ユーザーと共に作る新作RPG
今年11月に『罪娘(つみっこ)プロジェクト』として新作ゲームの開発を発表していたエイチームだが、その全ぼうは謎に包まれたままの制作発表会となった。会場には報道陣だけでなく、抽選で選ばれた一般の方も多く詰めかけ、この新作タイトルへの注目度の高さを感じることができた。
ストーリーとキャラクターがゲーム内で融合するシステムを目指す
発表会が開会すると、まずはこれまでエイチームがリリースしてきた代表作の紹介が行われ、その後、株式会社エイチーム代表取締役エンターテイメント事業部長の中内之公氏が登壇。ここで正式タイトル『放課後ガールズ トライブ』が発表された。中内氏によると、本タイトルのテーマの1つに「人間の罪」があり、それにちなんで『罪娘プロジェクト』と名付けられたとのこと。また、リッチなスマホゲームが多くリリースされるなか、エイチームはストーリーやキャラクターの魅力に着目し、そこにチャレンジしていく作品として本タイトルを位置づけている。
圧倒的なクオリティーのPVとOPで魅了
ひととおり中内氏からの紹介が終わると、いよいよ『放課後ガールズ トライブ』のプロモーションビデオの上映が行われた。最近のスマホゲームは中内氏が話したとおり、コンシューマ向けタイトルにも負けないリッチなものが多く、多少出来がよくても驚きはしなくなってきたが、本タイトルのプロモーションには驚かされた。ゲームシステムが不明なので何ともいえない部分もあるが、そこに映しだされたのは昨今のスマホゲームの中でも非常にクオリティーが高く、見ていてワクワクするようなものだった。こちらはYouTubeで公開されているので、ぜひご覧いただきたい。
https://youtu.be/E74AKO578I0
冒頭のアニメーションのクオリティーはもちろんだが、後半のプレイ画面と思われる部分のグラフィックもすごい。これがどのような形でゲームとして落とし込まれるのか、非常に楽しみだ。ちなみにオープニングアニメーションの制作は、『残響のテロル』などで有名なMAPPAが担当しており、スタイリッシュで今どきな演出になっている。こちらもYouTubeで視聴が可能だ。
https://youtu.be/tKG9jFsqRDQ
ナノさんが本作のために書き下ろしたテーマソング『DARE DEVIL』ともマッチして、何度も観たくなるオープニングに仕上がっているのではないだろうか。
このほか、『放課後ガールズ トライブ』の制作責任者である大久保亮介氏からはゲームの概要のほか、「ユーザーと一緒にゲームを制作する」というコンセプトについて紹介があり、ユーザー投票によって出演声優などが決定することが明らかになった。
『放課後ガールズ トライブ』プロデューサーの稲垣武俊氏からは、本作の世界観やキャラクター、各声優について紹介があったほか、シナリオ制作の三河ごーすと氏、声優の大空直美さんとのトークセッションも開催された。
ユーザーが決めるキャスティング
続いて登壇した10人の声優陣は、出演こそ決定しているものの、配役はまだ未定だという。誰がどのキャラクターを演じるかはユーザーによる投票によって決定するとのことだ。大久保氏が語った「ユーザーとともに作る」という部分はすでに実践されている。詳しい内容は、こちらの記事を参照してほしい。
「罪娘(つみっこ)プロジェクト」の正式タイトル名は『放課後ガールズトライブ』に決定! 来夏リリース
さらに、6人のオーディション通過者から3人を選ぶ、キャラクターボイスオーディション最終選考も行われる。こちらは公式サイトにて事前登録を行うと投票が可能になり、ニコ生アンケートの結果も加算されて最終的な通過者が決定する。
最後は登壇者、報道陣、一般観覧者全員で記念撮影となった。登壇者以外はゲーム中に登場する敵キャラクターのお面をかぶり、迫力のある写真をパシャリ。
内容がいっさい不明で、おそるおそる足を運んだ発表会だったが、その内容はワクワクするもので非常にテンションの上がる発表会となった。リリースは2016年夏とまだ間があるが、それまでにもいろいろなイベントがあるのではないだろうか。個人的にも注目のタイトルだ。