妹と2人でビストロを経営するコック「デール・エミリオ」を演じるのは八代拓さん
『ミトラスフィア』は、重厚な雰囲気の2Dファンタジーワールド「ミトラスフィア」で壮大な冒険と迫力のバトルを楽しめるオンラインRPGだ。
そのコンセプトは「Re:アクションなりきりRPG」。
見知らぬプレイヤー同士が複数のコミュニケーションツールを通してつながり、アクションとリアクションによって生まれるユーザー同士のコミュニケーションを楽しみながら、なりたい自分になりきってプレイすることができる。
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八代拓さんが演じるキャラクター
デール・エミリオ
都市国家「エドル」にあるビストロ「春風亭」のコック。死亡した両親が残した店を、妹とともに切り盛りしている。
しかし根っからの凝り性のため、原価を全く気にせず味のよさだけを追求しようとするため、店は赤字続きで閑古鳥が鳴いている。
根はやさしいが、お客の財布の中身をまったく気にしていないため、「なぜ超絶美味な自分の店が赤字になるのか?」が根本的に理解できていないという、経営センスゼロの男。ある意味残念な人物。
八代拓さんにインタビュー!
収録の様子は?
――今回の収録は大変でしたか?
八代拓さん(以下、八代):すごく丁寧に指導していただいたので、それに沿う形でやれればとだけ考えていました。
――本作『ミトラスフィア』に対してどんな印象を持たれましたか?
八代:新しい部分も、親しみやすい部分もあるように感じました。
コミュニケーションが気軽に楽しめるという部分が、このゲームの何よりの特徴だと思います。
ゲームをしながら謝りたいこととか、ありがとうと言いたいことって、けっこうありますよね。
いろんな手段でそれを伝えることができるので、すごいなと思います。
――ゲームの中で、何か気になる点はありましたか?
八代:何人まで一緒に遊べるかとか、アバターの種類がどれくらいあるのかなどが気になります。
ボクも2種類のなりきりボイスを収録させていただいたのですが、ほかにどんな声があるんだろうか、どんな声優の方が出演されているのかというのも、楽しみな点です。
――2種類のなりきりボイスに加えて、メインシナリオに登場する「デール・エミリオ」を演じたとのことですが、どんなキャラクターですか?
八代:イラストがカッコいいですし、すごくいい奴ですし、料理に対しても真っ直ぐな気持ちを持っていて……。
それゆえに、お店を経営するとか、妹をお世話するというところには、ちょっと気配りができていないのかな(笑)。
そんな彼の不器用さが、逆に魅力になっているのかな、なんて思いながら演じました。
――エミリオを演じる際、どのような点に気をつけましたか?
八代:不器用で、気持ちを伝える手段などがなかなかうまく使えなかったり。
「それだけ才能があれば、もっと器用に生きられるよ」というところで、「いや、真っすぐ行こう」とこだわったり。でもそれが、その人の魅力に見えてくるよう意識しました。
――もし身近にいたら、ちょっともどかしくなるようなタイプかもしれませんね。
八代:そうなんですよ! でも彼がいろんなことを器用にこなしてしまったら、その魅力が別のものに形を変えてしまうかもしれません。
それはそれで、いいことなのかもしれませんが。
――いつも演じているキャラクターと特に違う部分などはありますか?
八代:いろんなキャラクターを演じさせていただいていますが、コックの役は初めてかもしれません!
――ご自分で、普段料理などはされますか?
八代:しません(笑)。
――気に入ったセリフはありますか?
八代:それはもう「ア~レ・キュイジ~ヌ!」ですね。
――それはどんなセリフですか?
八代:デールの口グセですね。フランス語で「料理を始めるぞ!」というような意味なのですが、かつて『料理の鉄人』というテレビ番組で司会の鹿賀丈史さんが掛け声で使っていた言葉です。
いろいろ調べてみても、それ以外は出てこなくて(笑)。
シナリオライターの方に聞いたら、そのイメージということだったので、「それだ!」と思って収録しました。そういう意味でも印象的でしたね。
――デールがもし現実の人物だとしたら、友だちになれそうですか?
八代:なれるかどうか、わからないですけど(笑)。でも、なりたいですよね。
きっと彼の作る料理はすごく高いと思いますが、もし友だちじゃなかったら、お客さんとして食べにいかないとダメじゃないですか。
でも友だちになったら、その料理を振る舞ってもらえるかもしれないですよね(笑)。試作の料理とかも、味見させてもらえるかもしれません。
そう考えたら、ぜひ友だちになりたいです(笑)。
なりきりボイスは「ダークヒーロー」と「執事」の2種類
――なりきりボイスは特定のキャラクターの声ではないという点で、難しいところはありましたか?
八代:プレイヤーの方が使う声ということで、わかりやすくというところは意識しました。
でも、自分の中でイメージを思い浮かべながら演じたので、特に難しいというのはなかったですね。
――今回演じられたのは、「ダークヒーロー」と「執事」のイメージとのことですが。
八代:ダークヒーローのほうは最初、暗い情熱を秘めた感じで演じたのですが、「感情をそれほど出さない方向で」と指示をいただいて、冷静で何を考えているかわからないような雰囲気の声になっているかと思います。
執事のほうは、物腰の柔らかいイメージで考えていたのですが、「堅い、しっかりと仕事をする、できるタイプ」という要望をいただきまして、そのように調整しつつ演じました。
「なりきりボイス」とは?
『ミトラスフィア』では、スタンプ感覚で手軽に使える“定型文チャット”と“なりきりボイス”を組み合わせた新体験コミュニケーションツール「なりきりチャット」を使って、プレイヤー同士のリアクションを楽しみながら、なりたい自分になりきって遊ぶことができる。
シーンに合わせて自由に使えるボイスが、それぞれのなりきりボイスごとに40個も用意されているので、プレイヤー同士の会話が盛り上がること間違いなしだ。
八代拓さんのゲームライフ!
――プライベートでスマホゲームを遊ぶほうですか?
八代:しますね、はい。
ボクは何かの合間にちょこちょこっと遊ぶのが苦手なので、結局は家で遊んでいます。
――となると、1回のプレイ時間も長めになりますね。
八代:長めですね。
――どんなジャンルのゲームがお好きですか?
八代:いろいろですね。パズルゲームも、アクションRPGも、スポーツものも。
スポーツものはサッカーです。カードを集めて理想のイレブンを作るやつです。
アクションRPGはスマホゲームに限らずよく遊びますが、やり込んでいる人からすると、もしかしたらやらないほうになってしまうかもしれないですね(笑)。
好きは好き、なんですが。
――スマホゲームでは対戦プレイや協力プレイが当たり前になっていますが、こういった要素はお好きですか?
八代:けっこうやってます! 単純に「すげえな!」って思いますね。
時間を決めて友だちを誘わなくても、その場でランダムなパーティーを作って「やっちゃおう!」というのは、すごいシステムだなって(笑)。
――対戦と協力、どちらが好きですか?
八代:協力プレイですね。対戦ものって緊張しちゃうんですよ。
人とやっているというだけで、「失礼のないように……」ってなっちゃいます。対戦だと、遊んでいるはずなのに疲れちゃいますね(笑)。
でも、コンピュータとやるよりも熱くなります。
フレンド申請はあまりしませんが、お気に入りのキャラクターをリーダーにしている人なんかがいれば、ポチッとしてしまうことがありますね。
ファンタジー世界に迷い込んでしまったら?
――『ミトラスフィア』のようなファンタジー世界に突然入り込んでしまったら、どんな職業で活躍したいですか?
八代:剣士とかですよね……。ボクは弓使いがいいです。
『ロード・オブ・ザ・リング』でオーランド・ブルームが演じていたレゴラスにすごくあこがれているので、エルフの弓使いになって活躍したいです。銀髪で(笑)。
カッコいいんですよね、あれが。
ゲームでは剣士とか魔法使いを選ぶんですが(笑)。
――どんなモンスターと戦ってみたいですか?
八代:何だろうなあ? ……鳥類。巨大な鳥と戦ってみたいですね、プテラノドンみたいな。
近距離系の戦士とかだと攻撃が届かないときに、「まあまあ見とれ」と(笑)。
そういうカッコいいことをやってみたいですね。
――弓系の遠距離職がいちばん活躍できるシチュエーションですね。
八代:モンスターが襲ってきて、まず近接系が突っ込んでいくじゃないですか。
「あ、危ない!」という瞬間に、後ろから「シュッ」とサポートして、目と目で「サンキュー」みたいなシーンとか、あこがれますね。
でも、めっちゃ中二病みたい(笑)。
――日常生活の中で、「これってファンタジー?」というような出来事に出会ったエピソードがあれば教えてください。
八代:ボクにとっては、ランダムマッチングは十分ファンタジーですが……(笑)。
電車が時間どおりに来るって、ファンタジーですよね!
ボクは岩手県出身なんですが、地元は電車が時間どおりに来るどころか、1時間に1本あるかないかという世界ですから。
山手線なんか3分おきに来るのに、1分遅れただけで「遅延」になってしまうので、「そんなにへりくだらなくてもいいよ!」と思います(笑)。
あのシステムは、もう僕にとってはファンタジーといいたくなります!
――それでは最後に、自分のなりきりボイスのアピールをお願いします。また、エミリオのここに注目してほしいという点がありましたら、ぜひ紹介してください。
八代:これは偶然ですけれど、ダークヒーローも執事もクールで静かな感じだと思います。
ボクは普段うるさいといいますか騒がしいタイプですが(笑)、ゲームのときだけでもクールにいきたいという気持ちに、共感してくれる方も少なからずいるかもしれません。
そういう方はぜひダークヒーローか執事で遊んでいただけたらうれしいです。
エミリオのほうは、妹のこともちゃんと面倒を見てやれないし、お店もちゃんと経営できないし、ダメなところもあるんですけれど。
でも単純に彼は料理が好きで頑張っていますので、そこらへんを見守っていただけたらと思います。よろしくお願いします。
――本日はありがとうございました。
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