運と戦略で戦うターン制ストラテジー
本作はターン制のストラテジーゲームとなっており、ボード上に英雄を召喚したり、さまざまな効果を持つ呪文を駆使して戦うという奥深い戦闘が特徴だ。
1つのターンは、
- 英雄の攻撃
- 召喚および呪文の発動
の順で進み、これを繰り返して相手プレイヤーのHPを0にすれば勝利となる。
1ターンに召喚と呪文が行える回数は、基本的に3回まで。限られた手数で、相手をどう出し抜くかが重要になってくる。
確実性を求めるか運に頼るかの選択
5×7のマスで構成されたボード上に召喚する英雄は、1マス、2マス、4マスの3種類の大きさに分類される。
これらのユニットは召喚によって場に出撃させることになる。バトル画面右下の召喚ボタンをタップすることで、デッキに組み込んだ英雄のうち3体を手前側から出現させることが可能だ。
しかし、ただ召喚しただけでは英雄は攻撃することはなく、敵の攻撃を防ぐ壁役としての働きしかすることができない。
1マスと2マスの英雄は背後に2体、4マスの英雄は4体の同属性の1マス英雄を配置する「マッチ」を行うことで、初めて攻撃性能を持つ状態(アクティブ)へと移行するのだ。
このとき、対象の背後に配置した1マスの英雄はボード上からいなくなってしまう。
各列の1番後ろの英雄は他の列に移動させることができるので、ボード上に必要な英雄が後列にてそろっていれば、確実にアクティブにさせることができる。
また召喚の際、そのままアクティブになる配列で英雄が召喚されることもあるので、行動回数が足りないときなどに、一か八かの召喚にかけてみるのも面白いだろう。
アクティブにした上で、英雄ごとに決められた一定のターン数が経過すると、やっと攻撃してくれるという流れだ。
特殊マッチで行動回数が増える
召喚時にアクティブ化が成立すると、残り行動回数が1回だけ回復するというメリットも存在する。
このほかにも、ボード上の英雄を1体消去することで、アクティブ化させた場合も行動回数が回復する。
これらは「特殊マッチ」と呼ばれ、ボード上の英雄の多くをアクティブ化させ、一気に勝負を決めるチャンスを作れるテクニックだ。
また、1マスの英雄を横に3つ並べると、呪文に使用するMPを生成できる。その際も、上記の行動回数が増えるテクニックは有効だ。
場面ごとに最適な行動を選択する戦略性と、ボード上の英雄の配置を考えるパズル要素が詰まったバトルシステムといえるだろう。
さまざまな特性の英雄たち
大きさが3種類に分かれている英雄だが、バトルにおける性能はさらに多種多様で、攻撃力と体力が異なるほかに特殊なスキルを持ったものも存在する。
特に4マスの英雄は、すべての敵にダメージを与えたり、味方を回復するなどの強力な性能を持っており、アクティブ化させることができれば有利になること間違いなしだ。
ただし、攻撃までのターン数が長いという欠点もあるため、1マスと2マスの英雄もバランスよく使っていかなければならないことには気をつけよう。
英雄の入手方法は、主にストーリーモードの進行や課金アイテムによるガチャとなっている。レアな英雄は、基本的に課金でないと入手は難しい。
「英雄合成」で、不要な英雄と引き換えに新たな英雄を作成することもできるので、積極的に活用していくといいだろう。
PvPとPvEの2種類の対戦モードを搭載
ストラテジーゲームということで、気になるのは他のプレイヤーとの対戦について。
本作の対戦要素としては、プレイヤー対プレイヤー(PVP)と、他のプレイヤーのデッキを操るCPUと戦うPVEモードが搭載されている。
対戦を繰り返して勝ち抜くことで、より強いデッキを組むことができるので、対戦ゲームが好きに人にはぜひともプレイしていただきたい。
しかし、1回の戦闘に短くとも5分は必要。PvPとなると、お互いの手の読み合いからさらに長期戦になり、10分以上になることもある。
だが、その手間を乗り越えて遊んでみる価値はある。空き時間で手軽に遊べるタイプのゲームではないので、家でじっくりと腰を据えて遊びたい。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 6.0.1
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.9
- 課金総額:0円
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