ポケモンフィギュアを操り、PFGプレイヤーの頂点を目指せ!
RPG以外にも、さまざなジャンルのタイトルがリリースされているポケモンシリーズ。今回紹介する『ポケモンコマンダー』は、ポケモンのフィギュアを使って対局(デュエル)する、戦略対戦ボードゲームとなっている(ポケモンフィギュアゲーム:PFG)。
6体のポケモンと、使用すると特殊な効果が発動する「プレート」をうまく使って、相手のゴールにたどり着けば勝利となる。
ポケモンはそれぞれ独自のワザを持っており、敵ポケモンと隣接すると始まるバトルの結果に関わってくる。
バトルで使用するワザはルーレットで決まり、従来のポケモンバトルとはかなり違った印象を受けるだろう。
ルールの完全理解が勝利の近道
将棋、チェス、囲碁といったボードゲームと同じように、まずはルールを理解しないことには始まらない。ゲーム開始直後は、チュートリアルを進めてルールを覚えていくことになる。
ポケモンには、それぞれMPが定められていて、その数だけポイントを移動することができる。
ただし、ポケモンが待機しているベンチからフィールドに出す際は、かならず角のエントリーポイントを経由しなければならない。
移動のルール
- MPの数だけポイントを移動できる
- ベンチからはエントリーポイントを経由(その際、MPを1消費)
- 先行プレイヤーの第1手目はMPがマイナス1
移動の前後を問わず、敵のポケモンと隣接していればバトルを仕掛けるられる。バトルに勝つと、敵ポケモンをポケモンセンターへ送ったり、「どく」や「ねむり」などの効果を与えることが可能だ。
バトルで出すワザはルーレットの結果で決まるが、そこでポイントとなるのがワザの色。自分と相手の出したワザ色の組み合わせによって、勝敗が変わってくる。
ワザの色は、白・紫・青・赤の4種類。組み合わせごとの勝敗を頭に入れておこう。
ワザ色の勝敗判定
- 白VS白:お互いのダメージを比べ、大きいほうが勝利。負けたポケモンは気絶する
- 紫VS紫:ワザの星の数が多い方が勝利。勝った方のワザの効果が発動する
- 青VS青:引き分け
- 赤VS赤:引き分け
- 紫VS白または赤:紫の勝利。勝った方のワザの効果が発動する
- 青VS青以外:青の勝利。勝った方のワザの効果が発動する
以上の移動とバトルを繰り返して相手のゴールを目指すのが基本的な流れとなる。
敵の行動を封じても勝利
相手のエントリーポイントを自分のポケモンで塞いだ上で、フィールドに敵のポケモンがいない状況を作れば、敵は何も行動できなくなる。
この状態になるとウェイト勝ちといって、敵のゴールを奪うこと以外で唯一、デュエルに勝利することが可能だ。
頼りになる高性能AI
デュエル中、画面下部にある[AI]ボタンをタップすると、AIが最適な1手を判断し、自動でフィギュアを動かしてくれる。
バトルをするかしないかの判断までしてくれるので、動かし方に迷ったら、AIにまかせるのも1つ戦い方。AIはかなり優秀なようで、序盤はすべてAIまかせにしても楽々と突破することができた。
ただし、AIはプレートを使うことができない。プレートを使えば、自分のポケモンを強化して敵の守りを突破するなどの戦い方もできるので、戦況が停滞した際は、プレートの使用も含めて自分で考えてみた方がよさそうだ。
収集から育成まで、ポケモンならではの要素も
ポケモンシリーズの醍醐味といったら、やはりポケモンを集めること。本作でも、フィギュアを集めて強いデッキを作るという部分で同様の楽しみがある。
ポケモンを入手する主な方法は、ショップにて「トレボ」を購入すること。課金通貨のダイヤを消費してポケモンを入手することができる。
初代は151匹だったポケモンも、いまや700匹以上存在する。本作でも、数多くのポケモンが登場しているが、今後もどんどん追加されることに期待しよう。
また、手に入れたポケモンは、レベルを上げてルーレットのワザの大きさを拡張していくことができる。本編のポケモンとは違ってワザを忘れさせたりはできないが、ルーレットのワザ部分を拡張できる。
いろんなポケモンを入手して育てることで、より強いデッキを作ることも楽しめそうだ。
オンライン対戦も搭載
全国のプレイヤーを相手に腕試しができる、オンライン対戦も搭載。
オンライン対戦では、AIの使用にダイヤが必要となるため、基本的には手動で操作する。勝つためには、強いデッキの編成とプレイスキルが必要になってくる。
また、近くにいるプレイヤーと対戦する「ルームマッチ」も実装しているので、友だちとデュエルして盛り上がることも可能だ。
これぞポケモン流ボードゲーム
RPGのポケモン本編では、通信対戦による白熱したバトル繰り広げられているが、毛色が違う本作でもそこは同じ。1手1手が戦局を動かし、一瞬の油断が勝負を決めることも。
ピカチュウに代表される数々のポケモンと、さまざまなワザで敵を倒すゲーム性はそのままに、将棋のようなじっくり考える思考型ゲームのエッセンスがミックスした、まさにポケモン流ボードゲームという表現がふさわしいタイトル。
朝の通勤・通学時間の暇つぶしに、1~2局遊んで、まだ眠っている頭を起こすのに向いていそうだ。
- 使用した端末:Xperia Z3
- OSのバージョン:Android 5.0.2
- プレイ時間:約6時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:240円
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