『niconicoVR』を使って、バーチャル空間での動画視聴を体験してみた!
このシステムの特徴は、ヘッドセットの「Gear VR」にスマートフォンをマウントするというところ。ヘッドセットにはタッチパッド、「戻る」ボタン、音量ボタン、ピント調整ダイヤルがあり、操作はここで行う。まずはヘッドセットを装着し、映像を見ながらピントを調整。この間も頭を動かせばそちらに視点が移動する。
画面のイメージは、SF映画やアニメなどで見られるような「電脳空間」そのもの。動画のサムネイルが無数に浮かんでいるので、視聴したい動画にポイントを合わせ、パッドをタッチ。選択した動画の画面が大きく表示され、動画視聴のコンソールが表示される。周囲には相変わらずほかの動画のサムネイルが表示された状態になっているので、別の動画に切り替えたい場合には、同様の操作を行えばよい。
『niconicoVR』を体験する場合、コメント表示は「オン」にしておくのがおすすめだ。動画を再生すると、通常のニコニコ動画のように画面の右から左にコメントが流れるが、それとは別に吹き出しでも表示される。この吹き出しは、まるで空中に浮かんでいるように遠近感があり、現れては消えていく。このバーチャル空間での動画視聴は通常のモニターでの視聴とは異なり、自分が本当に電脳空間に存在するかのような臨場感で動画を楽しめる。
コメント投稿もヘッドセットを装着したまま簡単に行うことができるほか、「視聴姿勢追随機能」により、寝ながらでも誤動作なく動画を視聴することができる。今回はブースでの体験ということで、さすがに寝転んでみることはしなかったが、自分の部屋でくつろいで動画を楽しむこともできそうだ。マンガやアニメなどに登場する「電脳空間」に興味があるという人なら、確実に楽しめるシステムだ。
■東京ゲームショウ2015 開催概要
- ビジネスデイ:2015年9月17日(木)・9月18日(金)10:00~17:00
- 一般公開:2015年9月19日(土)・9月20日(日)10:00~17:00
- 会場:幕張メッセ(千葉市美浜区)
- 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 共催:日経BP社
- 入場料:一般(中学生以上):前売1,000円 / 当日1,200円(税込) 小学生以下:入場無料