備をつけるなど、キャラクターを強化する方法はたくさん存在。

先行プレイではすべての強化要素を触りきれなかったが、1人のキャラクターを鍛えるにしても、「レベル」「限界突破」「スキル強化」「絆ランク上げ」「装備」など、さまざまな方法で強くすることができるのだ。

絆ランクはクエストでも上がるので、比較的利用しやすい強化方法になる模様。ただし、最初からポーションでレベル上げしておかないと戦闘がキツくなるほど、序盤から敵は強めだ

装備は素材を集めて作っていくシステム。種類が多く、キャラクターに適した装備を見つけるのも面白そうだ!

目的によってこなすものが変わるクエスト

バトルをすることになるクエストには、「メインクエスト」「フリークエスト」「バトルアリーナ」「イベント」の4種類が存在する。

メインクエストは、進めていくとメインストーリーが解放されていくので、『このファン』オリジナルストーリーを見たい方は必ず進めることになるだろう。

メインクエストは、先行プレイ段階でも5章まで存在。必然的にシナリオも同じくらいの長さになるため、オリジナルストーリーはかなりのボリュームになる予感!

フリークエストには、経験値ポーションや魔道具など、特定のアイテムが落ちやすいクエストが用意されている。

キャラクターを鍛える場合に素材やアイテムが足らなくなったら、ここで集めていくことになるだろう。

また、メインクエストやフリークエストには、3つの課題が用意されており、すべての課題をクリアすると、「スキップチケット」というアイテムでバトルをスキップできるようになる。

スキップチケットを使えば、強化アイテムの入手もスムーズに行えるため、キャラクターの育成がしやすいのはうれしいポイントだ。

一部のフリークエストには回数制限が存在。1日に挑戦できる回数が決まっているようだ

スキップチケットとスタミナさえあれば、クエストはラクラク周回可能だ!

バトルアリーナは、制限時間内にボスに与えたダメージによってスコアが決まる、スコアアタック系のクエスト。

スコアによってランキングが決まり、順位が高いほど豪華な報酬が獲得できる。自慢のキャラたちで、上位へのランクインを目指そう。

挑戦する難易度によっても、敵の強さが変わる。自分の戦力にあった難易度で、ハイスコアを狙おう!

随所に盛り込まれた小ネタに『このすば』ファンも唸る!?

基本的にはクエストをこなしてストーリーを進めていき、勝てなくなったらキャラを育成、そして再びクエストに挑戦する。時にはバトルアリーナでほかのプレイヤーと競い合ったり、好きなキャラクターとの好感度を上げたりもできる。

この流れはRPGなら王道とも言える流れでもあり、独自の複雑なシステムなどないからこそ、初めてプレイするとは思えないほど、かなり受け入れやすい作品であると筆者は感じた。

だが、『このファン』の魅力はそれだけで終わらない。『このすば』をモチーフにしただけあり、各所に『このすば』らしさを感じられる細かな要素が盛り込まれているのだ。

例えば、キャラクターが「このすば!」と言いながらロゴが映し出される、アニメではおなじみの場面切り替えのシーン。

場面切り替えといえば、やはりこのシーンだろう

アニメでは見慣れたシーンだが、これは本作のストーリー中にも登場する。それだけではなく、クエスト開始時やログイン時など、さまざまな場面で見ることができるのだ。

アニメから『このすば』を知った筆者としては、まさにこの場面切り替えこそ、『このすば』のゲームだなと感じる大きな要因の一つであった。

また、画面をタップしたときに出るエフェクトも、「こ」「の」「す」「ば」の文字のどれかとなっている。

色までしっかり分けられた文字が、タップエフェクトとして浮かび上がる!

このように、『このすば』らしさを感じられる要素が随所に盛り込まれている。

紹介した2つ以外にも、『このすば』の雰囲気を作り出す小ネタが用意されているので、これらを探しながらプレイするのも、本作の楽しみ方の1つだろう。

『このすば』の世界に踏み込みやすい一作!

『このすば』ファンからすれば、待ち望んでいたであろうスマホゲームの本作。新しいストーリーなどを読めば、より原作への愛が増していくだろう。

また、このすばストーリーによって、原作を知らない方でも楽しめるのも魅力の1つ。カズマが「めぐみん」や「ダクネス」とどのようにして出会ったのかは、そちらで閲覧可能だ。

ぜひとも本作をプレイして、異世界ファンタジー&コメディとも呼べる『このすば』の魅力を堪能してほしい。

事前登録&CBT参加者募集中!

現在『このファン』では、事前登録とクローズドβテスト(CBT)参加者を募集中。

いち早く『このファン』をプレイしたい方はCBTにも応募しておこう。

また、登録者数が一定数を超えると、ゲーム開始時にさまざまなアイテムがもらえるようになるので、まだの方は事前登録もお忘れなく!

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