最初はだれでも軽戦車からスタート! 求められる役割は?
『劇場版ガールズ&パンツァー』をご覧になった方であれば、アンツィオ高校から唯一参加した軽戦車「CV33」の活躍から、戦場における偵察という要素がいかに重要であるかがおわかりいただけるはずだ。
『WoT Blitz』には、PC版で偵察および情報の伝達に大きな役割を果たす「無線機」が存在しない代わり、味方の戦車が発見した敵の情報は、即座にチーム全体に伝えられる
しかし、『WoT Blitz』はPC版に比べて戦場の広さが小さく、参加車両が少ないことから、偵察そのものの重要度はかなり低くなっている。
そのため、たとえ装甲が薄く、砲の威力が小さめの軽戦車であっても、積極的に砲撃戦に加わっていく必要が生じている。
茂みの中に身をひそめ、敵の情報を味方に伝えているだけでは勝利を呼ぶことはできないのだ。
ゲーム開始時に与えられるTier Iの車両は、イギリスの「Medium I」を除いてすべて軽戦車。
このランクでは軽戦車らしい特徴はあまり感じられないが、装甲が薄いという欠点だけは上位Tierでも続いていく……。
各国における上位Tierの軽戦車をチェック
実は『WoT Blitz』では上位Tierの軽戦車はかなり限定されており、最上位でもドイツのTier VIII「Ru 251」で技術ツリーが途絶えてしまう(以降は中戦車に発展する)。
とはいえ、軽量・快速の中戦車であれば、軽戦車で鍛えたテクニックはそのまま活用することができるだろう。
さて、各国の最上位Tierの軽戦車をあらためてチェックしておこう。
Spähpanzer Ru 251(ドイツ、Tier VIII)
A-20(ソ連、Tier IV)
Crusader(イギリス、Tier IV)
Type 5 Ke-Ho(日本、Tier IV)
T1 Cunningham(アメリカ、Tier I)
機動力を最大限に生かせ! 軽戦車ならではの立ち回り
PC版に比べてバトルに参加する車両の数が少ないため、単独で先行して敵の情報を味方に伝える……という場面は多くない。
むしろ、味方の本体の動きに合わせて先行し、敵と遭遇したら即座に後退する、建物に身を隠すといった行動が必要だ。
序盤は身軽な機動力を生かして敵の発見に努め、戦闘が始まったら味方の動きに合わせて火力支援を行うというのが、軽戦車の基本的な立ち回り。
中盤以降は敵の背後に回り込んだり、おとりになって敵をおびき寄せたりする動きに徹しよう。
1対1の撃ち合いでは負けてしまうことがほとんどなので、「隙あらば退散!」ということを心掛けておくように。敵に発見されている状態で足を止めるなど、もってのほかだ。
独特な操作方法に注意
『WoT Blitz』での操作は、バーチャルパッドを使った移動と、画面のスワイプによる照準作業が基本となる。
PC版に慣れた人なら、バーチャルパッドの独特な感覚に戸惑うかもしれないが、混乱してしまった時にはいったん左手の指を画面から離し、改めてタッチしてバーチャルパッドを行きたい方向にスワイプしよう。
照準の面においては、スワイプできる範囲が端末の画面サイズによって制限されてしまうため、PCのマウスのよう素早くに一気に視界を回転させることは難しい。これは、対戦している相手も同じだ。
つまり、敵と1対1の状況に陥ったとき、高速で相手の周囲を旋回していれば、相手に攻撃されることなく一方的にダメージを与えられる可能性があるということ。
なお、敵車両の砲塔の旋回速度にも左右されるが(砲塔を持たない駆逐戦車が相手ならわかりやすいだろうか?)、高い機動力を持つ戦車ならではのこの状況は、俗にNDKと呼ばれている。
「Non Damge Kill」の略かと思いきや、どうやら「ねえねえ今、どんな気持ち?」の意味らしい……。
砲撃では弱点を狙え! ダメージにこだわる必要なし
『WoT Blitz』ではスナイパーモードに切り替えた際、敵の装甲の厚い部分が、赤いフィルターで覆われた状態で表示される。つまり、フィルターのない部分が砲弾の貫通しやすい場所となる。
どんなに威力のある砲弾でも、装甲を貫通しなければダメージを与えることはできない(榴弾は例外となるが、やはり貫通なしではダメージ量は期待できない)。
どうしてもタイマン勝負を行わなければならない状況なら、いわゆる課金弾を活用するのがいい。
課金弾……ということで、「リアルマネーが必要」と思いがちだが、実は購入時にゴールド(課金通貨)とクレジット(ゲーム内通貨)を切り替えることができる。
かなり高額なので、課金弾にたよってばかりだと赤字は必至だ。
足を生かして背後を狙う軽戦車の場合、砲の貧弱さも相まって、敵の弱点を狙うことはより重要となる。すべてを覚えておく必要はないが、エンジンや弾薬庫などを積極的に狙っていこう。
また、装甲を貫通できずにダメージを与えられない場合は、履帯(キャタピラ)を狙って足止めを行い、味方の連携に期待するというのも1つのテクニックだ。
履帯切りを狙うなら、前端または後端にある起動輪を撃っていこう。
「迷彩」で車体をカモフラージュ! 利用できるものは最大限に活用せよ
敵に発見されることが即座にピンチにつながる軽戦車。偵察などの役割に重きを置く場合、ガレージで「迷彩」を買っておくといい。
車体に迷彩ペイントを施すことで、わずか3%ではあるが「隠ぺい率」がアップ! 迷彩パターンはマップによって自動的に切り替わるので、夏季/冬季/砂漠のそれぞれで好みの迷彩を購入しておこう。
軽戦車は低~中Tierでしか活躍できないが、ここで覚えたテクニックは上位Tierの中戦車を乗りこなす際にも必ず役に立つ。今後の戦車生活に役立ててもらいたい。
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