やめどきに悩む数字計算パズル
『ドクター・サム(Dr.Sum)』は、タイトルのとおり足し算(和:Sum)をベースにした、数独(ナンバープレイス)やピクロスを彷彿させる数字パズルゲーム。
基本ルールは実にシンプルで、マス内の数字をスワイプして入れ替えて、タテヨコすべての列の合計を枠の外に指定された数(以下、指定数)にするだけ。
時間制限や手数によるゲームオーバーもなく、マイペースでじっくりと考えながらパズルに熱中できる。
パズルは全50レベル。レベルが上がるごとにさまざまな「ギミック」が搭載されたパネルが増えていき、変わらないシンプルな盤面ながら、一筋縄にはいかないパズルに挑戦していける。
各レベルには5つのステージが用意されていて、遊びごたえもバッチリだ。
実際に面白かったステージを例に、ゲームの基本的な流れや登場ギミック、パズルの考え方を簡単に紹介しよう。
例題1(レベル2-1)
右上の囲まれたパネルは「固定パネル」というギミックで、動かすことができない。
まず、ヨコの1列目をみると、右側に「3」が固定されていることから、指定数の「6」を満たすために、3+3で隣には「3」が入ることがわかる。
同様に、タテの2列目は指定数が「5」のため、右下のパネルには3+2=5で「2」が入る。
残された左下のパネルには、自然に「4」が入ってクリア。このように、序盤はサクサクとクリアしていけるだろう。
例題2(レベル18-4)
このステージは、同じ色のグループ同士でだけ入れ替えができる「パネルグループ」というギミックがある。
まずは、タテ2列目の指定数「8」に注目。オレンジゾーンの2つのパネルの総和は「5」。
これはパネルを動かしても変えられないので、残る青ゾーンの1つのパネルには必ず8-5で「3」が入ることになる。
右上の「3」が確定すると、ヨコ1列目の指定数が「5」ということから、その左隣には5-3で「2」が入ることがわかる。
残った4つのパネルの数字で、和が6(ヨコ2列目)になるのは4,2の組み合わせしかないため、これですべてのパネルの位置が決定する。
例題3(レベル21-5)
こちらのステージには、すばやく2回タップするとプラスマイナスが入れ変わる「+-パネル」と、列の合計数を2倍にする「×2パネル」が同時出現。
まずは、指定数の中でも飛び抜けて大きな「8」に注目。パネルを組み合わせて8になるのは、4×2のみのため、「4」と「×2パネル」が上段にくることが確定する。
そして、タテ列の指定数が奇数(3)と偶数(4)になっていることから、×2パネルの位置が右側に決定。さらに、その下にくるパネルが、計算(2×2=4)で「2」に決まる。
最後の左下のパネルは、タテ1列目の指定数「3」、ヨコ2列目の指定数「1」から「-1」になることがわかる。
最短手数で目指せコンプリート!
ゲームオーバーという概念がない本作だが、パズル中「いどう」という項目には、そのステージの最短手数が表示されている。
手数によって、クリア時に星の数で評価され、5つのステージを最高評価の星3でクリアできると、レベルコンプリートとなる。
飽きの来ない多彩なギミック
例題でもいくつかのギミックに触れたが、レベルが上がるごとに新しいギミックが追加されていくほど、ギミック数は豊富。
序盤は4つだけだったパネルの数も増えていき、かなり歯ごたえのあるパズルが楽しめる。
スコアで友だちとの対戦も
通常のレベルステージのほかに、ある程度レベルが上がっていくと、タイムアタックレベルやエンドレスレベルといったコンテンツが解放される。
Facebook連携すると、友だちとのランキング戦も楽しめるようにもなり、よりパズルが楽しくなるだろう。
非常にシンプルなゲーム性ながら、かなり遊びごたえがある本作。パズルが解けたときのスッキリ感がたまらないタイトルとなっている。
凝り固まった頭の体操にもピッタリなので、ちょっとした暇つぶしに遊んでみよう!
- 使用した端末機種:iPhone 6
- iOSのバージョン:10.3.1
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.0
- 課金総額:0円
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