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すぐに遊べる! 今週のおすすめVRゲームを一気レビュー

VR元年とも言われている2016年。PC用の「Oculus Rift」やPS用の「PlayStation VR」の価格なども明らかになり、VRゲーム業界がにわかに活気づいている。それがスマホゲームにも波及しているのか、Google Playの今週のおすすめゲームに、3本のVRゲームが登場している。中でも、『GermBuster VR Google Cardboard』と『Wizard Academy VR Cardboard』は、手にした仮想銃や杖をVR世界に反映できる「Real control VR Kit」に対応した注目の作品。今回のレビュー記事では、それらを実際にVRゴーグルを使ってプレイした感覚をお届けする。

GermBuster VR Google Cardboard

室内に次々と現れるGerm(病原菌)たちを、手に持ったバブルガンで倒していくVRシューティングゲーム。銃の照準を細菌に向けるとバブルが彼らを包み込み、一定時間経つと破壊する。ステージ内に登場するすべての細菌を破壊すると、次のステージへと進める仕組みだ。

緑色のエイリアンのような物体が細菌。銃からは常にバブルが飛び出している状態なので、照準を細菌に合わせるだけで自動的に倒してくれる

細菌は、緑の弾を吐いてこちらを攻撃してくる。弾もバブルで破壊できるので、あわてず照準を定めよう

ステージ終わりには、図体の大きいボスが出現。小さい細菌も四方に現れるので、見落とさないように周囲に気を配ろう

本作を開発したRealiteerは、現実世界で手に持つと、VR世界で銃として反映してくれる「Real control VR Kit」も同時に製作。このタイトルも、Real control VR Kitに対応している。Real control VR Kitは、Google Cardboardと同じように、自作できる安価な仮想銃のようなものだが、Realiteerがその製作方法やプレイ動画を公開しているので、まずはその動画を見てほしい。

GermBuster VR Game Trailer

動画を見ると、Google Cardboardのように、送られてきたキットを切り張りして製作する過程がよくわかる。Real control VR KitはRealiteerのネットショップで販売されており、価格は10ドルと手ごろ。ただオンラインショップサイトが日本語化されていないので、英語が苦手な人だと手間取るかもしれない。ちなみに、ゲーム自体はReal control VR Kitがなくても問題なく遊べるので、安心してほしい。

Wizard Academy VR Cardboard

魔法学校に入学し、さまざまな魔法の授業を受けられる夢のVRゲーム。魔法学校にはいくつかの部屋があり、魔法を習うていでさまざまなミニゲームをプレイできる。これも前述したGermBuster VR Google Cardboardと同じくRealiteerが開発し、Real control VR Kitに対応している。

魔法学校の入口。ハリーポッターを全作見た筆者としては、ワクワクが抑えきれない!

教室では、算数の答えを魔法で示したり、氷のタワーを魔法で破壊するなどの、さまざまな授業が受けられる

学校の奥には、巨大なドラゴンの姿が!まだ乗ることはできないらしいが、いずれはドラゴンライダーになれるかも!?

本作も、プレイ動画のトレーラーが公開されているので紹介しよう。

Wizard Academy VR Cardboard Game Trailer

動画では立って操作していたが、本作では、スマホが上下の振動を感知することで、キャラクターが前方に移動する仕組みになっている。またジャンプにも対応し、やや高所から下を眺めることも可能だ。ミニゲームの内容はどれも簡単ではあるが、世界観はしっかりと作り込まれており、実際に歩いて移動することでかなりの臨場感を感じられた。Realiteerは、現在も新しいReal control VR Kit対応のVRスマホゲームを開発中らしいので期待したい。

Voxel Fly VR

3Dアニメやアプリの製作会社であるチェコスロバキアのCenda Gamesが開発したフライトアクション。空中を車が走りまくっている未来都市を舞台に、事故を起こさないようにノンストップで駆け抜けよう!

陰影を描き分けるビビッドな色彩が目を引く本作。未来都市は現代以上に建物間が狭く、交通量も多いため、難易度はかなり高い

先に進むと昼から夜になり、さらに雨も降ってくるギミックが。視界が悪くなるので、気を付けよう

最初に用意されている飛空艇以外にも、飛行機や魚など、さまざまな乗り物に搭乗することができる。それぞれ当たり判定や移動時にかかる慣性などが微妙に異なるので、自分で乗ってみて、ベストの乗り物を見つけよう。

筆者おすすめは、この虫のようなよくわからない乗り物。当たり判定が小さく、小回りもきいている(気がする)

(C) Realiteer Corp.
(C) www.cenda.cz