インディーゲームの祭典BitSummit 4thの各賞が発表【BitSummit 4th】

本日(7月10日)まで2日間にわたって開催されたBitSummit 4thが閉幕。最後のステージイベントとなるCLOSING CEREMONYでは、メディアや選考委員会に選ばれた作品が発表された。

VRゲームやドキュメント映画などの意欲作が受賞

毎年規模が大きくなり、VRゲームの登場で新しい風が舞い込んだ、BitSummit 4thがついに閉幕した。

CLOSING CEREMONYで発表された、ゲームメディアおよび選考委員会に選ばれた作品を紹介していく。

メディアハイライトアワード

まず最初に、ゲームメディアが選ぶ作品が発表される。各メディアの編集長が舞台に登場し、それぞれが選んだ作品についてコメントを寄せた。

IGN JAPAN賞は、VRゲーム『Dead Hungry』が受賞。VRゲームの中でも注目度が高く、常に人が行列をなしていた

選考委員会が選ぶ6つのアワード

続いて、選考委員会が選ぶ6つのアワードの発表へ。今回の各アワードは、以下の選考基準によって選出された。

  • Vermillion Gateアワード(普遍的な心理を追求するタイトル):Tokyo Dark

  • Magical Presenseアワード(ビジネス的チャレンジのあるタイトル):BRANCHING PATHS(ドキュメンタリー映画)

  • Innovative Outlawアワード(独創的で革新的なタイトル):LIMITS Digital Art Battle(アーティストたちのバトル)

  • Serendipityアワード(なぜか惹きつけられる予想外の発見があるタイトル):The Gunner of Dragoon

  • Popular Selectionアワード(ユーザーの投票によって選ばれたタイトル):Dead Hungry

  • Internationalアワード:Cosmic Trip

各受賞者が舞台に招かれ表彰されていく。それぞれ数多くの中から選ばれた喜びをコメント

日本のインディーゲームに追ったドキュメンタリー映画『BRANCHING PATHS』の監督アン・フェレロ氏。ビジネス的に大きなチャレンジをしていると、満場一致での受賞となった

キュー・ゲームスの『Dead Hungry』は、メディアアワードに加え、来場者の投票によって選出されるPopular Selectionを受賞。合計2つのアワードを獲得し、VRゲームの注目度を証明した

CLOSING CEREMONY終了後も、終了間際まで出展作品で遊ぶ人で会場は盛り上がっていた。

運営は、来年はキリのいい5回目ということで、何か大きいことをしたいと考えているというコメントも。

今年は足を運べなかった人は、より大規模になるであろう来年のBitSummitに期待しよう。

BitSummit 4th 開催概要

  • 日程:2016年7月9日(土)・10日(日)
  • 時間:10:00 ~ 17:00
  • 会場:みやこめっせ(京都市勧業館)3階第3展示場
  • 入場料(2日間有効)
    一般:2,000円
    中高大学生:1,000円
    小学生以下:無料
  • 主催
    一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)(Q-Games Ltd. / PYGMY STUDIO CO., LTD. / VITEI BACKROOM Inc. / O-TWO inc./ 17-Bit / Digital Development Management, Inc.)
    Indie MEGABOOTH
    株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングス
    京都府
  • 制作:株式会社オリコム
  • 協賛:Unity Technologies Japan G.K. / 株式会社 Cygames / 任天堂株式会社 / 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント / Microsoft / OCULUS / ニフティ株式会社 / Devolver Digital / Tapjoy, Inc. / IMAGICA DIGITALSCAPE / 京都コンピュータ学院 / ポノス株式会社
  • 協力:株式会社マウスコンピューター / 株式会社 KINSHA / EDITMODE / 株式会社インピタス / 立命館大学ゲーム研究センター / 株式会社サードウェーブデジノス