トッププレイヤーたちがガチデッキで激突！

「魅せろ！オセロニアンの戦-2016 in TGS-」は、8月に開催されたカップ戦「サマーシャイン杯」でランキング上位だったプレイヤーが出場する対戦イベント。

TGSのe-Sportsステージで、スマホタイトルが大会を開くのは、これが初めて。

仁平プロデューサーは、「リリース前だった昨年のTGSのときに、来年はオセロニアの大会をしたいとスタッフと話していました。それが実現できたのはユーザーのみなさまのおかげです」と開会式でコメント。

今回の大会には、8月に開催されたサマーシャイン杯のランキング上位のプレイヤー6名が選ばれており、下記のルールで『逆転オセロニア』プレイヤーの頂点を決める大会ともいえる。

予選の「サマーシャイン杯」と大きくことなるのは、今回の大会はコスト制限なしで、自身のランクで組めるデッキなら何でもOKという本気仕様。トッププレイヤーが普段どんなデッキを組んで、バトルをしているのかが明らかになる。

Aグループ第1試合：..（ツードット）vsやまちゅ

最初の試合は、..（ツードット）とやまちゅの対決となった。

予選4位通過の..（ツードット）と、5位通過のやまちゅ。..（ツードット）は、アズリエルのコスプレをした恋人に見守られての参加

やまちゅさんはムーニアをリーダーとした魔属性中心のデッキ。..（ツードット）さんは蘭陵王をリーダーとした神属性よりのデッキ。

「蘭陵王やムーニアをリーダーにするデッキは、手が回らないことになるリスクを抱えています」とにひPが話すように、序盤にアズリエルを引けた..（ツードット）に対して、決め手となる駒をうまく引けなかったやまちゅの差が出る展開となった。

2ターン目に..（ツードット）が打ったアズリエルの毒ダメージが明暗を分けた。やまちゅも抵抗を見せるが、一歩及ばずという結果に

対戦動画

Aグループ準決勝：饅頭丸vs ..（ツードット）

続いて、Aブロック準決勝が行われ、饅頭丸と..（ツードット）の対決になった。

予選を堂々の1位通過。6月に秋葉原で開催されたオセロニアンの宴でも優勝している有名プレイヤー

饅頭丸は、Youtubeで『逆転オセロニア』の動画配信をしており、..（ツードット）は今日のために対饅頭丸デッキを組んできたという。

饅頭丸のデッキは蘭陵王を中心とした複合デッキ。そして、..（ツードット）はベノムバジリスクをリーダーに、回復コマを多めにしたデッキに変更して勝負に臨む。

なんと..（ツードット）さんのリーダー駒はベノムバジリスク。この瞬間、会場からはどよめきが

一進一退の攻防が続く長期戦となったが、終盤に饅頭丸さんの猛攻が..（ツードット）を襲う。

首の皮一枚で耐え抜いた..（ツードット）だったが、最後は置けるマスがダメージBマスしかなくなり敗退。饅頭丸対策だったベノムバジリスクが不発だったのが痛かった。

両者すべての駒を使い切る美しい幕引き。本大会ベストバウトともいえる熱戦

対戦動画

Bグループ第1試合：世界のザキヤマvsモカ

Bグループの初戦は、世界のザキヤマとモカの対決。

世界のザキヤマもオセロニアの動画に出演している有名プレイヤー。モカが『逆転オセロニア』を始めたきっかけは世界のザキヤマも出演していた動画を視聴したことだという

世界のザキヤマは蘭陵王、モカはムーニアをリーダーにしたデッキでの対戦に。

序盤、モカのルキアによって、世界のザキヤマの蘭陵王が盤面に引きずり出されてしまう。

蘭陵王とムーニアは、リーダーとして強力な駒だが、このように盤面に出されてしまうと無力化されてしまう

一転してピンチに陥った世界のザキヤマも、ルキアで反撃するが、モカはあえてレベルをMAXにしていないサマー・アラジンを用意して、対策をとっていた。

この対策の差が大きく、落ち着いて対処したモカが世界のザキヤマを下した。

サマー・アラジンはスキルでの攻撃がメインになるため、レベルをMAXにしなくてもじゅうぶん強力。ルキア対策としてレベル調整をするのが上級者ならではのテクニックだ

対戦動画

Bグループ準決勝：ルンバvsモカ

Bグループの準決勝の組み合わせはルンバ対モカの対戦に。

予選を2位通過したルンバ。ランクは今大会出場者の中で最高の176

ルンバのデッキのリーダー駒はフルカス。初手から大ダメージを与える戦法だ。

中盤、モカはクイル・クエンを使用し、盤面左上側がダメージBマスで埋め尽くす。これによりルンバは角マスを取りに行きにくい状況に。

クイル・クエンを使うと、ダメージBマスを避けるために定石を外れた乱戦になりやすい。臨機応変な対応が求められる

乱戦の勝負を分けたのは、モカのルキアによって引きずり出されたサマー・アラジンが、イザナミとコンボして、大ダメージに。この一打が決定打となってルンバの勝利

対戦動画

決勝：饅頭丸vsルンバ

予選1位、2位の対決となった決勝戦では、饅頭丸は神属性、ルンバは魔属性を中心としたデッキを選択。

ルンバは、初手のフルカスからダメージを与えて相手のHPを減らしていく戦法で攻めるが、それが饅頭丸のアラジンなど、HPが一定以下になると発動するスキルの呼び水となってしまう。

序盤から饅頭丸の駒の引きも快調で、次々と強力な駒が飛び出した

終始、饅頭丸が圧倒する展開でルンバに勝利。序盤から最後まで途切れのないデッキの総合力の高さを感じさせた。

饅頭丸が見事オセロニアンの頂点に立った

対戦動画

神属性のリーダー駒対策が求められる

今回の大会は、普段なかなか目にできない、高ランクのプレイヤーの本気の戦いを観戦することができる貴重な機会となった。

「神属性のリーダーが多かったことに驚きました」とにひPが話したように、今大会で目立ったのは、蘭陵王やムーニアをリーダーとするデッキだ。

今後の大会でも、攻撃力の低い駒を盤面に引きずり出すルキアや、神属性リーダーに大ダメージを与えるアルンやクリムゾントニトルスのような駒の重要性が高まっていくだろう。

今回の大会では参加者の多くが9月16日から始まった強駒パレードで実装されたばかりのヒアソフィアを使用していた。敵の攻撃力を99%減少できるスキルを、どこで使うかが1つのカギでもあった

優勝した饅頭丸にはにひPから優勝メダルが授与された。シルバーラグーン杯では、どんなプレイヤーが上位になるのか、今後も楽しみだ

ディレクターのけいじぇいさんに今後の展望を突撃取材

大会後に、『逆転オセロニア』ディレクターのけいじぇいさんにインタビューをすることができた。現在開催中のシルバーウィークフェスタ以降の『逆転オセロニア』の展望について聞いてみた。

『逆転オセロニア』ディレクターのけいじぇいさん

――よろしくお願いします。まず、さっそくですが、今後のアップデートやイベントの予定を教えてください。

けいじぇいさん（以下けいじぇい）：10月からは8月までのアンケートで、ユーザーの方々からいただいた意見を反映するアップデートを行っていく予定です。

たとえば、重複してしまったキャラクターがたまってしまう、通称「キャラ被り問題」などの要望を重点的に改善していく予定です。

――ユーザー待望のアップデートになりそうですね。では、今後のイベントなどの予定はありますか？

けいじぇい：10月にはオフラインイベント「オセロニアンの宴」を名古屋で行います。オフラインイベントは今後も継続して、さまざまな場所で行っていく予定です。

ゲーム内では、10月、11月に今までにない新しいスキルを持ったキャラクターを追加します。

――新しいスキル、どんなスキルなのか気になります。

けいじぇい：現在、鋭意開発中ですが、これまでの戦い方とは違った戦い方ができるスキルなので、楽しみにしていてください。

――カップ戦「シルバーラグーン杯」が迫っていますが、今後のカップ戦に変更はありますか？

けいじぇい：コストについては、現状の160から大きく変更はしない予定ですが、印によるコストのボーナスは、今後も調整していく予定です。

ユーザーの方々がより楽しめるよう開発を進めていますので、これからも『逆転オセロニア』をよろしくお願いします。

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