ギャングになりきれる3Dアクションゲーム
3Dアクションゲームの『Syndicate City: Anarchy』は、ギャングのボスとなって多くの組織が蔓延る街「Syndicate City」を支配するべく抗争に明け暮れる。
素手のみで殴り合うバトルや「恐喝」といったコマンドなど、「まさにギャング」というべきアウトローな雰囲気を味わうことのできる作品となっている。
シンプルだが単純ではないバトルアクション
本作は素手のみのシンプルなバトルだが、殴り合いのような単純なものにはなっていない。
敵の攻撃が強いこともあり、攻め一辺倒では敗北することもしばしば。攻撃をガードしたり、味方と交代する機能を使うタイミングが重要となってくる。
操作画面説明
敵の攻撃を1方向からくるように立ち回れ
たとえボスでも、ガードしてる方向からの攻撃はすべて防ぐことができる。
逆にガードしていない方向からの攻撃はザコ敵でもくらってしまうので、たくさんいる敵の攻撃を1方向からのみくるような位置に動くと効果的。
好みのキャラクターを育ててみよう
倒した勢力のギャングたちを、徐々に仲間に取りこんでいけるのも本作の特徴。
魅力的なキャラクターが多く、3Dモデルもきちんと作られているので、好みのキャラクターを育ててみよう。
いかにもギャングといった機能も
ギャングというだけあり、アウトローな機能があるのも本作の魅力。
以下のようなものがあるが、日本語ローカライズが適切ではないので、意味するところは察してもらえると幸いだ。
- 強要:支配地域から「キャッシュ」を奪う。日本語としては強奪のほうが正しいかもしれない
- 運動:マップ内の「運動」をタップすると「演習」という画面に遷移する。意味はわからないが、どうやら子分をしごいてお金を巻き上げる機能のようだ
- ギャンブル:トランプの「ハイアンドロー」をして「ゴールド」を増やしていく機能
- 拠点の改良:ホーム画面のシルエットは、キャッシュを支払うことで開放することができる。非常に高いが、ホーム画面が少し豪華になるのみのようだ
カジュアルだが手抜きではない
2時間程度ですべてのステージがクリアできてしまうカジュアルなゲーム(ただし、高難易度モードとして最初からやり直せる)ではあるが、バトルのアクションや3Dモデルなどはきちんと作りこまれているのが印象的な本作。
たとえばキャラクターに服を着させると、きちんとそのグラフィックがモデルに反映されている点などは、作り手のこだわりや力の入れようを感じとることができた。
アウトローの世界や爽快なバトルアクションを手軽に楽しみたい方にはおすすめの作品だ。
個人的にはカジュアルなままにしておくのはもったいない気がするので、たとえば友だちとギャング団を創設したり、リアルタイムで対戦したりなど、プレイヤーを巻き込んだものの追加にも期待したい。
- 使用した端末機種:iPhone 6S
- OSのバージョン:iOS 9.3.1
- プレイ時間:約3時間30分
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
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