オーブンのステータスと特徴
オーブンは、一度にファイアスピリットを2体ずつ生産するユニット兵舎。5月3日に追加された新カードのなかで唯一の建物で、コストは「5」とゴブリンの小屋と同コスト。
コスト8つ分のファイアスピリットを生成
稼働時間中に攻撃されなければ、50秒間に合計12体のファイアスピリットを生成する。
「ファイアスピリット」は、コスト2で3体配置するカードなので、12体分に換算するとコストは8。オーブンではコスト3つ分お得に、同じ数のファイアスピリットを配置できることになる。
複数体ユニットのけん制に
ファイアスピリットは、ガーゴイルやゴブリンといった複数体ユニットにはめっぽう強いユニット。
オーブンを配置した側には、相手はそのタイプのカードを出しづらくすることができるだろう。
耐久度には要注意
ヒットポイントはレベル1で700と、ユニット兵舎のなかではやわらかめ。「ファイアボール」や「ロケット」を使用された場合、ほとんど役目を果たせなくなる。以降の配置場所に気をつけたい。
オーブンの対処法
このカード単体では怖くないが、次々とユニット兵舎を立てていくようなデッキや大型の壁役ユニットと組み合わせられると脅威となる。
攻撃呪文で一撃破壊
どの状況でも有効なのが、「ロケット」「ファイアボール」などの攻撃呪文。タワーをいっしょに巻き込むように使えば、圧倒的にコスト面でも優位に立てるだろう。
対オーブンにおすすめの攻撃呪文カード
- ロケット(コスト差-1)
- ライトニング(コスト差-1)
- ファイアボール(コスト差1)
特に、ロケットとライトニングがおすすめ。ファイアボールは、コスト面で優秀だが半分程度しか削りきれず、役割を完全に防ぐのは難しめ。
いっしょに配置されるユニットへの対処を最優先
ファイアスピリットには、射程外からの遠距離攻撃が非常に有効。単体であれば、ウィザードやマスケット銃士で簡単に対処可能だ。
しかし、壁役ユニットと組み合わせられると、一気に対処が難しくなる。壁役ユニットには、複数体ユニットでの対処が有効だが、ファイアスピリットにすぐにやられてしまうからだ。
この場合、ヒットポイントの高いユニットでファイアスピリットのターゲットを取りつつ、槍ゴブリンなどの複数体ユニットで壁役ユニットに攻撃できるとベスト。
防衛施設で壁役、ファイアスピリット両方のターゲットを取りつつ、槍ゴブリンやマスケット銃士で攻撃するのも有効だ。
攻撃呪文がない限り、タワーに守られるように配置されたユニット兵舎を破壊することは難しい。時間経過を待ってやり過ごすか、思い切って逆側から攻め込もう。
オーブンが活きる使い方
対処法でも紹介したとおり、このカード単体ではほとんど役に立つことはない。必ず、ほかのカードと組み合わせて運用しよう。
壁役ユニットと組み合わせよう
最もおすすめなのが、壁役ユニットとの組み合わせ。
ヒットポイントの高いユニットへの対処役として、複数体ユニットがデッキに組み込まれていることは多い。その対処をいちばんけん制できるのが、このオーブンといっても過言ではないだろう。
オーブンと組み合わせたい大型ユニット
- ラヴァハウンド
- 巨大スケルトン
- P.E.K.K.A
- ジャイアント
特に、ラヴァハウンドは飛行ユニットのため、対処役としてガーゴイル、ガーゴイルの群れが配置されやすいのでおすすめ。
少しヒットポイントは低いが、プリンスやミニP.E.K.K.A、スパーキーとの相性もいい。複数体ユニットとなるが、バーバリアンとも組み合わせると効果的。
小屋デッキに組み込む
ユニット兵舎を多く編成したデッキに加えるのもおすすめ。墓地の次にヒットポイントが低いので、優先的にアリーナタワーの後ろに配置して、なるべく被害を受けないように配置しよう。
オーブン入りのデッキ例
対処法と使い方を踏まえて、アリーナ5以降で使えるデッキを2種類考案した。試しにオーブンを使ってみたいが、いいデッキを思い浮かばないときに参考にしてもらえれば幸いだ。
複数体ユニット対策デッキ
とにかく、ガーゴイルなどの複数体ユニットの対策に重きをおいたデッキ。P.E.K.K.Aをいかにタワーにたどり着かせられるかが、勝利へのキーとなる。
小屋デッキ
デッキに組み込めるユニット兵舎をすべて組み込んだデッキ。うまく勝てたときの爽快感はバツグンだ。兵舎を多数配置できたらレイジで一気にたたみ掛けよう。
ユニット兵舎は、アリーナを賑やかにしてくれる。一度も小屋デッキを使ったことのない方は、ぜひ一度使って、このタイプのデッキでしか味わえない爽快感を味わってみてほしい。
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