HTC VIVEが東京ゲームショウ2016に出展!複数の体験コンテンツがお披露目
本イベントは、東京ゲームショウ初出展となるHTC VIVEの事前説明会で、ブース内容やハード・コンテンツパートナーが紹介された。
HTC CORPORATIONの北アジア統括代表取締役ジャック・トン氏は、日本国内の実店舗での販売や体験予約の開始を明らかにした7月7日から2ヵ月たち、VIVEのエコシステムは進化しており驚きを感じていると語った。
東京ゲームショウでは、3つのグリーンバック設置ブースと、4つの通常のVR体験ブース、計7つのブースを準備。
少しでも多くの人にHTC VIVEを試遊してもらいたいと考えているとのことだ。
また、VIVEをより多くの人に広めていくため、MSIのゲーミングノートPCとVIVEのバンドル販売を開始すると発表。
明日、9月13日から予約を開始。ビックカメラ、アプライド株式会社、パソコンSHOPアーク、PC ワンズなどのMSI製品取扱販売店にて、10月上旬より販売を予定している。
東京だけでなく、大阪、愛知、広島、愛媛、北九州など、全国的に展開を進め、VIVEの普及を狙っているようだ。
AMDと講談社のタッグは2次元アイドル系コンテンツを展示
ハードウェアのパートナーであるAMDは、講談社が手掛ける2次元アイドル系コンテンツ『Hop Step Sing!』の展示を発表。
今回展示に使用されるPCは、AMDの開発者向けグラフィックスカード「Radeon Pro Duo」を搭載。
『Hop Step Sing!』は、講談社が結成したVRチームが送り出す第1弾のコンテンツとなる。
漫画やライトノベル、アニメなどのキャラクターコンテンツを作ってきた同社による、キャラクターを打ち出していくようなVRコンテンツとなっている。
今後の展開としては、
- AMD製GPUとVIVEのオンライン販促キャンペーン
- Tsukumo VIVE体験スペースでの『Hop Step Sing!』の展示
- Degicaによる『Hop Step Sing!』のSteam配信(グローバル)
といった取り組みを予定している。
MSIの新生バックパック型PCが登場
パートナー企業のMSIからは、マーケティングディレクターのデレック・チェン氏が登壇。
MSIは、5月31日から6月2日に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2016で、バックパック型のPCを発表したが、今回は新たに設計した新型「VR One」を披露した。
VR Oneは、Intel Core i7プロセッサー、NVIDIA GTX 1070を搭載。ハイエンドながら、3.6kgという背負えば重いと感じることがない重量を実現している。
2つのバッテリーを外付けでき、ゲームプレイを中断せずにバッテリー交換が可能となっている。
こちらの製品は、最速で11月に発売予定とのこと。
auが国内通信事業者初のVRコミュニケーションを開発
続いては、ゲームメーカーやハードウェアメーカーでもなく、通信事業を展開するKDDIがVRコンテンツを発表。
次世代VRマルチコミュニケーションツール『Linked-door』を展示する。
さらに、TGSでは、『Linked-door loves Space Channel5』と題し、15年前にセガより発売された『スペースチャンネル5』の世界をVRで体験できることで注目を集めている。
『乖離性ミリオンアーサーVR』も展示決定!
続いて、TGSのVIVEコーナーでは、GREEとスクウェア・エニックスの共同開発タイトル『乖離性ミリオンアーサーVR』も試遊できることを発表。
現在スマートフォン向けに配信されている『乖離性ミリオンアーサー』をVR化したものでなく、すべてを新たに制作したVRゲームで、2017年春に発売予定だ。
HTC独自開発ゲーム『Front Difense』を体験
会場では、TGSで試遊できる作品の一部が体験できた。
筆者は、HTCが独自に開発したディフェンスゲーム『Front Difense』を試遊。
リロードや武器の切り替えで周囲をうろうろと移動する、ルームスケールのトラッキングができるVIVEならではのゲーム性となっている。
ちなみに、TGSで体験できるVIVEのコンテンツ下記のとおり。
- 乖離性ミリオンアーサーVR(スクエア・エニックス)
- Hop Step Sing!(AMD、講談社)
- ホラー実体験室「脱出病棟Ω」(バンダイナムコ)
- Linked-door loves Space Channel5(KDDI)
- Front Difense(HTC)
一般公開日の17日・18日は、1~8ホールの初回入口にて、整理券配布場所が設置されている。