どんな場所がポータルファームになりやすいのか
ポータルファームとはIngressのポータル密集地のこと。アイテムをドロップしてくれるポータルがたくさんある場所はIngressの農場(ファーム)となるわけですね。
どれくらいの面積で、どれくらいの数があればポータルファームとして認められるのか? その閾値(いきち)はエージェントごとに異なりますが、できるだけ狭い範囲内に1つでも多くポータルがあればエージェントとしてうれしいかぎり。でも、通りかかるエージェントが多い=ポータル申請数が多い都心部の駅前やでもなければポータルファームになりにくいのが現実です。
アイテム補給のためには仕方ない。すでに存在しているポータルファームまで電車や自転車で行くのもやむなし。と、あきらめたら試合終了ですよ…? 超巨大ファームとして有名な場所も、先人たちの1つ1つのファーム申請から生まれたもの。たゆまぬ努力があなたの街にポータルファームを誘致する一歩となるのです。
で、今回の本題です。ポータルとして認定されやすい場所はどこか、そしてどんな場所がポータルファームに適した土地なのか、そこから学んでみましょう。
まずはポータル候補地リストから
2015年夏の時点において、ポータルとして認定されやすい場所は次のとおりです。
- 鉄道駅
- バス停
- 道の駅
- 空港
- 郵便局
- 図書館
- 公民館
- 博物館
- 美術館
- 公園
- 神社仏閣
- 観光地
- 時計
- モニュメント
- 壁画
- 橋
- アート
他にもラーメン屋の赤提灯とかがポータルとして登録されていたりしますが、どうやらβ版(2012年11月~2013年12月)の時期に登録されたものとの説があります。当時は、日本の息吹を感じさせるモノだと認可されやすかったのでしょうね。
エージェントのいないローカルな地域をのぞき、駅の類や郵便局、図書館といった公共の施設はたいていポータルがにょっきり生えています。ではここから狙うのは何かといいますと、モニュメントです。それも僕らがモニュメントとして認識していないモノを見つけ出すのがグレイテストです。
えっ、それでいいの? という気づきが重要(みたい)
何をいっているのかわからない? よござんす。実例をあげてみるざんす。
ここは東京都中野区、中野富士見町駅近くの神田川沿い。堤防の上に動物を形取った鉄板アートが大量にならんでいるのですが、いずれもポータルとして認定されているんですよ。
Wikipedia曰く、
「モニュメント(Monument)は、記念碑、記念建物、記念館、銅像、慰霊碑、忠魂碑、忠霊塔など、何かを記念したり称えたりするために作られた有形の作品のこと。」
とのことですが、これ記念碑になるの……?
それが、なっちゃっているんですね。実際にこの場所は、駅から近いということもあり頻繁に色が変わります。フラッシュファーミング(高レベルエージェントが一堂に会して周囲の敵ポータルを焼き払い、短時間で大量のアイテムを補給できる高レベルポータルファームを作る行為)も捗るというものです。
別の事例もいってみましょうか。
こちらは、同じく東京都中野区にある南台商店街。ポータルの状況はどうなっているのかといいますと、これもまた見事な一本線ポータルファームです。
もひとつどうぞ。ここは桃園川緑道という、暗渠化されている川の上に作られた遊歩道です。
この3つの事例に共通しているのは、都市計画にコストをかけた地域だということ。道路などの整備を行う際に多めの予算がなければ、こういった意匠は二の次三の次にされると思うんですよ。
どうでしょう。今度の休日は近隣の川沿いや商店街、遊歩道をくまなく歩いて、ポータルになりそうな物体を見つけてみてはどうでしょう。もしかしたら数ヵ月後、隣の駅のエージェントも攻めに守りにやってくるポータルファームが作れるかもしれませんよ。
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