【2/12版】ストアウォッチャー

AppleとGoogleの公式ストアが毎週更新するおすすめゲームを一気に確認。両社のおすすめゲームを比較して、エクスクルーシブタイトルの発見や、より安く遊べる良作を探ってみよう。

App Store

いつもの15タイトル。うち先週からの継続は後ろの4つだ。今週はシンプルグラフィックで楽しませる作品が多め。『Circles』『Triangle Dash!』『Abzorb』は淡色ミニマルデザイン系のおしゃれパズルまたはアクション。カクカクの3Dモデルがユーモラスな魅力を生む、ボクセルスタイルを選んだのは『1000m ゾンビエスケープ!』と『Loop Taxi!』だ。2番手の『Tomb of the Mask』はさらにストイックになりたかったのか、あるいはイロモノ風を選んだのか、黒地にネオンカラーのドットグラフィックでゲーマーにアピールする。

これら「ややレトロ」を狙った作品の中、どこに分類しようか迷ったのが『Ellipsis – タッチ。探索。サバイバル。』だ。ドットでもないしボクセルデザインとも違う、ミニマルというにはやや豪華。今週のラインナップの中にあっては、独自の路線を行く作品だと判断した。400円とスマホゲームとしては決して安くない価格。シューティングのように見えるが、パズルゲームの一種だ。

ちなみに、ここまでに取り上げたタイトルは『Loop Taxi!』以外App Storeのみでの展開。iOSユーザーにとってお得感の高い週となっている。

iOSのみのゲーム

_PRISM

ふんわりとした光に包まれた幻想的な空間で、幾何学的な立体を転がし、開き、育て、そしてときには分解していく新感覚のパズル。リラクゼーションアプリのようでもあり、顕微鏡をのぞいて神秘の実験に携わっているような気持ちにもさせられる。魅力的なパズルゲームだが、360円のうち半分以上は雰囲気代かもしれない。頭を使って最適解を追い求めるより、ゆるい気持ちで適当に触れたところから何となくゴールを見つけ出す、そんな遊び方の方が似合う作品だ。

1000m ゾンビエスケープ!

ついにiOSも冬にゾンビをぶつけてきた。『MUJO』や『OLYM』『伝説の旅団』とリリースするゲームすべてが少なからず話題となったOink Gamesの新作。きれい目デザインが多かった中、今作ではシンプルを極めるローポリゴンモデルで、ゾンビパニックを表現する。

タップで襲い来るゾンビから逃げるのだが、なんとキャラクターは自由に走れない。立ち止まれば回転し、障害物に当たれば向きが勝手に変わる。ぐるぐるおろおろするキャラクターのクセを把握しつつ逃げなければならないわけだが、紙相撲の力士と遊んでいるような感じでイライラする感覚が、妙に楽しい。5分に1回もらえるフリーギフトもやる気を高める。プレイ中はタップし続けなのでやたら疲れることが欠点だろうか。適度な休憩を。

Google Play

27タイトル。先週からの直の持ち越しはないが、やはりすでに取り上げられたタイトルがいくつか紛れ込んでいる。それらについては紹介を省略させていただこう。

ゾンビ推しに飽きたのか、今週のGoogle Playはスポーツ感強めのラインナップに大きく変更。スポーツカーレーシング『アスファルト8:Airborne』、サッカーシミュレータ『Score! Hero』、8ビット風ボクシングストラテジー『Punch Club』、ファミリーフレンドリーなスキーアクション『Ski Safari 2』、バスケットボールリーグ運営『NBA ゼネラルマネージャー2016』、ホッケーリーグ『NHL SuperCard』と競技内容もバリエーション豊かだ。いずれもゲーム本体は無料。

スポーツ枠に入れるにはゲーム感がありすぎるので除外した『Alto’s Adventure』は、昨年iOS版が発売されてからAndroid版の登場が長らく待たれていた作品。シンプルながら美しく表現された雪原ステージを滑り、跳ぶスキーアクションだ。360円で販売されているiOS版と異なり、こちらはゲーム本体がなんと無料。課金でゲーム内でゲットできるコインを倍加(iOSと同等のゲット率)に変更することができる。コインをゆっくり集めるつもりなら、無料でいつまでも楽しめる。

Androidのみのゲーム

残念ながらなし。今週はエクスクルーシヴ性においてはApp Storeの圧勝だ。

独断で選ぶ今週のおすすめ

ある日、太陽が消えた。

ベーシックな2Dアクション。奇をてらった感がまったくないその点を却って大きく評価したい。変な新要素を加えた形跡はない。この手のジャンルのゲーム経験のあるプレイヤーならすんなりと入っていけるだろう。唯一、気力によって行動回数に変更があるシステムが新要素といえなくもない。ソーシャルゲームのスタミナシステムを思えば苦々しい気持ちになるが、気力の減少を疲労度あるいはBattle Fatigueの蓄積ととらえれば玄人好みなシステムとして好意的にとらえられる。

加えて、グラフィックの絶妙なバランスも気に入った。色使い、キャラクターデザインのどちらとも非常に泥臭い。いま流行の「あえてレトロにしてみたけどおしゃれ感は隠せない」とかそういう代物ではない。純粋に、古くさい。だが、格好が悪くて耐えられないわけではなく、じゅうぶん魅力的なのだ。スマートで美しさすら感じる悪魔に襲われるより、上半身だけが巨大に膨れ上がった魔物に棍棒で殴り掛かられる方が冒険している感じが増すではないか。

OSによって価格が大きく違う。どちらのOS端末もお持ちなら、Android版の方がお得。

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