- SPの使用用途について
- SPの増やし方について
- 実戦でのSP運用例
- バトル序盤:光の精霊や使者でSPチャージ!
- バトル中盤:主力ユニットを展開!
- バトル終盤:フィニッシャーを出して最後の詰め!
- SP運用のポイント!
効率的にSPを運用して勝率アップ!
本作は、カードのセットだけでなく、属性値のアップやユニットのスキル発動、シールドブレイクにもSPを使用する。
特に、ユニットのスキル発動やシールドブレイクで消費するというのは、ほかのカードゲームにはあまりない、独特の要素と言えるだろう。
用途が多彩なだけに、SPをどう運用していけばいいか迷っている方も多いはず。今回は、基本的なSPの運用法についてレクチャーしていく。
SPの使用用途について
まずは、どの行動にSPを使うのか覚えておこう。代表的なのは、以下の5項目だ。
- 属性値を上げる
- カードのセット
- ユニットのスキル発動
- シールドブレイク
- クローズしたユニットの復活
1.属性値を上げる
カードをセットするための、属性値を上げるためにSPを使う。
バトル中にカードをセットするためには、そのユニットのレベル分の属性値が必要なので、属性値が0の状態からだとレベル×2分のSPを消費するという点を覚えておこう。
なお、SPはカードをセットするたびに消費されるが、属性値は消費されない。属性値は原則的に1回上げておけばOKだ。
2.カードのセット
ユニットでも魔法でも、カードをセットするためにはSPが必要だ。
必要SP=カードのレベルなので、高レベルのカードほどたくさんのSPを消費する。
高レベルユニットの代表例としては、竜皇帝シリーズが挙げられる。竜皇帝は、「竜皇帝『リティル』」のみレベル5だが、ほかは全員レベル9。
セットするまでを考えた場合、属性値0の状態からだと、属性値で9、セット用に9と、合計で18ものSPが必要になるわけだ。
3.ユニットのスキル発動
バトル中、ユニットがスキルを発動する際にSPを消費するケースもある。
アクションスキルが大半だが、一部のスタートスキル、オートスキルで消費するタイプも存在。
SPを使うタイプのスキルは、効果も強力な場合が多い。
4.シールドブレイク
相手のLPを削る、シールドブレイクにもSPを消費する。
相手ユニットをすべて倒しても、SPがないとLPダメージは与えられない点に注意。
シールドスキルによる反撃も予想されるので、本作はLPにダメージを与えることのリスクが高めである。
5.クローズしたユニットの復活
HPが0になってクローズしたユニットは、セットフェイズに1SPを使って復活させることができる(デッキに同名カードがある場合)。
復活したユニットは、それまでに付与されていたバフ(ステータス上昇)効果がリセットされ、初期状態になっている。
戦術の核となるユニットは、いかにクローズさせられないように戦うかが重要だ。
SPの増やし方について
これだけSPに使い道があると、無計画に使っていてはすぐに底をついてしまう。
SPの増やし方も覚えて、効率的にバトルを展開していこう!
- ターン開始時の供給
- SPアップのスキルを使う
- シールドスキルで増やす
- クローズしたユニットを墓地に送って回収
1.ターン開始時の供給
基本ルールとして、バトル開始時には5SPが付与されており、その後はターン開始時に2ずつ供給される。
最もわかりやすい増加方法だが、一部のスキルでもらえるSPを減らされることもある。それらのスキルを使われると、ユニット展開の計算が狂いやすいので注意しよう。
2.SPアップのスキルを使う
わかりやすい手法としては、ユニットや魔法カードのスキルによるSP増加。
バトル序盤でSPの供給手段を整えておけば、その後のユニット展開がやりやすくなる。
ただし、SP増加スキルを持つユニットは、戦闘力が低いことが多い。ユニットを出す順番も、よく練っておこう。
3.シールドスキルで増やす
LPダメージを受けたときに発動するシールドスキルにも、SPを増やすものがある。
初心者デッキにも入っている「奇跡の光」を始め、中には相手ユニットにダメージ+SPアップ、アクション終了+SPアップなど、複合効果を持つシールドもある。
シールドの中ではかなり使いやすいので、迷ったらSPアップ系を入れておけば間違いないだろう。
4.クローズしたユニットを墓地に送って回収
忘れがちだが、ユニットがクローズした際、復活させずに墓地に送ることでそのユニットのレベル分のSPを回収することができる。
墓地に送るとLPダメージを受けてしまうが、SPを回収でき、シールドスキルも発動できるので、状況によってはここから逆転への足がかりにもなる。
特に、竜皇帝などの高レベルユニットを組み込んだデッキ構成だと、中盤に出したユニットを墓地送りにしてSPを回収するのが非常に重要である。
実戦でのSP運用例
SPの増やし方を覚えたら、ここからは実戦での運用方法に移っていこう。
本作のデッキは、大きく分けて3タイプあるので、タイプごとに分けて解説していく。
小型デッキ
レベル1~3の低レベル(小型)ユニットを中心に構成されたデッキ。
初心者デッキ4種もこれに該当し、ユニットの数で攻める物量作戦を得意とする。
すぐにユニットが出せるので、あまりSP運用を気にしなくていいのが利点だが、高レベルユニットに対して歯が立たないといったケースが発生することも。
中型デッキ
レベル4~5の中型ユニットを中心としたデッキ。このレベル帯になると、ステータス・スキルともに強力なユニットが多く、強烈なコンボが繰り出せる。
ただし、消費SPも全体的に増加するため、序盤からどのようにSPをキープしていくか、運用パターンを綿密に練っておく必要がある。
大型デッキ
竜皇帝など、レベル7~9の高レベル(大型)ユニットを採用した上級者向けデッキ構成。
上でも触れているが、竜皇帝クラスになると膨大なSPが必要になるため、中型デッキよりもさらに緻密なSP運用プランが求められる。
小型ユニットで応戦→中型ユニットで場をつなぎつつSPチャージ→中型ユニットを墓地に送って竜皇帝セット……というような、数段構えの作戦が必要なので、実戦運用がかなり難しい。
しかし、その分大型ユニットまでつなげられたときの強さは圧倒的である。
バトル序盤:光の精霊や使者でSPチャージ!
どのデッキも、1~2ターンは属性値の上昇とSP確保のため、光の精霊などのSPアップ役を使っていくことがほとんど。
最初に与えられる5SPは、2~3を属性値のアップに使い、残った分でSPアップ用ユニットを展開するのがいいだろう。
小型デッキであれば、レベル2のユニットで初ターンから攻撃に移るのもあり。中型、大型デッキが相手の場合、序盤から仕掛けることは少ないため、こちらは小型の強みを活かしやすい。
また、注意しておきたいのがバッティング。光の精霊はほとんどのデッキで使われているため、初ターンに出すとバッティングでお互い墓地送り、というケースもしばしば。
初ターンは、なるべく別のユニットを使い、相手の出方をうかがうのがいいだろう。
※バッティング:お互い同じユニットを同時にセットすると発生する。セットしたユニットは墓地送りになり、オープンスキルも発動できない
各デッキの序盤のアクション
- 小型:属性値を上げつつSPアップユニットをセットする(レベル2ユニットで攻め込んでいくのもあり)
- 中型:属性値を上げつつSPアップユニットをセットする
- 大型:属性値を上げつつSPアップユニットをセットする
バトル中盤:主力ユニットを展開!
3ターン目以降は、SPもたまってくるので主力ユニットを展開しつつ、本格的な戦闘に移る。
このあたりで、相手のデッキに合わせて作戦を決めておきたい。
相手が小型デッキであれば、こちらが押されやすいのであえて攻めさせてシールドスキルから反撃を狙う。
大型デッキに対しては、早いうちに戦力を整えて大型ユニットへの対応を進める、など。
こちらが押せている場合は、シールドブレイクのチャンスもあるが、この段階ではまだ仕掛けないほうがいい。
シールドブレイクでSPを消費してしまうこと、相手のシールドスキルで思わぬダメージを受けてしまうことがあるので、中盤もユニットの展開を優先してSPは温存しよう。
各デッキの中盤のアクション
- 小型:小型ユニットを複数展開して手数で攻める
- 中型:主力ユニットをセットし、コンボで攻める
- 大型:中継ぎ用の中型ユニットで応戦し、属性値・SPを再度ためていく
バトル終盤:フィニッシャーを出して最後の詰め!
使うユニットが出そろってきたら、バトルも大詰め。決め手となるようなカードやスキルを使って、総攻撃を仕掛けていこう。
大型デッキの場合は、中継ぎユニットを墓地に送ってSPを回収し、大型ユニットにつなげていく。
終盤はシールドブレイクも狙っていくが、あまり割りすぎないように注意。シールドスキルは強烈なので、何回も受けていると形成を逆転されてしまう恐れがある。
各デッキの終盤のアクション
- 小型:複数展開したユニットに全体バフをかけ、盤石の体制に持ち込む
- 中型:主力ユニットのスキルで相手ユニットを撃破し、シールドブレイクを狙う
- 大型:中継ぎユニットを墓地送りにしSPを回収、大型ユニットにつなげて勝負をかける
SP運用のポイント!
各デッキのSP運用については、このような流れである。
簡単にまとめると、
- 初ターンは属性値アップに使う!
- 序盤はSPアップスキルでSP確保!
- シールドブレイクは余裕が出てから!
- 大型デッキはユニットの墓地送りでSPを回収!
といった感じだ。小型、中型デッキを使っていると、ユニットの墓地送りによるSP回収を忘れがちなので、しっかり覚えておこう。逆転への足がかりにもなる。
SPを確保する流れも考えていくようにすると、さらにデッキ構築が楽しくなる。いろいろと試行錯誤して、自分のベストなデッキ&戦術を編み出してみよう!
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