洋ゲーライクでシンプルなキャラクターだが、豊富な装備で個性も出せる!
日本で生まれたRPGの多くは、敵味方を問わず愛着のわきやすいキャラクターと、壮大なストーリーを重視したものが多い。漫画やアニメを発展させてきたお国柄ということもあるのか、ゲームの世界でもこれらの要素を重視する傾向にあるのだろう。
本作『ソウルテイカー:魂の召喚師』は、それらのタイトルとはかなり異なる趣向を持った作品だ。どちらかといえば、洋ゲー的なノリといったほうがわかりやすいだろうか。主人公は「テイマー」と呼ばれ、吸収したモンスターの魂を召喚して操る能力を持つ。無数のモンスターとの抗争で勝利するために、各大陸に存在する強大なモンスターを倒し、その魂を吸収していくというのが大まかなストーリーの流れである。
スタート時に選択できる職業は、「ナイト」または「アサシン」の2種類のみ。あとは男女の性別を選ぶだけで、顔や髪型といったカスタマイズ機能はいっさいない。その代わりといっては何だが、冒険を続けていくうちに入手できる装備品や武器を変更していくことで、見た目を大きく変化させることができるようになっている。ちなみに、装備は1,000種類以上用意されているということなので、性能だけではなくファッション性を重視して、それらを選択していくといった楽しみ方もありそうだ。
RPG+トレーディングカードゲーム的な楽しみ方も
主なゲームモードとしては、ストーリーに沿って大陸を横断していく「ワールド」と、ほかのプレイヤーとのPvPバトルが楽しめる「アリーナ」が用意されている。そのほか、曜日や時間ごとに変化するイベントダンジョンもプレイ可能だ。基本は、ワールドでシナリオを進めていきながら、イベントダンジョンでパーティーを強化。アリーナで腕試しをするといったスタイルになるだろう。
バトルでは主人公のキャラクター以外に、「ソウル」と呼ばれるモンスターたちを仲間として連れていくことができる。このソウルはトレーディングカードのようなものに近く、それぞれが攻撃型やヒーラーといったスタイルや、異なる能力を持っている。いろんなソウルをコレクションしていく楽しみが味わえるほか、合成を行うことでソウル自体のレベルを上げていくことも可能だ。
演出はド派手だが、操作自体は簡単なバトルシステム
ボス戦やPvP以外のバトルでは、友だちのキャラクターをヘルパーとして連れていくことができる。ヘルパーは、ソウル同様にバトルに参加させていっしょに戦うことになる。バトル自体は、タップでターゲットやスキルを選んで戦っていくのに加え、いちいち操作するのが面倒な場合には「Auto PLAY」と「Auto SKILL」をオンにしておくことで、すべて自動で戦わせることもできる。
攻撃をしたりダメージを受けたりすると、画面中央下の怒りゲージがたまっていく。怒りゲージがたまった時点でタップすると、サークル状のマークが出現し、徐々に小さくなっていく。このサークルが収束するタイミングに合わせて中心をタップしていくことで、コンボ攻撃が発生する。まるでリズムゲームのようなシステムだ。
ちなみにこの怒りゲージは、PvPで相手のアーマーを破壊するときにも活用され、相手のアーマーを破壊することができる。このとき(自分が破壊された場合も)、そのキャラクターは下着姿になってしまう! 若干、このゲームの雰囲気にそぐわないセクシーなシーンだが、気に入らない場合は設定でアーマー破壊エフェクトをOFFにすることも可能だ。
PvPでほかのプレイヤーとランキングを競い合おう
ゲームを始めたばかりの段階では参加できないモードもあるが、ほかのプレイヤーと競い合いたいときは「アリーナ」に挑戦しよう。その中の「ランキング戦」で、自分のレベルに近いプレイヤーを選んで戦いを挑むのがいい。ランキングの順位は1時間ごとに更新されていくので、次の更新でできるだけ高い順位にランクインできるよう対戦に励もう。
今回は基本的にiOS版をメインにプレイしたが、Android版でもムービーやプレイ中のガタツキなどはほとんどなく、スムーズに遊ぶことができた。それぞれの機種ごとの違いもほぼないため、特に意識することなく好きな端末でプレイするのがいいだろう。
- 使用した端末機種:iPhone 6s / Xperia Z2
- OSのバージョン:iOS 9.2 / Android 4.4.2
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:3.9.18.41
- 課金総額:0円
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