ハングリー シャーク ワールド【ゲームレビュー】

サメを操作して、海の中で好き放題に食べまくるアクション『ハングリー シャーク ワールド』を紹介。見た目は豪快だが、操作性がよくスピード感もあり、快適に遊べる良質のアクションゲームだ。

海の生物をひたすら食べるサメアクション

本作は、大小さまざまなサメを操作して、ほかの生物をひたすら食べ続けるというアクションゲーム。『ハングリーシャーク エボリューション』の続編となっていて、ゲーム性はほぼ同様だ。

なお、過激な表現が含まれているため、12歳以上のレーティングが付いている。流血などの描写が苦手な方はご注意を。とはいえ、全体的な雰囲気は非常にコミカルなので、大きな問題にはならないだろう。

チュートリアルも特にないままゲームが始まるが、基本操作は単純だ。

画面をタッチして行きたい方向にスライドするとサメが移動。さらに移動している状態でタップするとブーストし、タップしている間は加速し続ける。

上記の操作は直感的に行えるので、すぐになじむことだろう。サメの動きは非常になめらかで、プレイヤーの操作に小気味よく反応してくれる。

海には小さな魚がたくさんいるので、近寄ってどんどん食べていこう。時間経過で右上のライフゲージが減っていくので、生きるためにも食べなくてはいけない

魚を連続で食べるとボーナスが追加。さらに、生き残った時間に応じてもボーナスがもらえる

他の生物をひたすら食べていこう

ゲームの目的なども特に説明されないが、本能の赴くままにひたすら食べていけばいい。群れをなして泳いでいる魚を一気に食べると、かなり爽快だ。

魚に加えてカニやカメ、人間も登場する。映画の『ジョーズ』さながらの、人喰いザメになることも可能。

上でも触れているが、時間経過でサメはライフが減少してしまう。自分が生きるためにも、ほかの生物をひたすら食べていこう。

メインの狙いは、群れている小さな魚。サメの前方(=口の付近)で捉えるようにするのが捕食のコツだ

人間に食いつくこともできる。回復できるライフが大きいので、ピンチになったら水上に向かって人間を探してみよう。ちなみに、サメは陸上でも問題なく活動できる

多彩なアイテム・サメが登場

ひたすら食べていくことでゴールドやジェムがもらえ、それを使ってアイテムやサメを入手することができる。

始めのうちは食べられる生物も少ないので、サメを優先的に購入していくのがいいだろう。使えるサメの数が増えるとステージもアンロックされるので、一石二鳥だ。

最初に使える「ツマグロザメ」をレベルアップすることで、Sサイズの魚がアンロックされる。サメが小さいと思うように食べられないので、優先して大きなサメを購入しよう

装備アイテムもさまざま。こちらは捕食時にボーナスが付く「片手鍋」。なぜサメが鍋を持つのかは謎だ

危険な敵を覚えよう

自身がサメということで、ヒエラルキーの頂点にいるかと思いきや、海には危険な敵も多数登場する。

大型の魚やカニ、クラゲなどはこちらにダメージを与えてくるため、知らないでいるとすぐにサメが力尽きてしまう。

まずは生存率を上げるため、危険な敵を覚えていこう。

典型的な例としてはクラゲ。XL以上の大きなサメなら食べることができるが、初めてすぐのころはまず刺されて痛い目にあう

赤いカニはツマグロザメだと食べることができない。最初は大きめの生物は避けて、小さい魚を狙っていこう

序盤は避けておくべき敵

  • クラゲ
  • 他のサメ
  • 赤いカニ

高いアクション性とやり込み要素を備えた良作

ひたすら食べていくというシンプルなゲーム性だが、食べられない生物やサメのサイズ、装備アイテムなどの要素が加わって、やりこみ度が高く奥も深い。

ほかのタイトルでいうスタミナの概念もないので、好きなときに好きなだけ遊ぶことができ、非常に快適。

ゲームオーバー時にほかのゲームの広告が入ってくるが、特に気にもならなかった。

操作性がよく爽快感もあるため、アクションゲーム好きならまずハマれるだろう。サメや装備の収集などやりこみ要素もあるので、ヘビーゲーマーにもおすすめの1本だ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
  • OSのバージョン:iOS 9.3.1
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.6

(C) Ubisoft