モンハンシリーズについて
プレイヤーがハンターとなり、人々に脅威をもたらすモンスターを「狩る」ということがテーマとなっている作品。2004年3月に最初のタイトル『モンスターハンター』が発売された。最大4人での協力プレイが可能ということもあり、知人と持ち寄ってプレイできる携帯機版シリーズの売れ行きが好調。『モンスターハンター ポータブル 2nd G』『ポータブル 3rd』『4』は、国内でトータル400万本以上のセールスを記録している、まさにモンスター級のタイトルだ。
2015年11月28日には、最新作『モンスターハンター クロス』も控えており、こちらも大ヒットが期待される。
カプコンのコンシューマー、スマホゲームの歴史
モンハンシリーズ以外にも、ストリートファイターシリーズ、バイオハザードシリーズなど、コンシューマーではさまざまなヒットを飛ばしているカプコンだが、実はスマホゲームにおいては苦戦している。
これまで、モンハン、鬼武者、ストリートファイターのスピンオフ作品をリリースしてきたものの、どれも大ヒットには結びつかず、サービス終了となったタイトルもある。コンシューマーとの勝手が違うからか、カプコンでもスマホゲームの運営には手を焼いているようだ。
エクスプロアの魅力
しかし、筆者が『モンスターハンター エクスプロア』のβ版をプレイしてみたところ、ヒットを見込める確かな手ごたえを感じた。まだβ版でのプレイ所感であるが、レビュー詳細についてはこちらを参照。
それに加えて、既存のシリーズにはない本作独自の要素も多彩。こちらの最新情報から、現状で明らかになっている新要素をピックアップして紹介していこう。
ハンターを成長させられる
これまでのシリーズでは、ハンター自身は成長せず、装備品によるスキルの発動、攻撃力と防御力のアップでモンスターに立ち向かっていた。しかし、本作では「成長の古代碑」というものが存在し、これに「輝石」を捧げることでハンターの能力が成長していく。新たなやりこみ要素として楽しめそうだ。
「狩玉」でさまざまなメリットが
本作の課金アイテム「狩玉」を使うことで、クエストで力尽きたときのコンティニュー、装備ボックス・狩友枠の拡張に加えて、クエストクリア時に追加報酬を受け取ることができる。アクションゲームが苦手な人に対して、かなりのケアがなされているように感じる。
「狩友」で擬似マルチプレイ?
もう1つ気になる点は「狩友」という要素。これまでのシリーズでは、ソロプレイだとハンター+オトモアイルーという編成でクエストに出発していたが、この狩友を加える事で、フレンドのハンターを助けに呼べるかもしれない。1人ではクリアできなかったクエストも、強い狩友に助けてもらえば突破の糸口がつかめそうだ。
苦戦しているカプコンスマホゲームの救世主となるか
高いアクション性とソーシャルゲーム要素の融合により、非常に質の高いスマホゲームとなっている本作。
触ってみた感じはほぼモンハンのそれだったので、ファンにはぜひプレイしていただきたいタイトルである。上で挙げている要素のように、アクションゲームが苦手な人に対するケアが徹底されているのも高ポイントだ。
400万人以上のシリーズファンに受け入れられれば、かなりのヒットが期待できるだろう。これまで振るわなかったカプコンのスマホゲー部門において、一筋の光明となりそうだ。
(c) CAPCOM CO., LTD. 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
(c) CAPCOM CO., LTD.
(c) CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(c) CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.